セリフなしで紡ぐ女性たちのロマンス『ゴンドラ』日本版予告編

シネマカフェ2024年10月11日(金)13時0分

『ゴンドラ』©VEIT HELMER-FILMPRODUKTION,BERLIN AND NATURA FILM,TBILISI

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セリフなし映画の名手として知られるファイト・ヘルマー監督の最新作、ドイツ・ジョージアの合作映画『ゴンドラ』の日本版予告編が解禁された。

昨年の東京国際映画祭でワールド・プレミア、世界62の映画祭に招待され10の賞に輝き、フランスでは12週のロングランヒットとなった本作。

ジョージアに実在するゴンドラ(ロープウェイ)を往復する2人の女性乗務員イヴァとニノを主人公に、自由な創造力と秘やかな恋とユーモアあふれる復讐をのせた、観た後に少しだけ幸福になれる映画。

「人生には少ないながらも素晴らしい瞬間がある。それを伝えるため、私の映画は、ある種のハッピーエンドにこだわる」(ファイト・ヘルマー監督)という映画哲学が込められている。

この度解禁された日本版予告編は、監督のプロダクション名からゆらゆらゴンドラのように揺れて始まり、ゴンドラは行ったり来たり。次第にイヴァとニノの思いも近づいていく。

世界のどこかに行けるわけではないけれど、想像力があればどこへでも行ける。セリフのない予告編からもそんな世界観がうかがえる。

また、予告編とともに、著名人や映画館からの愛に溢れたコメントも到着。

コラムニスト/ラジオパーソナリティーのジェーン・スーは「美しいジョージアの景色も、村人たちの表情も、アテンダントふたりの行動も、そしてゴンドラ自身も、なにもかもが饒舌。私たちは、言葉以外でこんなにも心を伝えあっている」とコメント。

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』や連続テレビ小説「虎に翼」などで知られる脚本家・小説家の吉田恵里香は、「惹かれあい愛し合っていくニノとイヴァの姿を通じて『自由とは何か?』『規則とは何の為に存在するのか?』を気づけば自問していました。何を感じて、何が沁みたのかを観た人に聞きたくなる作品です」と本作を評している。

『ゴンドラ』は11月1日(金)より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。

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