【精神科医が教える】就職活動がツラい…自分が評価される場で絶対見逃してはいけない1つのこと
2024年11月20日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
Photo: Adobe Stock
人を評価するときどこを見ているのか?
今日は、就職活動など、人に評価される場面での心構えについて話したいと思います。
実は最近、アテクシのYouTubeチャンネルに「就職活動がツラいです」とコメントを寄せてくれた方がいました。そして、そのコメントに同調するレスが次々と寄せられたのです。
そこで、「人が人を評価するときって、どこを見ているんだろうか?」とあらためて考えてみました。
自分がどうみられるか?という恐怖感
就職活動や婚活など、人から評価される場面では、「どうしたら自分をよく見せられるのか?」と迷うこともあるでしょう。
でも、どんな場面であっても、「完璧」を求めないでほしいのです。
アテクシは「自分軸」で自分が納得できる選択をすることが大事だというお話をよくしますが、人から評価される場面では、どうしても「自分がどう見られるか」という「他人軸」を意識せざるを得ません。
その場にどう誠実に向き合うか
それは仕方のない面もあるのですが、そもそも人が人を評価するとき、実は「その人が、どれだけ優秀か」を見ているわけではないことが多いです。
むしろ、その人の「自然体」や「人となり」を見ているんですね。
だから、面接や大事な場面で課題を出されたときに、上手にこなせるかどうかにとらわれず、基本的には「その場にどう誠実に向き合うか」ということが評価につながっていくと思います。
解決に向かって誠実な様子
面接で難題を出されたとき、難しそうな顔をしたり、戸惑ったりすることもあるでしょう。その状況で、ふと不満や怒りを態度に出したりすると、それがマイナスにとらえられることがあるのです。
一方で、「うまくいかなくても誠実に取り組む姿勢」や「解決に向かって誠実な様子」が見てとれると、たとえ答えが合っていなくても、その姿勢自体が評価されることも多いと思います。
もちろん、面接官によっては一生懸命さが伝わっても、それを「なんだか頼りない」と評価する人がいるかもしれません。でも、そういう場合は「縁がなかった」ということに尽きます。
自分自身の自然体を見てもらう
誰かに評価される場面では、「自分の人となりを見てもらおう」という気持ちで臨むことが大切です。
うまくこなすことよりも、むしろ誠実に取り組む姿勢が大事なのです。もし誠実に取り組んだのに評価されなかった場合、それは誠実さを大切にしない人が評価している場だったと思ってもらいたいです。
だからこそ、気負わず、自分自身の自然体を見てもらうつもりで臨んでほしいのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
注目されているトピックス
-
「痛くない親知らず」をそのまま放置するとどうなるか…「今すぐ抜いたほうがいい親知らず」の判断基準
親知らずを抜かずに放置するとどうなるのか。医師の各務康貴さんは「口臭や虫歯、歯周病の原因になるだけでなく、生命を脅かす細菌感染を引き起こしかねない。これらは気づ…
12月22日(日)9時15分 プレジデント社
-
【3分でわかる世界の半導体企業】追い込まれた「かつての王者」、インテル
半導体の重要性は近年増すばかりですが、大量の半導体を必要とする生成AIの普及により、政治的にも経済的にも一層の注目を集めることになりました。今や一個人にとっても…
1月13日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン
-
面接で「俺がこの場で説教して性根を叩き直してやる」と言われた男性の反撃
画像イメージ就活中には、心無い面接官に出会うこともある。40代前半の男性(神奈川県/事務・管理/正社員・職員/年収1000万円)は横柄な面接官に「お前みたいなプ…
4月14日(金)23時26分 キャリコネニュース
-
地味大荒れ 90年代、成人式の大転換が想像以上だった
画像はイメージ成人式の季節だ。人生の節目として欠かせない式典だが、今年はコロナで開催が危ぶまれている地域もある。盛大に祝えないのは気の毒だが、ちょっと前までの「…
1月8日(土)13時56分 キャリコネニュース
-
だから日本は世界屈指のIT後進国になった…業界のキーマンたちを取材してわかった“犯人”とは【2024下半期BEST5】
2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。経済部門の第4位は――。第1位「入社してはいけない悪質…
1月14日(火)8時15分 プレジデント社
-
ビッグマックは日本で480円、では世界一高い国では…小学生でもわかる「日本経済の本当の立ち位置」【2024下半期BEST5】
2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。経済部門の第3位は――。第1位「入社してはいけない悪質…
1月14日(火)7時15分 プレジデント社
-
「日本人にお金がなくなったから」だけではない…日本人男性の「キャバクラ離れ」が加速している深い事情【2024下半期BEST5】
2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。経済部門の第2位は――。第1位「入社してはいけない悪質…
1月14日(火)7時15分 プレジデント社
-
「入社してはいけない悪質企業」はネットで公表されている…「日本からブラック企業が絶滅」の実現可能性【2024下半期BEST5】
2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。経済部門の第1位は――。第1位「入社してはいけない悪質…
1月14日(火)7時15分 プレジデント社