「高速鉄道で中国の桜の名所に」が香港で人気に―中国メディア
桜の名所がある湖北省武漢市や湖南省張家界市などが香港の住民の間で人気の旅行先となっている。
香港ではキリスト教の祭りのイースターに合わせて3月29日から4月1日まで4連休となるため、多くの市民が花見に出かける予定を立てている。花見でおなじみの日本や韓国などへの旅行が依然として人気となっている。しかし多くの旅行会社によると、空の便は国際線がまだ完全には回復していないため、団体旅行には限りがあり、高速鉄道に乗って中国大陸部に向かう団体旅行を予定する人が急増しているという。そして、桜の名所がある湖北省武漢市や湖南省張家界市などが香港の住民の間で人気の旅行先となっている。環球時報が各社の報道をまとめて伝えた。
香港紙「星島日報」の24日付の報道によると、旅行会社・永安旅遊の馬世文副総経理は、「今年のイースターは団体旅行の数が目に見えて増えている。しかし、航空会社の旅客輸送能力はまだ7割ほどしか回復していない。加えて旅行会社も人手不足であるため、団体旅行には限りがある。逆に、飛行機ではなく、高速鉄道で中国大陸部に向かうことのできる団体旅行が好調となっている。中でも一番人気は武漢や張家界の花見の名所。飛行機と比べると、高速鉄道はスマホでインターネットにもアクセスでき、車窓から風景を見ることもできるので、それを好む旅客もいる」と話した。
また、別の旅行会社・縦横遊の袁振寧常務董事は、「日本の九州や四国に花見に行く7日間の団体旅行が人気となっている。しかし、最近は中国大陸部に高速鉄道で向かう団体旅行に関する問い合わせも増えている。中国大陸部と香港の往来が全面的に再開して以来、コストパフォーマンスが高い高速鉄道を使った団体旅行が第一の選択肢となっている。当社もイースターに合わせた4連休中に張家界に高速鉄道で向かう団体旅行を発売した」と話した。
香港メディアが最近まとめた中国の「桜の名所トップ10」は雲南省昆明市の圓通花潮、貴州省安順市の平[土覇]桜花園、上海市の顧村公園、江蘇省南京市の鶏鳴寺一帯、江蘇省無錫市の鼋頭渚景勝地、湖北省武漢市の東湖桜園と武漢大学、北京市の玉淵潭公園、山東省青島市の中山公園、遼寧省大連市の竜王塘ダム公園桜花園となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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