<東京五輪>大会組織委が大会エンブレムのコンセプトに関するアンケートを開始 実効性に疑問の声も
<東京五輪>大会組織委が大会エンブレムのコンセプトに関するアンケートを開始 実効性に疑問の声も/画像はTokyo 2020Facebook
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京五輪大会エンブレムのコンセプトに関するアンケートをFacebookで開始した。アンケートの投票受付は10月4日まで行っている。
アンケートは、大会ビジョンの3つの基本コンセプトの中から、大会エンブレムのイメージとして最もふさわしいものを選ぶというもの。
■東京五輪の大会ビジョン
スポーツには世界と未来を変える力がある。1964年の東京大会は日本を大きく変えた。2020年の東京大会は、「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」「そして、未来につなげよう(未来への継承)」を3つの基本コンセプトとし、史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会とする。
9月30日10時時点で最も多くの票を獲得しているのは、「多様性と調和」49%で、次いで「未来への継承」34%、「全員が自己ベスト」17%の順となっている。
大会組織委は、アンケートの結果はエンブレム委員会に提出するとしているが、この結果がエンブレムに反映されるのかなど、どのように使われるかは明言していない。そのため、Facebookには、「何にどう使われるアンケートなのか示されないままアンケートを行うのはお止めになったほうがよろしいかと思います」といった意見も投稿されている。また、「3つが基本コンセプトなら、3つがイメージできるものとしたらどうですか?どれか1つに絞るのは何故ですか?」などアンケートの必要性を問う声も寄せられている。