予約した民泊に行ったらまるでゴーストビル! 担当者「泊まる分には問題ない」―中国
女性が宿泊した河南省洛陽市の民宿の外観があまりにもボロすぎると注目を集めている。
女性が宿泊した河南省洛陽市の民泊の外観があまりにもボロすぎると注目を集めている。中国メディアの上游新聞が12日付で伝えた。
記事によると、女性はこのほどSNS・小紅書(RED)で事の経緯を説明した。女性は数日前に友人と洛陽市に旅行に行った際、ネット上で1泊129元(約2500円)の民泊を予約した。室内の写真はいたって普通だったが、現地に着いてみるとまるで「ゴーストビル」だったという。
外壁は塗装されておらず、廊下も薄暗かった。女性は「少し怖いと思い、身の危険を感じた。エレベーターで上がった時に数人がいたが、観光客には見えなかった。とりあえずチェックインの手続きをして荷物を置き、観光をしてから部屋に戻った」と説明した。
その後、部屋の内装工事によるものと思われる臭いがきつく、せきが止まらなくなったことから、女性らは午前1時にチェックアウトし、別のホテルに移動した。宿泊費の返還などは求めなかったという。
女性は建物の外観や廊下の写真を小紅書に投稿しており、これを見たネットユーザーからは「人が住める所なのか?」「毎日近くを通ってるけど、中が民宿になっているとは思わなかった」などの声が上がった。
記事によると、この建物内の複数の部屋が民泊として提供されており、多くが1泊200~500元(4000~1万円)だった。民泊経営者は「外壁の修繕が終わっておらず、見栄えはしないが、泊まる分には問題ない」と説明した。また、同じ建物内の別の民泊経営者は「内装も立地も良い。駐車するのも便利」と話した。
口コミサイトには2023年1月の時点で外観の悪さを指摘するコメントがあり、業者は「現在改装中で、完了すればきれいで便利になります」と返信していたが、それから1年以上が経ったものの状況は変わっていないという。
洛陽市市場監督管理局の担当者は「後にトラブルになる可能性もあることから、もし心配なら予約は避けた方が良い」とコメント。付近の住民も「民宿は確かに不通に宿泊できるが、外観に納得がいかない場合はホテルに泊まった方が良い」と話しているという。(翻訳・編集/北田)
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