「君たちはどう生きるか」が公開目前の中国、「宮崎監督が唯一中国のファンと交流」に反響
宮崎駿氏が監督を務めた映画「君たちはどう生きるか」の中国での公開をめぐり、「宮崎監督が唯一交流した観客は中国のファンだった」との投稿が反響を呼んだ。写真は上海で行われた宮崎駿氏の原作展。
宮崎駿氏が監督を務めたスタジオジブリのアニメーション映画「君たちはどう生きるか」の中国での公開をめぐり、「宮崎監督が唯一交流した観客は中国のファンだった」との投稿が中国SNSの微博(ウェイボー)で反響を呼んだ。
「君たちはどう生きるか」の微博アカウントは20日、来月3日の中国での公開を前に、宮崎監督とプロデューサーの鈴木敏夫氏が登場する映像を公開した。映像には「4月に中国で『君たちはどう生きるか』が公開されることになりまして、僕だけ行きます」と話す鈴木氏に、「はい、お願いします」「頑張ってきて下さい」と声を掛ける宮崎監督の姿が収められている。鈴木氏が中国を訪れるのは40年ぶりとのことだ。
映像には「この映画にはジブリを深く愛してくれるファンの皆さんへの感謝も込められています」「宮崎駿と鈴木敏夫が対話する特別な映像、中国の観客の皆さんに届ける特別な贈り物」などのメッセージが添えられ、「#宮崎駿が映画公開のために初めて宣伝」のハッシュタグも付いている。
漫画・アニメ系のある人気ブロガーは「『君たちはどう生きるか』が世界で公開されてから、宮崎監督は国内外のどんなイベントにも参加せず、アカデミー賞の授賞式すら行かなかった。監督の観客との唯一の交流がなんと中国のファンだったとは」と驚きと興奮を込めて映像を紹介しており、微博のユーザーからは「宮崎監督はわれわれに並々ならぬ感情を持っている。われわれだって同じ」「監督のどの作品も本当に本当に素晴らしい」「絶対に見に行きます!」という声や、「監督はすごく痩せたな。どうか体を大切にしてください」「監督の映画は大きな愛に満ちている」「監督の作品に癒やされてきた。見ると大人も子どもに戻れる」などの声が続々と寄せられている。(翻訳・編集/野谷)
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