アニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』吹替版に安藤サクラ、リリー・フランキー、『光る君へ』まひろの少女時代を演じた落井実結子
クランクイン!2024年3月22日(金)10時0分
アヌシー国際アニメーション映画祭2023の長編アニメーション部門で最高賞クリスタルを受賞したアニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』(4月12日公開)の日本語吹替版キャストに、安藤サクラ、リリー・フランキー、落井実結子が決定した。
本作は、フランスのとある郊外で巻き起こる、チキンをめぐる母娘の大騒動を描くコメディー。
鋭く繊細な実写映画的な演出と、描線の筆遣いが生き生きと残されワイルドで大胆なアニメーションを生み出したのは、映画作家キアラ・マルタとアニメーション作家セバスチャン・ローデンバック。プライベートでは子を持つ夫婦である二人がタッグを組み、ユーモアといたずら心、そして詩的な表現で、子どもの視点から子ども時代を語る映画体験を提供する。
第76回カンヌ国際映画祭Acid部門選出、アヌシー国際アニメーション映画祭2023長編アニメーション部門で最高賞クリスタルを受賞。さらに第49回セザール賞 最優秀長編アニメーション賞を受賞したほか、米「Variety」紙では「後から振り返ってみると、間違いなく今年のカンヌで最高の作品!」と評され、昨年行われた東京国際映画祭アニメーション部門での日本プレミア上映でも笑いと涙で観客を包み込んだ。
このたび、本作の日本語吹替版キャストに、安藤サクラ、リリー・フランキー、落井実結子が決定。
主人公リンダの母親・ポレット役を演じるのは安藤サクラ。「亡きお父さんのチキン料理がたべたい」というリンダの願いを叶えようと奮闘するシングルマザーを演じる。そんなポレットに一目惚れをする音楽好きのトラック運転手・ジャン=ミシェル役はリリー・フランキー。安藤とリリーが共演するのは、第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督作『万引き家族』で夫婦役を演じて以来、約6年ぶりとなる。
天真爛漫な8歳の女の子・主人公リンダ役には、落井実結子が抜てき。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や廣木隆一監督の映画『母性』など数多くの話題作に出演を重ね、今最も注目を浴びている子役だ。現在10歳の落井は、早くも2度目の大河ドラマ出演となる『光る君へ』で、のちの紫式部である主人公・まひろの少女時代を熱演。その高い演技力に絶賛が相次いでいる。
安藤は「素晴らしい作品に携われること、大変うれしいです。アニメーションの吹き替えは新鮮な挑戦ですが、なんだか私が演じるポレットのことは古くから知っているような感覚でもあります。どんな風に演じようか、日本語で吹き込むのが楽しみで仕方ありません。きっと日本語版もみなさまに愛される作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください」とコメント。
リリーは「ある種アナログな、本当に筆の跡が見えるような、手仕事のひとつひとつをしっかり感じることができる作品でした。色々自由に作られているものってすごく刺激的ですし、アートアニメというと敷居が高くなるかもしれないけど、このアニメーションの持っている概念、1つ1つの美しい絵とともに、物語を楽しんで欲しいですね」と語る。
落井は「最初に映像をみた時に、私が知っているアニメとは全然ちがったのでびっくりして、やってみたいと思いました。だから、リンダをやらせていただけることになって、とてもうれしかったです」と振り返る。そして「リンダは、イタズラ好きだけど悪い子じゃなくて、友達と楽しく遊ぶ普通の子だと思うので、自然にやれたらいいなと思います。でも、私は普段のんびり話すのですが、この映画では会話のテンポが大事かなと思ったので、そこは気を付けてがんばりたいです」と抱負を述べている。
なお本作には、印象的なミュージカルシーンが随所に挟まれている。レオス・カラックス監督作『アネット』を手掛けた作曲家クレマン・デュコルによる劇中歌は、思わず口ずさみたくなる楽しいメロディに、登場人物たちの心情を表したどこか切ない歌詞が乗り、絶妙なバランスで物語をリリカルに彩っている。落井と安藤はそれぞれ歌唱に挑戦しており、日本語吹替版のミュージカルシーンにも要注目だ。
日本国内でも、東京国際映画祭に続き、第10回新千歳空港国際アニメーション映画祭にてコンペティション長編部門のグランプリに輝いた本作。さらに東京アニメアワードフェスティバル2024(TAAF2024)コンペティション部門でもグランプリを獲得。先日3月14日東京・新宿ピカデリーで、マルタ&ローデンバック監督来日の際に行われた舞台あいさつに一緒に登壇した片渕須直監督は「自由を体現する新しい感覚!」と、そのアナーキーで自由な制作スタイルを大絶賛。上映に集まった山村浩二監督やりんたろう監督からも称賛の声が届いている。
その後マルタ&ローデンバック監督らは、第2回新潟国際アニメーション映画祭で行われた新潟アニメーションキャンプにマスタークラス講師として参加し、世界各国から集まったアニメーション制作を学ぶ若い監督・スタッフ、学生たちと交流を深めた。
アニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』は、4月12日より順次公開。
本作は、フランスのとある郊外で巻き起こる、チキンをめぐる母娘の大騒動を描くコメディー。
鋭く繊細な実写映画的な演出と、描線の筆遣いが生き生きと残されワイルドで大胆なアニメーションを生み出したのは、映画作家キアラ・マルタとアニメーション作家セバスチャン・ローデンバック。プライベートでは子を持つ夫婦である二人がタッグを組み、ユーモアといたずら心、そして詩的な表現で、子どもの視点から子ども時代を語る映画体験を提供する。
第76回カンヌ国際映画祭Acid部門選出、アヌシー国際アニメーション映画祭2023長編アニメーション部門で最高賞クリスタルを受賞。さらに第49回セザール賞 最優秀長編アニメーション賞を受賞したほか、米「Variety」紙では「後から振り返ってみると、間違いなく今年のカンヌで最高の作品!」と評され、昨年行われた東京国際映画祭アニメーション部門での日本プレミア上映でも笑いと涙で観客を包み込んだ。
このたび、本作の日本語吹替版キャストに、安藤サクラ、リリー・フランキー、落井実結子が決定。
主人公リンダの母親・ポレット役を演じるのは安藤サクラ。「亡きお父さんのチキン料理がたべたい」というリンダの願いを叶えようと奮闘するシングルマザーを演じる。そんなポレットに一目惚れをする音楽好きのトラック運転手・ジャン=ミシェル役はリリー・フランキー。安藤とリリーが共演するのは、第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督作『万引き家族』で夫婦役を演じて以来、約6年ぶりとなる。
天真爛漫な8歳の女の子・主人公リンダ役には、落井実結子が抜てき。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や廣木隆一監督の映画『母性』など数多くの話題作に出演を重ね、今最も注目を浴びている子役だ。現在10歳の落井は、早くも2度目の大河ドラマ出演となる『光る君へ』で、のちの紫式部である主人公・まひろの少女時代を熱演。その高い演技力に絶賛が相次いでいる。
安藤は「素晴らしい作品に携われること、大変うれしいです。アニメーションの吹き替えは新鮮な挑戦ですが、なんだか私が演じるポレットのことは古くから知っているような感覚でもあります。どんな風に演じようか、日本語で吹き込むのが楽しみで仕方ありません。きっと日本語版もみなさまに愛される作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください」とコメント。
リリーは「ある種アナログな、本当に筆の跡が見えるような、手仕事のひとつひとつをしっかり感じることができる作品でした。色々自由に作られているものってすごく刺激的ですし、アートアニメというと敷居が高くなるかもしれないけど、このアニメーションの持っている概念、1つ1つの美しい絵とともに、物語を楽しんで欲しいですね」と語る。
落井は「最初に映像をみた時に、私が知っているアニメとは全然ちがったのでびっくりして、やってみたいと思いました。だから、リンダをやらせていただけることになって、とてもうれしかったです」と振り返る。そして「リンダは、イタズラ好きだけど悪い子じゃなくて、友達と楽しく遊ぶ普通の子だと思うので、自然にやれたらいいなと思います。でも、私は普段のんびり話すのですが、この映画では会話のテンポが大事かなと思ったので、そこは気を付けてがんばりたいです」と抱負を述べている。
なお本作には、印象的なミュージカルシーンが随所に挟まれている。レオス・カラックス監督作『アネット』を手掛けた作曲家クレマン・デュコルによる劇中歌は、思わず口ずさみたくなる楽しいメロディに、登場人物たちの心情を表したどこか切ない歌詞が乗り、絶妙なバランスで物語をリリカルに彩っている。落井と安藤はそれぞれ歌唱に挑戦しており、日本語吹替版のミュージカルシーンにも要注目だ。
日本国内でも、東京国際映画祭に続き、第10回新千歳空港国際アニメーション映画祭にてコンペティション長編部門のグランプリに輝いた本作。さらに東京アニメアワードフェスティバル2024(TAAF2024)コンペティション部門でもグランプリを獲得。先日3月14日東京・新宿ピカデリーで、マルタ&ローデンバック監督来日の際に行われた舞台あいさつに一緒に登壇した片渕須直監督は「自由を体現する新しい感覚!」と、そのアナーキーで自由な制作スタイルを大絶賛。上映に集まった山村浩二監督やりんたろう監督からも称賛の声が届いている。
その後マルタ&ローデンバック監督らは、第2回新潟国際アニメーション映画祭で行われた新潟アニメーションキャンプにマスタークラス講師として参加し、世界各国から集まったアニメーション制作を学ぶ若い監督・スタッフ、学生たちと交流を深めた。
アニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』は、4月12日より順次公開。
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