「中高年女性のリアルな気高さを描く」ホン・サンス『あなたの顔の前に』『イントロダクション』新ビジュアル&コメント到着
シネマカフェ2022年6月16日(木)19時30分
韓国を代表する名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作となる長編25作目『イントロダクション』と、長編26作目『あなたの顔の前に』公開を目前に、新ビジュアルが解禁。両作を鑑賞した各界著名人からもコメントが到着した。
2021年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(脚本賞)を受賞した『イントロダクション』は、モラトリアムな時期をさまよう青年ヨンホ(シン・ソクホ)が主人公にしたモノクロームの青春映画。玉城ティナ(女優)は「ホン・サンス監督の映画は否定、が描かれていないように思う。そこに余白が必ずある」と語り、尾崎世界観(クリープハイプ)は「この映画の中で、川のように流れる美しい悲しみを見つけた。それは、お守りのようにずっと持っていたい悲しみだった」と言う。
そして濱口竜介監督作『偶然と想像』にも出演して話題となった古川琴音(女優)や中島歩(俳優)からはそれぞれ、「友人と散歩に出かけたある日のことを思い出した。ぽつりと話したり、沈黙したり。たらたら歩くうちに、友人のほろ苦い思いが見え隠れして」、「シン・ソクホの微笑みが印象的。彼はもう世界に対して微笑みながらタバコをふかすことしかできないのだろうか」とのコメントが到着。大九明子(映画監督)は「笑顔のヨンホが痛々しい。この痛み、青春だ。冬の海にザッパーンとは。どう見たって青春だ」と寄せる。
また、2021年カンヌ国際映画祭プレミア部門招待作の『あなたの顔の前に』は、元女優の中年女性サンオクを主人公に彼女が過ごす1日の出来事を通して、彼女の心の深淵に迫るストーリー。
原田美枝子(俳優)より「こんなふうに人生の一日を生きられたら、きっと神様は褒めてくださるだろう。そう思った」、風吹ジュン(女優)より「1日の物語にサンオクの人生が見えて来る」、筒井真理子(俳優)より「彼女の只ならない一日に立ち会いました」、そして、「私はこの物語を受け止めたいし、誰かに渡したい。それは、抱きしめられたいし、抱きしめたいって感じにとても近い」と語る渡辺真起子(俳優)ら中心に、韓国の演劇・映画界を代表するイ・ヘヨン演じる主人公女性に共感のコメントが多々。
斎藤真理子(翻訳者「82年生まれ、キム・ジヨン」)は「こんなに小声でも、誰の声より遠くまで聞こえ こんなに小声でも、驚くほどすべての感情がこもっている」と本作を評し、共著「韓国映画・ドラマ―わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020」を持つハン・トンヒョン(日本映画大学准教授)は「生々しく、そしてダイレクトに私の内側に触れてくる情感。主演のイ・ヘヨンが素晴らしい。中高年女性のリアルな気高さを描く本作のような映画を、私は必要としていたのだ」と寄せている。
『あなたの顔の前に』『イントロダクション』は6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。
2021年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(脚本賞)を受賞した『イントロダクション』は、モラトリアムな時期をさまよう青年ヨンホ(シン・ソクホ)が主人公にしたモノクロームの青春映画。玉城ティナ(女優)は「ホン・サンス監督の映画は否定、が描かれていないように思う。そこに余白が必ずある」と語り、尾崎世界観(クリープハイプ)は「この映画の中で、川のように流れる美しい悲しみを見つけた。それは、お守りのようにずっと持っていたい悲しみだった」と言う。
そして濱口竜介監督作『偶然と想像』にも出演して話題となった古川琴音(女優)や中島歩(俳優)からはそれぞれ、「友人と散歩に出かけたある日のことを思い出した。ぽつりと話したり、沈黙したり。たらたら歩くうちに、友人のほろ苦い思いが見え隠れして」、「シン・ソクホの微笑みが印象的。彼はもう世界に対して微笑みながらタバコをふかすことしかできないのだろうか」とのコメントが到着。大九明子(映画監督)は「笑顔のヨンホが痛々しい。この痛み、青春だ。冬の海にザッパーンとは。どう見たって青春だ」と寄せる。
また、2021年カンヌ国際映画祭プレミア部門招待作の『あなたの顔の前に』は、元女優の中年女性サンオクを主人公に彼女が過ごす1日の出来事を通して、彼女の心の深淵に迫るストーリー。
原田美枝子(俳優)より「こんなふうに人生の一日を生きられたら、きっと神様は褒めてくださるだろう。そう思った」、風吹ジュン(女優)より「1日の物語にサンオクの人生が見えて来る」、筒井真理子(俳優)より「彼女の只ならない一日に立ち会いました」、そして、「私はこの物語を受け止めたいし、誰かに渡したい。それは、抱きしめられたいし、抱きしめたいって感じにとても近い」と語る渡辺真起子(俳優)ら中心に、韓国の演劇・映画界を代表するイ・ヘヨン演じる主人公女性に共感のコメントが多々。
斎藤真理子(翻訳者「82年生まれ、キム・ジヨン」)は「こんなに小声でも、誰の声より遠くまで聞こえ こんなに小声でも、驚くほどすべての感情がこもっている」と本作を評し、共著「韓国映画・ドラマ―わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020」を持つハン・トンヒョン(日本映画大学准教授)は「生々しく、そしてダイレクトに私の内側に触れてくる情感。主演のイ・ヘヨンが素晴らしい。中高年女性のリアルな気高さを描く本作のような映画を、私は必要としていたのだ」と寄せている。
『あなたの顔の前に』『イントロダクション』は6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。
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