【第45回日本アカデミー賞】鈴木亮平、悲願の最優秀助演男優賞を受賞!「役所さんがいないプレッシャーとの戦いだった」
シネマカフェ2022年3月11日(金)21時24分
『孤狼の血 LEVEL2』の鈴木亮平が、第45回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。前哨戦の賞レースを席巻してきた鈴木さんの受賞となったが、発表された瞬間、鈴木さんは隣に座る主演の松坂桃李とエアーでグータッチをし、あふれる喜びを表現していた。
助演男優賞には、『護られなかった者たちへ』で受賞したベテラン俳優・阿部寛や『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の堤真一のほか、同じく『孤狼の血 LEVEL2』から村上虹郎、『すばらしき世界』から仲野太賀と、現在の日本映画界を彩る俳優が顔を揃えていた。
『孤狼の血 LEVEL2』では、白石和彌監督から「日本映画史に残る悪役にしてほしい」と、主人公の刑事・日岡(松坂さん)に対抗する上林組の組長・上林成浩をオファーされたという鈴木さん。刑務所でも手に負えず出所が早まるほどの凶悪者で極悪非道な外道を、白石監督の期待に応え怪演した。
松坂さんと雨の中で格闘する1対1のシーンも印象的だったが、鈴木さんは「この映画で僕はいわゆる悪役ですが、僕を悪く見せてくれているのが桃李くん。全部お芝居を受けてくれた」と振り返る。本当は3発殴るシーンを本番で急に4発にしたものの、松坂さんはすぐにリアクションを取ってくれたと鈴木さんは告げる。「その瞬間に“すごい、松坂桃李すごい”と惚れ直しました。何回も共演していたのもあってできたかなって思います」と、ふたりならではの間柄だからこそ成り立ったシーンだったという。
授賞式では、恭しくブロンズ像を受け取った鈴木さん。スピーチでは、「本当にありがとうございます。あの…自分ひとりでは決していただけないものですので、この作品に関わった全ての方、ロケに協力してくださった広島の方に、まずは感謝したいです」と潤んだ瞳で語った。
「感謝したい人だらけなんですが」と前置きした鈴木さんは、「1作目の主演を務めたのが役所さんなので、『LEVEL2』の現場は役所さんがいないプレッシャーとの戦いでした。その空白が、僕たちにいいプレッシャーを生んで緊張感にあふれた映画ができあがりました。役所さんにも感謝したいです、ありがとうございます」と、役所さんの不在をバネに完成された不気味な上林だったと振り返る。
喋り終わった鈴木さんは一呼吸し、「すごいですね」と、事態をようやく飲み込んだかのような表情を見せる。「思い返せば映画を観るのが好きで、スクリーンの世界の中に入りたいと思った子供から、18歳で芝居を始めて、本当にたくさんの人に迷惑をかけて助けていただいて、今日ひとつの評価をいただけました。今日はひとりずつの顔を思い浮かべてブロンズ像を眺めて過ごしたいと思います」と最後は笑顔を見せた。
助演男優賞には、『護られなかった者たちへ』で受賞したベテラン俳優・阿部寛や『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の堤真一のほか、同じく『孤狼の血 LEVEL2』から村上虹郎、『すばらしき世界』から仲野太賀と、現在の日本映画界を彩る俳優が顔を揃えていた。
『孤狼の血 LEVEL2』では、白石和彌監督から「日本映画史に残る悪役にしてほしい」と、主人公の刑事・日岡(松坂さん)に対抗する上林組の組長・上林成浩をオファーされたという鈴木さん。刑務所でも手に負えず出所が早まるほどの凶悪者で極悪非道な外道を、白石監督の期待に応え怪演した。
松坂さんと雨の中で格闘する1対1のシーンも印象的だったが、鈴木さんは「この映画で僕はいわゆる悪役ですが、僕を悪く見せてくれているのが桃李くん。全部お芝居を受けてくれた」と振り返る。本当は3発殴るシーンを本番で急に4発にしたものの、松坂さんはすぐにリアクションを取ってくれたと鈴木さんは告げる。「その瞬間に“すごい、松坂桃李すごい”と惚れ直しました。何回も共演していたのもあってできたかなって思います」と、ふたりならではの間柄だからこそ成り立ったシーンだったという。
授賞式では、恭しくブロンズ像を受け取った鈴木さん。スピーチでは、「本当にありがとうございます。あの…自分ひとりでは決していただけないものですので、この作品に関わった全ての方、ロケに協力してくださった広島の方に、まずは感謝したいです」と潤んだ瞳で語った。
「感謝したい人だらけなんですが」と前置きした鈴木さんは、「1作目の主演を務めたのが役所さんなので、『LEVEL2』の現場は役所さんがいないプレッシャーとの戦いでした。その空白が、僕たちにいいプレッシャーを生んで緊張感にあふれた映画ができあがりました。役所さんにも感謝したいです、ありがとうございます」と、役所さんの不在をバネに完成された不気味な上林だったと振り返る。
喋り終わった鈴木さんは一呼吸し、「すごいですね」と、事態をようやく飲み込んだかのような表情を見せる。「思い返せば映画を観るのが好きで、スクリーンの世界の中に入りたいと思った子供から、18歳で芝居を始めて、本当にたくさんの人に迷惑をかけて助けていただいて、今日ひとつの評価をいただけました。今日はひとりずつの顔を思い浮かべてブロンズ像を眺めて過ごしたいと思います」と最後は笑顔を見せた。
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