ウイルス感染の偽警告で電話問い合わせに誘導する手口が急増 情報処理推進機構が注意呼びかけ

2016年9月30日(金)14時6分 BIGLOBEニュース編集部

画像は情報処理推進機構「安心相談窓口だより」より

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情報処理推進機構(IPA)は、パソコンに偽の警告を表示し、電話問い合わせへ誘導する手口が急増しているとして注意を呼びかけている。


この偽警告は、ブラウザ閲覧中に突然警告音が鳴り、「Windowsセキュリティの重要な警告」といったポップアップメッセージが表示され、フリーダイヤルと記された電話番号へ電話をかけるよう仕向けるもの。ポップアップメッセージを閉じられないというケースもあり、思わず表示された番号に電話をしてしまったという相談が寄せられている。IPAが確認した限りでは、実際のウイルス感染はなく、設定によりポップアップメッセージを繰り返し表示させているのみ。電話をかけさせた上で、遠隔操作などのソフトウェアをインストールすることが目的とみられている。


IPAによると、この手口については昨年8月から注意喚起を行っているが、相談件数が徐々に増加し今年8月には200件の相談寄せられた。これは、かねてから相談件数の多いワンクリック請求被害に迫る件数だという。IPAでは、この手口に対する被害予防や自己解決法を目的とした「セルフチェック診断チャート」を公開している。


■警告画面に表示される電話番号03-4510-2310、03-4588-1468、03-4510-2484、03-4588-1340、03-4588-1412、050-5846-8249、050-5865-4046、050-5865-4085


セルフチェック診断チャート

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