北海道の7月8月 上旬の気温は大違い
7月の道内は、上旬に猛暑日が観測されるなど厳しい暑さとなり、気温を観測しているアメダス173地点中、37地点で月平均気温が観測史上最も高くなりました。しかし、8月上旬の道内は7月ほどの暑さはなく、金曜日頃にかけて日中でも羽織るものが欲しいくらいの気温の所がある見込みです。
オホーツク海側 平年よりも低めの気温
この先一週間の気温は、札幌では27度前後、特に7月に厳しい暑さとなった帯広など十勝地方では24度くらいと、日本海側や太平洋側では平年並みの日が多くなります。一方、網走などオホーツク海側では、金曜日にかけて平年より4度前後低く、日中の最高気温でも20度くらいに留まる日が続きます。この低めの気温は、来週にかけて続く恐れがあるため、農作物の管理など注意が必要です。
原因はオホーツク海高気圧
オホーツク海側で気温が低めに経過する原因は、オホーツク海に現れる高気圧です。この気圧は冷涼湿潤な性質をもち、ひとたび現れると数日間、居座ることもしばしばあります。今週は金曜日頃まで、オホーツク海高気圧がとどまる予想です。この高気圧から冷たい空気が流れ込むため、オホーツク海側では気温の上がり方が鈍くなります。台風5号の北上に伴う暖気の流れ込み具合にもよりますが、今週末から来週にかけても、沿岸を中心に平年よりも低めの気温が続く可能性もあるため注意が必要です。
お盆過ぎたら夏は終わり?
最新の一か月予報によると、8月の中旬から下旬の気温は網走などオホーツク海側では平年並みで経過し、厳しい暑さはない見込みです。一方、札幌や帯広など、日本海側や太平洋側は平年並みか高い予想となっているため、お盆以降に残暑がありそうです。また、3か月予報では9月の気温も平年より高い予想となっており、残暑が長引く可能性があります。
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