【だから出世できない】会社で「評価されない人」が勘違いしがちなこと・ワースト1
2025年2月5日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン
「仕事で評価されない人がしがちな、勘違いがあります」そう語るのは、転職エージェント「キープレイヤーズ」代表の高野秀敏さん。1.1万人以上のキャリア相談、4000社以上の採用支援の経験を持つヘッドハンターであり、「現場」と「経営者」の両方の視点で、「圧倒的に活躍する人たち」と関わってきました。その高野さんがベンチャー流の「結果を出す働き方」をまとめた書籍『ベンチャーの作法』が刊行。発売たちまち重版し、“きれいごと”抜きの仕事論に、社員からは「ベンチャーにかぎらず全ての組織で役立つ!」、経営者からは「よくぞここまで書いてくれた!」と、SNSでも多数の感想が投稿されるなど異例の反響となっています。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、「評価と出世の真実」についてお伝えします。
Photo: Adobe Stock
結果が出せない人の「勘違い」
よく、こう言う人がいます。
「もっと仕事を任せてもらえたら、結果を出せるのに」
ですがこれは、まったくの勘違いです。 なぜなら、仕事を奪った先に権限がついてくるからです。
本音を言えば、すべての経営者は権限なんて移譲したいと考えています。
現場からは見えづらいかもしれませんが、ベンチャーでもっとも多くの仕事をしているのは経営者です。自ら人生をかけて起こした会社ですから、勤務時間など関係なく人生のすべての時間を仕事に注いでいます。
時間はいくらあっても足りず、任せられる仕事があれば喜んで任せます。
仕事を任せてもらえる人の「正体」とは
では、どんな人になら経営者は仕事を任せたいと思うのでしょうか。 それは「自分よりもうまくやってくれる人」です。
一見して充分なクオリティで自分の仕事を先回りしてやってくれる人には、「まだ自分のほうがうまくやれる」とは思いつつも、仕事を任せたいと考えます。
つまり権限をもらってから仕事を与えられるのではありません。 レベルの高い仕事に手を出して納得してもらえたら、正式に権限を付与してもらえるのです。
「権限」がほしいなら、まず「仕事」を奪え
役員や社長になった人が、よく所信表明で「思いがけずこのような役回りになりまして……」と謙虚に話していますが、あれは建前です。
すべて嘘ということではないものの、基本的には皆、腹の中では充分に準備して、積極的にチャンスをとりに動いていた人ばかりです。
「待っていれば思いがけないチャンスがくる」なんて、信じてはいけません。 経営者や上司より真剣に仕事を考えて、先回りして行動している人がだけ評価され、出世していくのです。
(本稿は、書籍『ベンチャーの作法』の内容を一部抜粋・編集して作成した記事です)
注目されているトピックス
-
妻の手作り弁当を「平然とゴミ箱に捨てる」夫に批判相次ぐ 「私なら、ダンナの顔に弁当投げ付けてオラついてやるかな」
筆者は会社員の頃、奥さんの手作り弁当を会社の生ゴミ入れに捨てているおじさんを目撃したことがある。驚いて「捨てちゃうんですか?」と聞くと、「味気ないんだよな~」と…
9月14日(火)12時11分 キャリコネニュース
-
「どこに行っても同性の同僚に嫌われます」美人で苦労する30代女性
画像はイメージ美人やイケメンといった容姿が整っている人々に対して、憧れの気持ちを抱くことは多い。しかし、彼らには彼らなりの悩みがあるようだ。東京都の30代女性(…
8月4日(木)16時52分 キャリコネニュース
-
生まれ持った才能でも努力でも熱意でもない…名経営者・松下幸之助が語った「私が成功したたったひとつの理由」【2025年2月に読まれたBEST記事】
2025年2月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。ビジネス部門の第5位は――。第1位フジテレビと共倒れ…「スポンサー離れ…
3月16日(日)8時15分 プレジデント社
-
「吉原史上最高の玉の輿」2億5000万円で落籍されたが…身請け先「姫路城主」のとんでもない好色ぶり
江戸時代、吉原の遊女が身分を超えて大名の側室になるという「玉の輿」は、実際にあった。作家の濱田浩一郎さんは「大河ドラマで描かれた五代目瀬川(小芝風花)の落籍話か…
3月16日(日)8時15分 プレジデント社
-
貯金ができないのは「年収が低いから」ではない…インフレ貧乏になっていく「安物買いの銭失い」という悪癖
お金が貯まる人、貯まらない人の違いはどこにあるのか。消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんは「出費を抑えようと、安くていいものを手に入れようとする。それがお金が…
3月16日(日)8時15分 プレジデント社
-
「五代目瀬川」は1億4000万円で身請けされたが…伝説の花魁の人生に影を落とす盲目の大富豪の"あくどい錬金術"
吉原の伝説の花魁「五代目瀬川」を身請けした鳥山検校とはどんな人物か。歴史評論家の香原斗志さんは「男性の盲人の互助組合・当道座で最高位にある人物だった。彼は、弱小…
3月16日(日)7時45分 プレジデント社
-
日本酒の美味さは「いい米」でも「いい水」でもない…JALの提供酒に選ばれた酒蔵が「1日10回」必ずやっていること【2025年2月に読まれたBEST記事】
2025年2月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。ビジネス部門の第3位は――。第1位フジテレビと共倒れ…「スポンサー離れ…
3月16日(日)7時15分 プレジデント社
-
大谷翔平は"あの通訳"の一発解雇で「花開いた」…ドジャース監督が水原一平に「一つだけ」感謝していること
元通訳・水原一平氏による26億円の“詐欺事件”は大谷翔平やドジャースにどのような影響を与えたのか。番記者のビル・プランケットさんは「一平はチームを混乱に陥れたが…
3月16日(日)7時15分 プレジデント社