手取り16万円「名ばかり正社員、8年勤務して昇給ほぼなし」 40代男性の嘆き
2024年4月8日(月)22時50分 キャリコネニュース

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物価の高騰が進む中、手取りが20万円に満たなければ生活が苦しくなることは容易に想像できる。今回は、40代で手取り20万円の独身男性に限定し、仕事や収入に関する悩みを紹介したい。
正社員として働く40代後半の男性(山形県/サービス系/年収250万円/手取り16万円)は、
「名ばかりの正社員、8年勤務して昇給ほぼなし。少し待遇の良い派遣社員のほうが稼げると思う。生活補填のため、他にアルバイトを掛け持ちしてます。このままでは将来の見通しも日々の生活も立ちいかないので、辞めて再スタートします」
と、退職の決意を固めている様子だ。(文:林加奈)
「そこそこの大学を卒業しているのに契約社員や派遣社員で安く買い叩かれて…」
では、非正規雇用なら稼げるかと言えば、やはり条件次第だろう。契約社員として働く40代後半の男性(千葉県/その他/年収250万円)は手取り17万5000円と、先述の男性よりやや多めの金額だ。しかし、
「上場企業の協力会社で、親会社の研究施設で一緒に働いています。残業で稼がないと生活はできず、しかしながら働き方改革で残業が少ないのはガッカリしました。所詮協力会社の契約社員です」
と、内情を暴露。親会社と書いているが、元請けの上場企業で正社員と共に働いているのだろう。そんな中、残業が減って手取りも減少したとすれば切ない。
「さらにこの協力会社に正社員はほとんどいません。そこそこの大学を卒業しているのに契約社員や派遣社員で安く買い叩かれて悔しいです。メンバーはほとんど就職氷河期世代なのは何となく納得してしまいます」
と、複雑な胸中を綴っていた。
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
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