【受賞報告】なぜeWeLLの在宅医療DXが評価されたのか、3つの社会課題を解決する新たな可能性

PR TIMES2024年11月1日(金)11時16分
~KANSAI DX AWARD 2024~

在宅医療のDX支援を行う株式会社eWeLL(証券コード:5038 本社:大阪市中央区 以下eWeLL)は、2024年10月31日、関西経済連合会が主催する「KANSAI DX AWARD 2024」において、在宅医療の課題を解決するDX推進への貢献が高く評価され、『近畿総合通信局長賞』受賞の栄誉をいただきました。

本賞は、総務省から先進的なDXへの取り組みを認めた企業に贈られるもので、革新的な技術とビジネスモデルを通じて社会的価値を創出している点が評価されたものです。

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■評価されたポイント
日本の医療は「少子高齢化の加速」、「医療費の増大」、「看護師不足」という大きな課題を抱えており、これに加え、病院では「病床数の減少」と「在院日数の短縮」が進んでいます。こうした背景の中で、患者が退院後に受ける在宅医療の拡充は喫緊の課題です。
eWeLLが提供する訪問看護向けのクラウド型電子カルテ「iBow(アイボウ)」は、医療現場が抱える深刻な課題に対するDXソリューションとして、以下の点が高く評価されました。

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・生産性向上による看護師不足の解消
「iBow」は訪問看護師の生産性を高めるツールとして、業務の効率化を図るだけでなく、訪問看護計画書や報告書の自動作成機能など、生成AI技術を活用した革新的なソリューションを提供しています。
事実、eWeLLは2016年からAIを活用した看護計画書作成に取り組んできており、その結果、高精度な自動生成機能が早期に実現しました。この取り組みは当時新聞掲載されるなど、業界内外で注目を集めました。(2018年1月 日本経済新聞)
また、「iBow」は書類業務以外にも情報共有の負担や移動時間を大幅に減らすことで、看護師の時間を生み出し、ステーションは訪問件数を増やすことが可能となります。

・訪問看護ステーションの経営安定化(事業成長促進・廃業抑止)
独立採算制となる訪問看護事業者にとって訪問件数は売上に直結する重要な指標ですので、「iBow」活用で売上が伸び事業成長が加速します。
また、全国の訪問看護ステーションの廃業率が高い中、「iBow」を利用する新規開業ステーションの廃業率は全国平均に比べて3.6倍改善されています。(※1)
こうして、地域の医療リソースの持続的な発展を支えることで、病院から在宅への移行が促進され、国策である医療費の抑制にもつながっています。

・質の高い在宅ケアの提供
「iBow」は看護師が本来のケア業務に専念できる環境を作り、高齢化で増え続ける在宅患者一人一人に対して、より質の高いケアを提供することを可能にしています。


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■今後のDX展開 ~さらなる社会的価値の創出~
病院は今年、平均在院日数を18日以内から16日以内に短縮されたため、より短いスパンで患者の退院調整を行わなければならなくなっています。
しかし、退院患者の病状や希望に合った在宅ケアを行える地域の訪問看護ステーションを短期間で見つけることは難しく、病院の医療ソーシャルワーカーや退院支援看護師は1件1件電話しながら探す、非効率な状況が課題でした。

この課題を解決するのが、2024年8月にリリースした地域包括ケアプラットフォーム「けあログっと」です。
患者の病状や希望条件に合った全国の各地域にある訪問看護ステーションを簡単に検索して絞り込み、リアルタイムで空き状況やステーションの特徴を確認し、これ1つで依頼も含めてすべて行えます。
病院の退院支援業務やケアマネジャーの業務負担を軽減する上、訪問看護にとっては利用者の獲得機会が増え、退院患者は自分の希望に合ったステーションに来てもらえるという、地域包括ケア全体にメリットをもたらす、これまでになかったサービスです。
これにより、地域全体の医療資源の最適配分が可能となり、患者の満足度と医療の質を同時に向上させる点も大きく評価されました。

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■受賞の意義
今回の受賞は、eWeLLが取り組む在宅医療DXが、単なる業務効率化に留まらず、社会全体に広範な価値を提供していることが評価されたものと受け止めています。
私たちは今後もDXで社会課題の解決に挑み、在宅医療の提供プロセスを飛躍的に向上させるとともに、医療従事者の労働環境の改善にも寄与し、地域社会全体における医療サービスの質的向上を支援してまいります。


■eWeLLについて
ITを活用した在宅医療の業務支援を推進。主な事業は、訪問看護ステーション向け電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化する「けあログっと」等を提供するクラウドソフトウェア事業で、全国47都道府県で5万2千人以上の看護師等(※2)の日々の業務で活用され、延べ65万人以上の在宅患者(※3)の療養を支えています。

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26391/52/26391-52-ed2b521f202f07c89388a27507f1c84a-2618x1284.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社名 :株式会社eWeLL
上場市場:東京証券取引所グロース市場(証券コード:5038)
代表者 :代表取締役社長 中野 剛人(ナカノ ノリト)
本社 :大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F
設立 :2012年6月11日
事業内容:在宅医療分野における業務支援事業(訪問看護ステーション向けSaaS型業務支援ツール(電子カルテシステム「iBow」)等を提供する事業、診療報酬請求業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス」など)
URL  :eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
     eWeLL IR情報  https://ewell.co.jp/ir(https://ewell.co.jp/ir)
     iBow公式サイト  https://ewellibow.jp(https://ewellibow.jp)
     けあログっと公式  https://carelogood.jp/(https://carelogood.jp/)
受賞歴 :『経済産業大臣賞』 最優秀賞(第16回ニッポン新事業創出大賞 2021)
     『中小機構理事長賞』(第21回Japan Venture Awards 2022)
     『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023ジャパン』
     『KANSAI DX AWARD 2024 近畿総合通信局長賞(総務省)』


※1 厚生労働省 介護サービス情報公表システムに基づく推計。2020年度に開設した訪問看護ステーションのうち、2022年1月時点で事業を継続している割合。
※2 2024年8月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。
※3 2024年5月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の延べ対象患者数。

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