香港市民の間で車で「北上」がトレンドに、広東・香港・マカオ「1時間生活圏」形成
香港市民にとって、自分で車を運転して家族連れで「北上」するのが、今年の春節連休における最も便利な移動方法の一つとなりました。
香港市民にとって、自分で車を運転して家族連れで「北上」するのが、今年の春節連休における最も便利な移動方法の一つとなりました。
香港の自家用車が広東省へ乗り入れ可能となる「港車北上」が2023年7月1日に施行されて以来、香港・広東省珠海・マカオを結ぶ「港珠澳大橋」を経由して大陸部を往復する香港の自家用車の数が着実に上昇しています。統計によりますと、「港車北上」施行半年後、香港のナンバープレートだけを持つ車(香港と広東省の両方のナンバープレートを持つ車もある)の月平均通行台数は、施行初月の14倍弱に相当する延べ9万5000台に達しました。
「港車北上」の実施による港珠澳大橋の役割のより良い発揮は、「広東・香港・マカオグレーターベイエリア発展計画綱要」内の「グレーターベイエリア快速交通ネットワーク構築」の一環です。同綱要が2019年2月18日に公布・実施されて以来、広東・香港・マカオグレーターベイエリアでは、政策体系が絶えず改善され、交通がよりスムーズになっています。
港珠澳大橋検問所が14日に発表したデータによりますと、港珠澳大橋の珠海道路口岸(出入境検査場)で12日(旧正月三日)に単日の出入境者数が延べ13万人を記録したのに続き、13日には単日の出入境者数が延べ14万4000人を記録し、単日の出入境車数が初めて1万8000台を突破し、共に過去最多を更新しました。港珠澳大橋の広東・香港・マカオをつなぐ役割がますます顕著になっています。
生活圏が拡大し、交通の所要時間が短縮されるに伴い、車を運転して「北上」することが、香港市民の新たなレジャーとなっています。広東・香港・マカオの「1時間生活圏」が現実化しつつあります。大陸部では、香港からの観光客が「新たに現れた主な訪問者」となり、ショッピングセンターでも、農産物卸売市場でも、観光地でも、多くの香港市民の姿を見ることができます。
こうした状況について、香港特別行政区立法会の陳沛良議員は、「『港車北上』は、グレーターベイエリアの交通の相互接続が新時代に入ったことを示し、消費者、就職者、起業者の移動を促すとともに、グレーターベイエリア内での他の生産要素の相互接続加速に向けた基礎を築いた」との考えを示しました。(提供/CRI)
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