韓国で中国旅行熱が高まる、張家界が特に人気―中国メディア
中国メディアの人民網は9日、「韓国で中国旅行熱が高まる」とする記事を掲載した。写真は湖南省の人気観光地・張家界。
中国メディアの人民網は9日、「韓国で中国旅行熱が高まる」とする記事を掲載した。
記事はまず、「韓国政府の統計によると、新型コロナ収束後、韓国人の海外旅行は増え続け、中国が人気の目的地になっている。ある分析によると、中国旅行熱の高まりは、新型コロナ流行前の常態に復したということであり、中韓両国民の深い友好の表れでもある」と伝えた。
記事は、韓国国土交通部によると、今年1月の国際線旅客数は前年同月比57%増の728万人で、新型コロナ流行前の19年1月の91%水準まで回復したこと、韓国法務部の統計によると、今年1月に中国を訪れた韓国人は同908.7%増の14万2000人だったことを紹介した。
その上で、「中国旅行熱が高まる中、韓国の旅行会社の多くが中国観光商品の発売に特化し、大手航空会社も中国往復便を増やしている」とし、その例として、大韓航空が4月下旬に仁川-(中国湖南省)張家界線と仁川-(中国河南省)鄭州線の運航を再開すること、チェジュ航空も夏季に仁川-(中国河北省)石家荘線の運航を再開することを取り上げた。
湖南省の北西部に位置する張家界は、細長く切り立った多くの岩山が天空へ連なるように立ち並び、大ヒットした米SF映画「アバター」に出てくる舞台のモデルになったとも言われる。記事は、張家界について「韓国人観光客に人気の目的地の一つで、特に60歳以上の旅行者を誘引している」と伝えた。
記事はまた、中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の研究員で、中国周辺戦略研究室の主任を務める王俊生(ワン・ジュンション)氏のコメントとして、「新型コロナ流行前、中韓両政府は民間交流を動かすため頻繁にコンタクトを取り合ってきた。民間交流は今、自発的に熱くなってきている。国の交わりは民の友情にある。中韓両国は地理的に近く、歴史的・文化的ルーツが根深く、経済・貿易協力の潜在力は巨大で、民間往来は押しとどめられないものだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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