【LIVE REPORT】JOHN MAYER SOLO @BLUE NOTE TOKYO
PR TIMES2024年1月4日(木)11時17分
待望の来日を果たしたジョン・メイヤー。ブルーノート東京公演の初日ライヴレポートを公開!
最高峰ギタリスト/シンガー・ソングライター、ジョン・メイヤーが遂に来日し、世界的にも希少なクラブ公演が、昨日12月29日(金)からブルーノート東京(東京・南青山)でスタート。音楽ジャーナリスト 原田和典氏による初日ライブレポートを公開いたしました。明日12月31日(日)の大晦日公演 2ndショウでは、カウントダウンも行われます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-12bdd218dd4b507dd597-0.jpg ]
【LIVE REPORT】JOHN MAYER SOLO @BLUE NOTE TOKYO
ブルーノート東京35周年のアニバーサリー・プログラムも、ついに佳境に入りました。7つのグラミー賞に輝く今世紀の音楽シーンを代表するヒーローのひとり、ジョン・メイヤーのアコースティック・ソロ・ライヴが昨日から始まっています。来日は2019年4月以来4年8カ月ぶり、ブルーノート東京には今回が初登場です。
マディソン・スクエア・ガーデンや日本武道館などで大観衆を沸かせてきた彼が、およそ300名弱収容のクラブに登場するのは奇跡的な出来事ですが、「ブルーノート東京で公演するのは、長年の夢だった」とのこと。いっぽう、オーディエンスにとっても、ジョンのパフォーマンスを至近距離で味わうことは夢のひとつであったはずです。そう考えると、今回の公演はまさに、演じ手と聴き手、それぞれの「夢」が溶け合うひとときであるといっていいでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-63b80bed7c46ad1469bc-3.jpg ]
フレンドリーなMCも含むパフォーマンスは濃密そのものであり、セットリストはこの20数年に築きあげた豊かなキャリアをまとめあげるように多彩です。私はB.B.キングなどのブルースマンや、グレイトフル・デッド関連人物との交流、ピノ・パラディーノ~スティーヴ・ジョーダンとのコンビネーションを通じてジョンの音楽に親しむようになったひとりなのですが、彼が導き出す楽曲たちはフォーク、ブルース、ファンク、ジャズなどの風味が取り込まれた、心地よくハイブリッドなものです。初日のファースト・セットでは、目下の新アルバム『Sob Rock』からの「Last Train Home」や「Shot in the Dark」が披露されると思えば、2001年のファースト・アルバム『Room for Squares』に収められていた「Neon」、『Battle Studies』(2009年)から「Who Says」、『Born and Raised』(2012年)から、歌詞の着眼点がたまらなく独創的な「Walt Grace's Submarine Test, January 1967」などを届けてくれました。2017年のアルバム『The Search for Everything』収録ヴァージョンではタイトなドラムのビートが効いていた「Rosie」が、とろけるようにメロウな感触を伴って演唱されたのも、ソロ・ライヴならではの醍醐味といっていいでしょう。
[画像3: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-7364e937983462689c35-1.jpg ]
ピアノ弾き語りの「You're Gonna Live Forever in Me」以外は、すべてギターを弾きながらのパフォーマンス。12弦、ドブロ(リゾネーター)、6弦と12弦のダブルネックなど、普段あまり目にする機会がないであろう種類も含むギターたちを曲に応じて使い分けながら、それぞれの旨味を引きだすようにプレイしていくさまは、あらゆるギター好きを喜ばせることでしょう。ルーパーを使ったトラックに乗せて行われる流暢なアドリブ、親指でのスラップ奏法を交えたベース・ラインとそれに呼応する高音フレーズ、豊かな内声に接すると、彼がなぜ現代最重要ギタリストのひとりに数えられているのかも納得できます。
海外では主にアリーナ・クラスでソロ・ツアーを行なってきたジョンが、手の届きそうな距離で自作自演を繰り広げる今回のステージは、まさしく「世界的な奇跡」なのだと、改めて繰り返したいと思います。公演は大みそかまで続きます(セカンド・セットはカウントダウンもあり)。
Text:Kazunori Harada
Photo:Tsuneo Koga
―――――――
[画像4: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-91cbbeee31ddc6ca80d9-4.jpg ]
【LIVE INFO】
JOHN MAYER SOLO
2023 12.29 fri., 12.30 sat., 12.31 sun.
12.29 fri., 12.30 sat.
[1st]Open4:00pm Start5:00pm [2nd]Open7:00pm Start8:00pm
12.31 sun.
[1st]Open6:30pm Start7:30pm [2nd]Open10:00pm Start11:00pm
★12.31 sun. 2nd Showではカウントダウンを行います。
<詳細ページ>
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/john-mayer/
<ライヴレポート&フォトギャラリー>
https://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2023/12/30/john-mayer-solo.html
<会場>
ブルーノート東京
東京都港区南青山6-3-16
お問い合わせ : 03-5485-0088
最高峰ギタリスト/シンガー・ソングライター、ジョン・メイヤーが遂に来日し、世界的にも希少なクラブ公演が、昨日12月29日(金)からブルーノート東京(東京・南青山)でスタート。音楽ジャーナリスト 原田和典氏による初日ライブレポートを公開いたしました。明日12月31日(日)の大晦日公演 2ndショウでは、カウントダウンも行われます。
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【LIVE REPORT】JOHN MAYER SOLO @BLUE NOTE TOKYO
ブルーノート東京35周年のアニバーサリー・プログラムも、ついに佳境に入りました。7つのグラミー賞に輝く今世紀の音楽シーンを代表するヒーローのひとり、ジョン・メイヤーのアコースティック・ソロ・ライヴが昨日から始まっています。来日は2019年4月以来4年8カ月ぶり、ブルーノート東京には今回が初登場です。
マディソン・スクエア・ガーデンや日本武道館などで大観衆を沸かせてきた彼が、およそ300名弱収容のクラブに登場するのは奇跡的な出来事ですが、「ブルーノート東京で公演するのは、長年の夢だった」とのこと。いっぽう、オーディエンスにとっても、ジョンのパフォーマンスを至近距離で味わうことは夢のひとつであったはずです。そう考えると、今回の公演はまさに、演じ手と聴き手、それぞれの「夢」が溶け合うひとときであるといっていいでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-63b80bed7c46ad1469bc-3.jpg ]
フレンドリーなMCも含むパフォーマンスは濃密そのものであり、セットリストはこの20数年に築きあげた豊かなキャリアをまとめあげるように多彩です。私はB.B.キングなどのブルースマンや、グレイトフル・デッド関連人物との交流、ピノ・パラディーノ~スティーヴ・ジョーダンとのコンビネーションを通じてジョンの音楽に親しむようになったひとりなのですが、彼が導き出す楽曲たちはフォーク、ブルース、ファンク、ジャズなどの風味が取り込まれた、心地よくハイブリッドなものです。初日のファースト・セットでは、目下の新アルバム『Sob Rock』からの「Last Train Home」や「Shot in the Dark」が披露されると思えば、2001年のファースト・アルバム『Room for Squares』に収められていた「Neon」、『Battle Studies』(2009年)から「Who Says」、『Born and Raised』(2012年)から、歌詞の着眼点がたまらなく独創的な「Walt Grace's Submarine Test, January 1967」などを届けてくれました。2017年のアルバム『The Search for Everything』収録ヴァージョンではタイトなドラムのビートが効いていた「Rosie」が、とろけるようにメロウな感触を伴って演唱されたのも、ソロ・ライヴならではの醍醐味といっていいでしょう。
[画像3: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-7364e937983462689c35-1.jpg ]
ピアノ弾き語りの「You're Gonna Live Forever in Me」以外は、すべてギターを弾きながらのパフォーマンス。12弦、ドブロ(リゾネーター)、6弦と12弦のダブルネックなど、普段あまり目にする機会がないであろう種類も含むギターたちを曲に応じて使い分けながら、それぞれの旨味を引きだすようにプレイしていくさまは、あらゆるギター好きを喜ばせることでしょう。ルーパーを使ったトラックに乗せて行われる流暢なアドリブ、親指でのスラップ奏法を交えたベース・ラインとそれに呼応する高音フレーズ、豊かな内声に接すると、彼がなぜ現代最重要ギタリストのひとりに数えられているのかも納得できます。
海外では主にアリーナ・クラスでソロ・ツアーを行なってきたジョンが、手の届きそうな距離で自作自演を繰り広げる今回のステージは、まさしく「世界的な奇跡」なのだと、改めて繰り返したいと思います。公演は大みそかまで続きます(セカンド・セットはカウントダウンもあり)。
Text:Kazunori Harada
Photo:Tsuneo Koga
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[画像4: https://prtimes.jp/i/50330/14/resize/d50330-14-91cbbeee31ddc6ca80d9-4.jpg ]
【LIVE INFO】
JOHN MAYER SOLO
2023 12.29 fri., 12.30 sat., 12.31 sun.
12.29 fri., 12.30 sat.
[1st]Open4:00pm Start5:00pm [2nd]Open7:00pm Start8:00pm
12.31 sun.
[1st]Open6:30pm Start7:30pm [2nd]Open10:00pm Start11:00pm
★12.31 sun. 2nd Showではカウントダウンを行います。
<詳細ページ>
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/john-mayer/
<ライヴレポート&フォトギャラリー>
https://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2023/12/30/john-mayer-solo.html
<会場>
ブルーノート東京
東京都港区南青山6-3-16
お問い合わせ : 03-5485-0088
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