大阪大学核物理研究センターTATサイクロトロン棟での共同研究について
PR TIMES2024年3月7日(木)10時47分
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100192/48/100192-48-dede7d9f88849267949d9f1d3429abd9-1024x725.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下村真司)は、アルファ線核医学治療の社会実装を加速させるため、国立大学法人大阪大学、東芝エネルギーシステムズ株式会社およびアルファフュージョン株式会社と協力し、アルファ線放出核種アスタチン-211の製造から抽出、精製、合成に至るまでの共同研究を行います。アルファ線核医学治療は、がん細胞を破壊するための放射性核種のアルファ粒子を使用するがん治療法です。特に難治性のがんに対して有効であると期待されています。今回、共同研究を行うにあたり、2024年2月に大阪大学核物理研究センターは、アルファ線放出核種アスタチン-211の加速器による大量生産を目指し、経済産業省の支援を受けてTATサイクロトロン*棟を建設し、当社はアルファ線放出核種アスタチン-211専用加速器およびアルファ線放出核種アスタチン-211製造装置の設置を2026年前半に予定しています。
アルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療について
アルファ線核医学治療は、がん細胞に選択的に蓄積する標的剤とアルファ線放出核種を組み合わせることで、体内で直接がん細胞にアルファ線を照射し治療する新しい方法です。アルファ粒子は破壊力が高いものの、体内での進行距離が短く、これにより周囲の正常細胞への影響を最小限に抑えつつ、効率的にがん細胞を破壊できます。
また、近年、アルファ線放出核種であるアルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療が注目を集めています。これは、アルファ線放出核種アスタチン-211が加速器で製造可能であり、日本の製薬企業が強みとする低分子や中分子に導入ができるためです。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100192/48/100192-48-c6f1828a329defe58e921e39aa5e505b-3900x1006.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アルファ線核医学治療の社会実装によるイノベーションの創出
難治性進行がんへの新治療法であるアルファ線核医学治療は、外来での治療が可能であり、患者のQOLを顕著に向上させることができるため、国内外で医療イノベーションを促すと期待されています。
当社は、この共同研究を産学連携で行うことによって、アルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療の早期社会実装を目指してまいります。*TAT…Targeted Alpha Therapyの略で、アルファ線核医学治療を意味します。
当社はこれまで国内100施設以上のPET検査用小型サイクロトロン(負イオン加速型、加速エネルギー7~20 MeV)の納入実績を有しています。アルファ線放出核種アスタチン-211の製造用としては、比較的大型で正イオン加速型かつ加速エネルギー30MeV程度の中規模サイクロトロンが必要です。これまで、類似のサイクロトロンシステムを福島県立医科大学に納入済みです。
関連記事:
2023年3月7日「アスタチン標識標的アルファ線治療薬の創薬に取り組むアルファフュージョン株式会社への出資に関するお知らせ」https://www.shi.co.jp/info/2023/6kgpsq000000mluy.html
2024年2月29日「アスタチンの大量生産でアルファ線核医学治療の早期社会実装へ! 核物理研究センターTATサイクロトロン棟が竣工」https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2024/02/29002
住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下村真司)は、アルファ線核医学治療の社会実装を加速させるため、国立大学法人大阪大学、東芝エネルギーシステムズ株式会社およびアルファフュージョン株式会社と協力し、アルファ線放出核種アスタチン-211の製造から抽出、精製、合成に至るまでの共同研究を行います。アルファ線核医学治療は、がん細胞を破壊するための放射性核種のアルファ粒子を使用するがん治療法です。特に難治性のがんに対して有効であると期待されています。今回、共同研究を行うにあたり、2024年2月に大阪大学核物理研究センターは、アルファ線放出核種アスタチン-211の加速器による大量生産を目指し、経済産業省の支援を受けてTATサイクロトロン*棟を建設し、当社はアルファ線放出核種アスタチン-211専用加速器およびアルファ線放出核種アスタチン-211製造装置の設置を2026年前半に予定しています。
アルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療について
アルファ線核医学治療は、がん細胞に選択的に蓄積する標的剤とアルファ線放出核種を組み合わせることで、体内で直接がん細胞にアルファ線を照射し治療する新しい方法です。アルファ粒子は破壊力が高いものの、体内での進行距離が短く、これにより周囲の正常細胞への影響を最小限に抑えつつ、効率的にがん細胞を破壊できます。
また、近年、アルファ線放出核種であるアルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療が注目を集めています。これは、アルファ線放出核種アスタチン-211が加速器で製造可能であり、日本の製薬企業が強みとする低分子や中分子に導入ができるためです。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100192/48/100192-48-c6f1828a329defe58e921e39aa5e505b-3900x1006.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アルファ線核医学治療の社会実装によるイノベーションの創出
難治性進行がんへの新治療法であるアルファ線核医学治療は、外来での治療が可能であり、患者のQOLを顕著に向上させることができるため、国内外で医療イノベーションを促すと期待されています。
当社は、この共同研究を産学連携で行うことによって、アルファ線放出核種アスタチン-211を用いたアルファ線核医学治療の早期社会実装を目指してまいります。*TAT…Targeted Alpha Therapyの略で、アルファ線核医学治療を意味します。
当社はこれまで国内100施設以上のPET検査用小型サイクロトロン(負イオン加速型、加速エネルギー7~20 MeV)の納入実績を有しています。アルファ線放出核種アスタチン-211の製造用としては、比較的大型で正イオン加速型かつ加速エネルギー30MeV程度の中規模サイクロトロンが必要です。これまで、類似のサイクロトロンシステムを福島県立医科大学に納入済みです。
関連記事:
2023年3月7日「アスタチン標識標的アルファ線治療薬の創薬に取り組むアルファフュージョン株式会社への出資に関するお知らせ」https://www.shi.co.jp/info/2023/6kgpsq000000mluy.html
2024年2月29日「アスタチンの大量生産でアルファ線核医学治療の早期社会実装へ! 核物理研究センターTATサイクロトロン棟が竣工」https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2024/02/29002
「大阪大学」をもっと詳しく
BIGLOBE旅行 都道府県民限定プランのご紹介♪
「大阪大学」のニュース
-
【Medeco】大阪大学病院クロスイノベーションイニシアティブの実証研究・事業提案制度(令和5年度)に採択されました5月17日10時46分
-
東大と阪大、自ら作りだす細胞内の熱が神経再生の鍵であることを発見5月14日11時57分
-
将来の1万円の価値!経済学者・安田洋祐さん『安田洋祐の戦略思考入門|第2話. 動学ゲームによる意思決定』音声教養メディアVOOXにて、配信開始!5月10日13時46分
-
データサイエンスの活用により皮膚老化に対し効果的な因子がトロンボスポンジン-1(THBS1)※1であることが判明5月9日17時46分
-
KGモーターズが大阪大学大学院基礎工学研究科と自動運転開発に係る共同研究契約を締結5月9日17時46分
-
ゲーム理論を実践!経済学者・安田洋祐さん『安田洋祐の戦略思考入門|第1話. ゲーム理論による基本的な意思決定』音声教養メディアVOOXにて、配信開始!5月3日13時16分
-
大阪大学とネーミングライツ・パートナー契約を締結4月30日14時46分
-
「Red Arrow Therapeutics, Inc.」への投資を実行しました4月23日18時46分
-
“サイボーグゴキブリの群れ”をコンピュータで操作 阪大らがナビシステム提案4月23日8時5分
-
大阪大学、TOPPANホールディングス、糧食研究会と明治、乳汁様物質をつくる乳腺組織を体外で作製4月19日17時16分