花粉情報 2日は東京で「非常に多い」 多摩ではすでに全体の25パーセントが飛散か
明日2日は関東から九州にかけて多くの花粉が飛ぶ予想です。東京・多摩地区ではすでに予想飛散量の25パーセントが飛んだとみられます。花粉はピークを迎えていて、この先も大量の飛散が予想されます。万全の対策が必要です。
2日 太平洋側で多く飛ぶ 東京は「非常に多い」
明日2日(土)は冬型の気圧配置となり、太平洋側は広く晴れる見込みです。東日本と西日本では太平洋側を中心にスギ花粉が多く飛びそうです。東京は「非常に多い」予想で、名古屋、広島、高知、鹿児島も「多い」でしょう。マスクやメガネなどでしっかり対策をしてお過ごしください。
明後日3日(日)と4日(月)も東京から福岡にかけて花粉は大量に飛ぶでしょう。万全の対策が必要となりそうです。仙台でも4日(月)は「やや多い」予想です。
5日(火)、6日(水)は前線や低気圧の影響で東日本や西日本は雨で、花粉の飛散はいくらか抑えられますが、7日(木)は東京から福岡にかけて「非常に多い」または「多い」予想です。
多摩地区ではすでに全体の25%が飛散か
東京都の観測データによると、今年2月28日までの東京・多摩地区の花粉累計飛散数は、約15800個/㎠です。
同日までの飛散数を比較すると、今年はかなりハイペースで飛散しています。2023年が約9800個/㎠、2022年が約380個/㎠、2021年が約8900個/㎠、2020年が約8800個/㎠です。
今年は花粉が飛び始めるのが早く、この時期としてはここ5年間で最も多く飛散しています。それでも予想される総量の4分の1しか飛んでおらず、花粉シーズンはまだまだ続くことになります。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
①メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
②マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。
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