ロッドマンも号泣!米朝会談を喜ぶ「金正恩氏の親友」たち
米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手で北朝鮮の金正恩党委員長の「親友」として知られるデニス・ロッドマン氏が12日、米朝首脳会談の実現を喜び、米CNNのインタビューで号泣した。
ロッドマン氏は首脳会談に合わせ、11日にシンガポール入り。CNNの生中継で「これはすべての人にとって偉大な日だ。シンガポールにも、東京にも、中国にも、全てにとってとても幸せなことだ!」などと述べた。
あふれる涙と感情の高揚を隠さないロッドマン氏にキャスターも困惑。ロッドマン氏は「金正恩は大きな子どもだ。でも、バカな男ではない。米国にも来たがっていて、良い人生を送りたがっている」などと語った。
金正恩氏とロッドマン氏は、エリート女学院の生徒らをコンパニオンとして動員し、どんちゃん騒ぎを楽しんだ仲であるとも言われる。
金正恩氏の「活躍」を喜んでいるのは、ロッドマン氏だけではない。
シリアのバッシャール・アサド大統領は、近く北朝鮮を訪問して金正恩党委員長と会談する意向を表明している。シリアは北朝鮮の最友好国のひとつで、その関係は第4次中東戦争にまでさかのぼる。
また、アサド氏はラオスの歴代国家主席やキューバのラウル・カストロ国家評議会議長と並び、金正恩氏が誕生日のメッセージなどを公開的に送る数少ない相手である。
朝鮮中央通信が3日付で伝えたところによると、北朝鮮の文正男(ムン・ジョンナム)駐シリア大使が5月30日、アサド氏に信任状を提出。アサド氏はその席上、「今後、朝鮮を訪問して金正恩閣下に会う決心である」と述べた。
アサド氏はまた、「金正恩閣下の卓越した政治実力、賢明な指導によって最近、朝鮮半島で大きな肯定的出来事が起こっている」と称賛。「シリア政府は今後も、朝鮮指導部の全ての政策と措置を全面的に支持し、朝鮮との友好関係を変わることなく強化し、発展させていく」などと述べた。
周知のとおり、シリアのアサド政権と米国は激しく対立している。さらに、北朝鮮はトランプ政権が核合意から離脱したイランとも親密だ。
仮に、金正恩氏が今後も米国や韓国などとの対話を成功裏に進めるならば、いずれ国際社会で一定の発言力を持つ、有力な国家指導者にならないとも限らないだろう。
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