伊野尾慧、「新しいことに挑戦したい」 ミュージカル初出演で見せる新たな一面【インタビュー】
エンタメOVO2024年3月20日(水)8時0分
バラエティーや映画やドラマといった映像作品だけでなく、朝の情報番組やトーク番組にもレギュラー出演し、多岐にわたって活躍しているHey! Say! JUMPの伊野尾慧が、4月9日から上演されるブロードウェイミュージカル「ハネムーン・イン・ベガス」でミュージカルに初挑戦する。本作は、ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動を描いたコメディーミュージカルだ。伊野尾に初ミュージカルへの意気込みを聞いた。
-ミュージカル初挑戦への意気込みを教えてください。
新しい自分が見せられるように。それから、見に来てくださる方々に楽しんでもらえるように、頑張りたいと思います。
-(取材当時)すでに準備は始めているのですか?
本当にミュージカルは初めてなので、このお話をいただいたときに、できる限り早くから準備を始めたいというわがままを言わせてもらい、歌の練習は長めにとっていただいています。これから、体調や喉のケアもどうするかは考えていかないといけないと思っているので、経験者の人たちの話も聞きながら考えていきたいです。
-歌稽古がスタートしたと聞いていますが、今現在、苦労していることはありますか。
楽しくやってます。そんなに長時間、拘束されるというわけではないので(笑)、すごく楽しいです。
-自分の中で課題が見えたり、自分の歌の特徴に気付いたり、何か新しい発見はありましたか。
これまでHey! Say! JUMPというグループでいろいろな楽曲を歌わせていただいてきましたが、やっぱりポップスのアプローチとはかなり違うというのは感じています。最近のJ-POPはキーレンジもかなり高いのですが、今回は、普段、僕が歌っているよりも低いキーが多いので、そこが難しいところではあります。
-ストーリーについても教えてください。最初に台本を読んだときは、どのような感想を持ちましたか。
正直なところ、「よく分からない」(笑)。どこで歌って、どこで話しているのかが、分からなくて。僕、そもそもミュージカルの台本の読み方も分からなかったんですよ。でも、稽古を重ねて、歌を覚えて、改めて台本を読んで、ようやく理解が深まって面白い作品だなと思いました。
-ミュージカルの台本は、普段、目にしている例えばドラマなどの台本とは全然違うものでしたか。
基本的なスタイルはそれほど変わらないです。台本だけでなく、歌は譜面も見ないといけないので、そこが違うなと感じたところでした。
-なるほど。伊野尾さんが演じるジャックという人物については、どう感じていますか。
ベッツィのことが大好きな人。でも、なかなか結婚を決められない。それもお母さんへの思いがあってのことだと思うので、悪い人ではないんだと思います。
-共感できるところはありますか。
ギャンブルのシーンかな(笑)。カジノのシーンが出てくるんですが、そこは演じるのも楽しみですね。最終的に1対1で対決するというシーンなので、どれだけヒリヒリした感じを出せるかと考えていたのですが、そのシーンではどうやら歌うみたいなんです。歌で表現するというのが、ちょっと想像していたのと違いましたが、逆にどうなるのか楽しみです。
-コメディーの要素が強い作品ですが、コメディーという視点から台本を読んでどう感じましたか。
テンポがあって面白いなと。最初にタイトルを見たときは、恋愛ものだからお相手の方とのシーンが多いのかなと思ったんですが、台本を読んでみるとほとんど、結婚相手のベッツィとは一緒にいないんですよ。それは驚きでした。
-では、そんな作品の中で、ジャックという役柄をどう演じたいと考えていますか。
自分で決め込んで稽古に行くよりも、演出家さんの考えを聞いて、実際に稽古をしながら作っていけたらと思っています。
-ところで、今回、これまで挑戦していなかったミュージカルに挑戦しようと思った決め手は何だったのですか。
いろいろありますよ。例えば、一番やらなそうだから。誰もこのタイミングで、急にミュージカルをやるとは思っていないだろうなと思って(笑)。新しいことに挑戦したいということもありますね。
-初めてのことに挑戦するこの環境はワクワクしている?
不安もありますし、きっと大変なことも多いとは思います。ただ、年齢を重ねていくと、新しいことに挑戦する機会はどんどん減っていってしまうので、それを30代になってもまだ経験できるというのはありがたいことだと思います。楽しめるように頑張ります。
-9年ぶりの舞台出演ということについては、どんな思いがありますか。
9年前は、まだお芝居がどういうものかもほとんど分かっていない状態だったので、難しさはもちろん、お芝居の楽しさもなんとなく感じていたくらいでした。今回は、そのときよりは分かっていることも多いので、楽しみも大きいですし、それと同じくらい大変なこともあると思います。
-Hey! Say! JUMPのメンバーの皆さんには、何か相談したりはしたのですか。
相談ではないですが、ミュージカルには薮(宏太)や高木(雄也)が出ているので、(彼らが伊野尾のことを)気にかけてくれているような気はします(笑)。(今作にも出演する)岸祐二さんと薮は共演したことがあったようで、そのときのことを話してくれたりしたので、心配はしてくれているのだろうなと思います。
-本作はラスベガスを舞台にした物語ですが、ラスベガスには行ったことがありますか。
ありますよ。大掛かりなショーがあったのが印象に残っています。本当は、このミュージカルが始まる前にラスベガスにカジノをしにいかなくちゃと思っていたんです。映画を見たり、何かをするよりも、まず、ラスベガスに行ってカジノをやるというのが役作りに1番重要だと思ったから(笑)。やっぱり空気感を知っておかないとでしょう?(笑)。行けませんでしたが。
-もし、ラスベガスに行けたら、劇中のようにポーカーをやりますか。
やる、やる。これ、役作りのためですよ! あくまでも役作り(笑)。だから、どれだけ負けても仕方ないよね(笑)!
-では、タイトルに付いているもう一つの言葉、「ハネムーン」の印象は?
えー、まだ行ったことないからな(笑)。
-もし、行くとなったらどこに行きたいですか。
全然イメージが湧かない(笑)。でも、新婚旅行に行けるということ自体が幸せだろうなと思います。きっとみんな、お互いに仕事をしているだろうから、スケジュールを合わせるのも大変だろうと思うので。
-旅行はお好きなんですか。
好きですよ。この間も、男友達3人で温泉に行きました。昔は、バイクに乗ってどこかに行こうとか、ちょっとアクティブに動いていましたが、今は、おいしいご飯を食べて、温泉に入って、すぐ寝る(笑)。お酒を飲んで、すぐ寝ちゃう。それで、翌朝、早起きして、朝ごはんを食べるという楽しい旅でした。
-本作では、主人公のジャックが母親から「結婚をしないで」と言われたことが発端となってストーリーが展開していきます。伊野尾さんが、両親から言われて今でも印象に残っている教えはありますか。
子どもの頃はいろいろとありましたが、30代になると親から言われたことというのは、自分の中では0になったような感覚があります。親の教えって、子どもの頃の人格形成に少なからず影響を与えるものだと思います。だからこそ、大人になっても、それに縛られてしまうことが、良くも悪くもある。ただ、今の僕は親が決めたルールよりも、自分が出合った出来事などによって自分の価値観やルールができている気がします。もちろん、僕も人格形成の上でベースになっているのは、両親の教えだろうなと思います。でも、それが歳を重ねるごとに徐々に薄れてきて、自分の中の好き嫌いや良い悪いが基準になってきているような気がしています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ブロードウェイミュージカル「ハネムーン・イン・ベガス」は、4月9日~29日に都内・東京建物Brillia HALL、5月6日~19日に大阪・SkyシアターMBSで上演。
-ミュージカル初挑戦への意気込みを教えてください。
新しい自分が見せられるように。それから、見に来てくださる方々に楽しんでもらえるように、頑張りたいと思います。
-(取材当時)すでに準備は始めているのですか?
本当にミュージカルは初めてなので、このお話をいただいたときに、できる限り早くから準備を始めたいというわがままを言わせてもらい、歌の練習は長めにとっていただいています。これから、体調や喉のケアもどうするかは考えていかないといけないと思っているので、経験者の人たちの話も聞きながら考えていきたいです。
-歌稽古がスタートしたと聞いていますが、今現在、苦労していることはありますか。
楽しくやってます。そんなに長時間、拘束されるというわけではないので(笑)、すごく楽しいです。
-自分の中で課題が見えたり、自分の歌の特徴に気付いたり、何か新しい発見はありましたか。
これまでHey! Say! JUMPというグループでいろいろな楽曲を歌わせていただいてきましたが、やっぱりポップスのアプローチとはかなり違うというのは感じています。最近のJ-POPはキーレンジもかなり高いのですが、今回は、普段、僕が歌っているよりも低いキーが多いので、そこが難しいところではあります。
-ストーリーについても教えてください。最初に台本を読んだときは、どのような感想を持ちましたか。
正直なところ、「よく分からない」(笑)。どこで歌って、どこで話しているのかが、分からなくて。僕、そもそもミュージカルの台本の読み方も分からなかったんですよ。でも、稽古を重ねて、歌を覚えて、改めて台本を読んで、ようやく理解が深まって面白い作品だなと思いました。
-ミュージカルの台本は、普段、目にしている例えばドラマなどの台本とは全然違うものでしたか。
基本的なスタイルはそれほど変わらないです。台本だけでなく、歌は譜面も見ないといけないので、そこが違うなと感じたところでした。
-なるほど。伊野尾さんが演じるジャックという人物については、どう感じていますか。
ベッツィのことが大好きな人。でも、なかなか結婚を決められない。それもお母さんへの思いがあってのことだと思うので、悪い人ではないんだと思います。
-共感できるところはありますか。
ギャンブルのシーンかな(笑)。カジノのシーンが出てくるんですが、そこは演じるのも楽しみですね。最終的に1対1で対決するというシーンなので、どれだけヒリヒリした感じを出せるかと考えていたのですが、そのシーンではどうやら歌うみたいなんです。歌で表現するというのが、ちょっと想像していたのと違いましたが、逆にどうなるのか楽しみです。
-コメディーの要素が強い作品ですが、コメディーという視点から台本を読んでどう感じましたか。
テンポがあって面白いなと。最初にタイトルを見たときは、恋愛ものだからお相手の方とのシーンが多いのかなと思ったんですが、台本を読んでみるとほとんど、結婚相手のベッツィとは一緒にいないんですよ。それは驚きでした。
-では、そんな作品の中で、ジャックという役柄をどう演じたいと考えていますか。
自分で決め込んで稽古に行くよりも、演出家さんの考えを聞いて、実際に稽古をしながら作っていけたらと思っています。
-ところで、今回、これまで挑戦していなかったミュージカルに挑戦しようと思った決め手は何だったのですか。
いろいろありますよ。例えば、一番やらなそうだから。誰もこのタイミングで、急にミュージカルをやるとは思っていないだろうなと思って(笑)。新しいことに挑戦したいということもありますね。
-初めてのことに挑戦するこの環境はワクワクしている?
不安もありますし、きっと大変なことも多いとは思います。ただ、年齢を重ねていくと、新しいことに挑戦する機会はどんどん減っていってしまうので、それを30代になってもまだ経験できるというのはありがたいことだと思います。楽しめるように頑張ります。
-9年ぶりの舞台出演ということについては、どんな思いがありますか。
9年前は、まだお芝居がどういうものかもほとんど分かっていない状態だったので、難しさはもちろん、お芝居の楽しさもなんとなく感じていたくらいでした。今回は、そのときよりは分かっていることも多いので、楽しみも大きいですし、それと同じくらい大変なこともあると思います。
-Hey! Say! JUMPのメンバーの皆さんには、何か相談したりはしたのですか。
相談ではないですが、ミュージカルには薮(宏太)や高木(雄也)が出ているので、(彼らが伊野尾のことを)気にかけてくれているような気はします(笑)。(今作にも出演する)岸祐二さんと薮は共演したことがあったようで、そのときのことを話してくれたりしたので、心配はしてくれているのだろうなと思います。
-本作はラスベガスを舞台にした物語ですが、ラスベガスには行ったことがありますか。
ありますよ。大掛かりなショーがあったのが印象に残っています。本当は、このミュージカルが始まる前にラスベガスにカジノをしにいかなくちゃと思っていたんです。映画を見たり、何かをするよりも、まず、ラスベガスに行ってカジノをやるというのが役作りに1番重要だと思ったから(笑)。やっぱり空気感を知っておかないとでしょう?(笑)。行けませんでしたが。
-もし、ラスベガスに行けたら、劇中のようにポーカーをやりますか。
やる、やる。これ、役作りのためですよ! あくまでも役作り(笑)。だから、どれだけ負けても仕方ないよね(笑)!
-では、タイトルに付いているもう一つの言葉、「ハネムーン」の印象は?
えー、まだ行ったことないからな(笑)。
-もし、行くとなったらどこに行きたいですか。
全然イメージが湧かない(笑)。でも、新婚旅行に行けるということ自体が幸せだろうなと思います。きっとみんな、お互いに仕事をしているだろうから、スケジュールを合わせるのも大変だろうと思うので。
-旅行はお好きなんですか。
好きですよ。この間も、男友達3人で温泉に行きました。昔は、バイクに乗ってどこかに行こうとか、ちょっとアクティブに動いていましたが、今は、おいしいご飯を食べて、温泉に入って、すぐ寝る(笑)。お酒を飲んで、すぐ寝ちゃう。それで、翌朝、早起きして、朝ごはんを食べるという楽しい旅でした。
-本作では、主人公のジャックが母親から「結婚をしないで」と言われたことが発端となってストーリーが展開していきます。伊野尾さんが、両親から言われて今でも印象に残っている教えはありますか。
子どもの頃はいろいろとありましたが、30代になると親から言われたことというのは、自分の中では0になったような感覚があります。親の教えって、子どもの頃の人格形成に少なからず影響を与えるものだと思います。だからこそ、大人になっても、それに縛られてしまうことが、良くも悪くもある。ただ、今の僕は親が決めたルールよりも、自分が出合った出来事などによって自分の価値観やルールができている気がします。もちろん、僕も人格形成の上でベースになっているのは、両親の教えだろうなと思います。でも、それが歳を重ねるごとに徐々に薄れてきて、自分の中の好き嫌いや良い悪いが基準になってきているような気がしています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ブロードウェイミュージカル「ハネムーン・イン・ベガス」は、4月9日~29日に都内・東京建物Brillia HALL、5月6日~19日に大阪・SkyシアターMBSで上演。
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