河川敷BBQでゴミ大量放置、コンロやテーブルも 松本市「不法投棄として問題視」、相手方が分かれば「しっかり話をしたい」
2021年5月12日(水)14時13分 BIGLOBEニュース編集部
長野県松本市の河川敷に、バーベキュー(BBQ)の大量のゴミとともにコンロなどまで放置され、住民らを困惑させている。管轄する松本市は、取材に対して「不法投棄として問題視」「ゴミは持ち帰っていただきたい」とコメントしている。
松本市民の憩いの場である薄川緑地は、河川敷のバーベキュースポットとしても人気。ゴミは持ち帰ることになっているが、空き缶や空き瓶、ダンボールといったゴミが出ることがある。しかし、今回は食品が入っていた袋やトレー、使用済みの割り箸や紙皿などのゴミが、スーパーのものと思われるカゴの中にまとめるようにして置き去り。この大量のゴミとともにコンロやテーブル、イス、焼き網といったまだ使えそうな物まで放置されていた。
このようなゴミの放置について松本市は、「異例」と回答。コロナ禍でバーベキューの利用やそれに伴うゴミが「特別多いわけではない」が、コンロやテーブル、スーパーの買い物カゴと思われる物まであったことから「不法投棄として問題視」しているという。警察に報告した上で、ゴミと判断できる物は処分。それ以外の物は現時点では保管している。置き去りにした相手方が分かれば「しっかり話をさせていただきたい」としている。
また、市民の憩いの場であることを考慮し、「使用禁止」「料金を取る」といった利用方法を大きく変えるような対応は考えておらず、管理を委託しているシルバー人材センターの活動を通して「綺麗な状態に保つことで、ゴミ捨て抑止」につなげていきたいとコメント。利用にあたっての注意事項を記した看板による啓発は、古い物の見直しや数を増やすなどしながら継続していくとしている。
昨日、薄川の河川敷でBBQしてた人達、まさかそのまま全部置いて帰るとは??。
— 信州ねこつぐら保存会?? (@kenkenken_ken2) May 10, 2021
買い物カゴもスーパーから持って来ちゃって... pic.twitter.com/kDHjY4MUmb