梅雨前線、熱帯低気圧、台風のたまごに注意
5日(火)以降は、本州付近でも曇りや雨の日が多くなり、いよいよ梅雨入りとなりそう。南の海上には発達した雲のまとまりができつつあり、今後、熱帯低気圧が発生する可能性があります。
本州付近も梅雨入りへ
週末は晴れて、行楽日和の所が多くなりました。4日(月)は日本の東に中心を持つ高気圧の圏内にあるため、本州付近は晴れる所が多くなりますが、5日(火)からは、梅雨前線が西から本州付近にのびてきて、前線上に発生する低気圧が通過する見込みです。このため、曇りや雨の日が多くなります。九州から近畿にかけては5日(火)頃に雨が降り始め、6日(水)には東海や関東でも広く雨となるでしょう。このタイミングで、いよいよ本州付近も梅雨入りが発表されるかもしれません。
熱帯低気圧や台風のたまごの動向に注意
2日(土)に南シナ海に発生した熱帯低気圧は、3日(日)正午現在、フィリピンの西を発達しながら北寄りに進んでいて、4日(月)には台風になる見込みです。日本への直接的な影響はなさそうですが、こちら方面に出張や旅行でお出かけの予定がある方は、今後の情報に注意してください。
一方、フィリピンの東には活発な雲のまとまりができていて、今後、熱帯低気圧になる見込みです。台湾や沖縄近海の海面水温は平年よりも高く27度から30度くらいあります。このため、熱帯低気圧が発達して台風として日本付近に近づくことも考えられます。次の週末にかけて本州付近には梅雨前線が停滞するため、熱帯低気圧の動向に注意が必要です。
梅雨前線と台風の組み合わせは大雨の恐れ
台風が南の海上にある場合、台風の周りを吹く強い風によって、暖かく湿った空気が北に運ばれます。そこに梅雨前線が停滞していると、より湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になり、台風から離れていても大雨になる危険性が高くなります。梅雨前線の影響ですでに雨が降っている所に、台風がゆっくりと近付いてくるパターンには、警戒が必要です。
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