ドクターズ柳川貴雄が安定した年収を捨ててまで挑戦したかったこと。創業のきっかけと今後の展望~デジタルの力で医療を変える~
2025年3月17日(月)15時0分 PR TIMES STORY
弊社代表の柳川貴雄は、医療現場で培った豊富な臨床経験と、脳神経外科医として2500例以上の手術を執刀してきた経験があります。しかし、安定した年収や慣れ親しんだ医療現場を後にし、デジタルの力で日本の医療に革新をもたらすべく起業の道を選びました。
今回は、柳川がどのような思いで起業に挑戦したのか、そしてこれからのビジョンについて熱い思いを伺いました。インタビュー形式でお届けします。
安定したキャリアを捨てて起業
‐‐まず、柳川さん。安定した医師としてのキャリアを放棄し、起業という未知の領域に飛び込んだ決断についてお聞かせください。
柳川:正直に申し上げると、当初は自分自身も不安と葛藤がありました。大学病院を始めとする様々な病院で長い間、専門医として日々積み重ねた経験はもちろん、患者の皆様の命を預かる責任感も重く感じていました。
しかし、長野県という医療過疎地域で働く中で、現場での日々の奔走の裏側を目の当たりにして、「もしデジタル技術を活用して、医療環境そのものを根本から変えられたら…」という考えが次第に芽生えました。
安定した年収や慣れた環境を捨てるという決断は容易なものではありませんでした。しかし、医療現場の本質的な課題を解決するため、そして真に求められる医療サービスを実現するため、挑戦せずにはいられませんでした。誰かがやらなければいけないことなのです。
‐‐医師としての現場経験が、創業の原点となっているのですね。
柳川:はい。現場での臨床経験や、地域の医療体制が限られている現状を直視したとき、「このままでいいのか」という問いに自分自身で向き合いました。特に、長野での勤務中に感じた、少ない医師で医療を支える厳しさは、デジタル技術の導入が一つの解決策になり得るという確信を持っていました。
医師がもっと効率よく、そして安全に正確に診療を行える環境を作り上げることは、何よりも患者の皆様の安心にもつながると今でも強く信じています。医師の先生方そして医療現場の力になりたいという想いを常に持ち続けています。
医療の現場が本当に求めるものとは
‐‐創業初期から、医師コミュニティのネットワーク形成や、遠隔医療・医療連携の取り組みを強化してこられました。その軌跡について教えていただけますか。
柳川:創業当初は、医療の現場が本当に求めるものは何かを徹底的にヒアリングすることから始まりました。大学病院や総合病院、クリニックといった様々な医療機関と連携し、医師の立場から見たニーズや課題を洗い出すところから始めたのです。
そして、我々の提供するサービスの開発方針が見えてきました。その中で、ドクターズは「Doctors Hub™」や「Doctors Next®」、そしてオンライン診療などを支援する「Doctors Station®」といった医療DXプラットフォーム事業を次々と展開してきました。
これまでに700名を超える専門医との強固なネットワークを構築し、医療DXという新たな分野における信頼性と実績を積み上げることができました。このネットワークは当社にしかない独自性に繋がっています。
医療現場で使われるサービスが使いづらいものであってはいけません。
人の命に関わる現場を預かる職業として、医師や看護師を始めとする医療従事者が納得して利用できるサービスであることは必須条件です。700名を超える専門医からフィードバックをもらえる環境は現場で求められるサービスを把握するために大きな意味をもちます。
‐‐現場のリアルな声に寄り添う姿勢が、他のデジタルヘルス企業との差別化の要となっているわけですね。
柳川:まさにその通りですね。現場感覚に基づいた医療目線を絶対に外さない。これが、私たちドクターズの最大の強みだと思っています。
技術の先進性だけではなく、医師としての経験や現状を的確に把握するからこそ、真に現場に受け入れられるサービスが生まれると考えています。もちろん、技術と医療現場の両面で挑戦しなければならないという現実は時に困難を伴います。しかしその分、多くの医療関係者からの期待の声や、実際に現場で利用していただいた実績が、大きな原動力となっています。
デジタルヘルスは時代の変化とともに進化する
‐‐これからの医療DXの展望について、柳川さんが描く未来像をお聞かせください。
柳川:デジタルヘルスの世界は、時代の変化とともに日々進化しています。私たちは、どこにいても安心して医療を受けられる環境を実現したいと考えています。
これまで構築してきた専門医ネットワークと医療DXプラットフォーム事業は、その実現に向けた基盤となるものです。さらに、海外での最新技術や診療モデルの動向にも注目し、日本と世界をつなぐ架け橋となる役割も果たしていきたいですね。
医療DXは、単なる業務効率化やデジタル化にとどまらず、現実に「人の命を救う」ための新たなソリューションにつながると信じています。
最後に
‐‐最後に、これを読んでいる方々へメッセージをお願いいたします。
柳川:私自身、医療現場での経験を通じて感じた『現状の課題』と『変革への情熱』が、起業という大きな挑戦の原動力となりました。安定を捨て、未来へと踏み出すことは決して容易な決断ではありません。
しかし、変化の必要性を感じる一人ひとりが、医療のさらなる発展に向けて力を合わせることで、きっとより良い社会が実現できると信じています。ドクターズは、医療DXの推進を通じて、全国どこにいても安心して医療を受けられる環境づくりに挑戦し続けます。
私たちと共に、変革の一翼を担っていただける仲間を心からお待ちしています。
弊社からのメッセージ
弊社代表の柳川は、医療現場での激務や限られた医療リソースと真正面から立ち向かい、その課題に直面しました。安定した収入や安全な環境を捨て、より多くの命を救いたいとの信念のもと、起業を決意。
その挑戦は、既に医療DXプラットフォームとして大きな実績を積み重ね、今後も国内外でのさらなる拡大を計画しています。
このインタビューを通じて、柳川の情熱と挑戦の軌跡、医療現場やデジタルヘルス分野への新たな可能性を感じていただければ幸いです。
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