【愕然】「ウガンダから詐欺の電話がかかってきた」と妻に言ったら、妻がとんでもないことを言い出した
ロケットニュース242024年1月19日(金)19時0分
iPhoneに表示された着信アリのマーク、そして「ウガンダ」の文字を見た瞬間に、私は詐欺だと直感した。
同時に相手と会話してみたいという職業病が発症し、近くにいた妻に「動画撮って!」と伝えようとしたが……そこで電話が切れた。
ワンギリ詐欺である。私は「動(どう)」だけ言えたが、あとに続く「画(が)撮って!」は口から出ることなく、お腹の中に不本意な形で収まった。
うぅ、残念……。うなだれている私を見て、「どうしたの?」と妻が言う。
「ウガンダから電話がかかってきてん。詐欺のヤツ」。そう返すと、思わず耳を疑うことを妻が言い出したのだ。
妻「私は今日の早朝にスリランカから電話がかかってきたよ」
ええええええ! そんな偶然ある? と思い、着信履歴を見せてもらうと……
マジだった……。
さらに! 話はまだ終わらない。上のようなやり取りがあったことを上司のGO羽鳥に話したら……
GO羽鳥「俺も最近スリランカから電話かかってきた!」
なんということだろう。こんな形でグローバル化の波が押し寄せていることを知るとは思わなかった。しかも、急に。
もしかして、私の周りだけだろうか? それとも、全体的にそうなのだろうか?
気になって、「ウガンダ 着信」「スリランカ 着信」でググってみると、注意喚起の記事が割と最近公開されている……。これは今流行っていると見ていいだろう。
・大事なこと
で、ここが大事なのだが、あなたの元に同じような着信があったとしても、絶対にコールバックしないこと。
もし折り返してしまったら、「高額な通話料金が発生する可能性がある」とドコモが警告している。
またドコモによると、怖いのはウガンダやスリランカだけではない。他の国からもワンギリ詐欺が報告されているようなので、注意されたし。不審な着信はくれぐれもスルーで!
・詐欺グループはなぜそんなことを?
それにしても、海外から日本人のスマホに電話をかけてすぐ切るなんて、普通に考えたら面倒くさい。
裏を返せば、面倒くさいことをするだけのメリットが詐欺グループ側にあるということだろう。
それは一体なに? 詐欺グループ側の目的とは? と気になったので、迷惑メール評論家でもあるGO羽鳥に聞いてみたところ……
GO羽鳥「これね、ホントによくわからんのよ。過去にも何度か調べたことあるけど目的は不明。アラブ首長国連邦の衛星電話スラーヤ(+88216)からかかってきたこともあったけど、金銭的な被害はゼロに終わった。
もちろん「高額な通話料金が発生する可能性がある」ってのはあるし、様々な機関がそのような注意喚起をしているのだけれど、私個人の経験上では、そうなったことは一度もないんだよね……。
ちなみにこの「ワンギリ詐欺」は、電話(電話番号)宛だけではなく、海外でよく使われる通話可能なチャットアプリ『WhatsApp(ワッツアップ)』でも頻繁にかかってくる。
たとえば私のここ1ヶ月内でのワンギリ詐欺は、パキスタン(+92)、ブラジル(+55)、インド(+91)、コートジボワール(+225)、ジンバブエ(+263)……てな具合。
本当にワンギリなので出られないし、仮にかけ直しても相手は出ない。ちなみに私にかかってきたスリランカの番号に掛け直しても「現在使われておりません」と出た。
いずれにしても、個人的な感触としては、「相手が折り返してくるかどうかを見極めてる(真面目な人=騙せる人かどうかを見極めている)」のかな〜と思ったりするけど、どうなんだろうね〜。謎!」
──とのことであった。
ちなみに、先ほど「コールバックは厳禁」と伝えたが、実際に折り返したらどうなるか気になる人もいるだろう。
そんな方は、本サイトで過去に公開した「海外からのワンギリに速攻でかけなおした記事」をご確認いただきたい。
念のために言っておくが、あくまでも記事の検証として行ったもので、もちろん実際にやってみるのはNG。そこのところをお忘れなく!
参考リンク:NTTドコモ「過去のWORLD CALLに関するお知らせ」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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同時に相手と会話してみたいという職業病が発症し、近くにいた妻に「動画撮って!」と伝えようとしたが……そこで電話が切れた。
ワンギリ詐欺である。私は「動(どう)」だけ言えたが、あとに続く「画(が)撮って!」は口から出ることなく、お腹の中に不本意な形で収まった。
うぅ、残念……。うなだれている私を見て、「どうしたの?」と妻が言う。
「ウガンダから電話がかかってきてん。詐欺のヤツ」。そう返すと、思わず耳を疑うことを妻が言い出したのだ。
妻「私は今日の早朝にスリランカから電話がかかってきたよ」
ええええええ! そんな偶然ある? と思い、着信履歴を見せてもらうと……
マジだった……。
さらに! 話はまだ終わらない。上のようなやり取りがあったことを上司のGO羽鳥に話したら……
GO羽鳥「俺も最近スリランカから電話かかってきた!」
なんということだろう。こんな形でグローバル化の波が押し寄せていることを知るとは思わなかった。しかも、急に。
もしかして、私の周りだけだろうか? それとも、全体的にそうなのだろうか?
気になって、「ウガンダ 着信」「スリランカ 着信」でググってみると、注意喚起の記事が割と最近公開されている……。これは今流行っていると見ていいだろう。
・大事なこと
で、ここが大事なのだが、あなたの元に同じような着信があったとしても、絶対にコールバックしないこと。
もし折り返してしまったら、「高額な通話料金が発生する可能性がある」とドコモが警告している。
またドコモによると、怖いのはウガンダやスリランカだけではない。他の国からもワンギリ詐欺が報告されているようなので、注意されたし。不審な着信はくれぐれもスルーで!
・詐欺グループはなぜそんなことを?
それにしても、海外から日本人のスマホに電話をかけてすぐ切るなんて、普通に考えたら面倒くさい。
裏を返せば、面倒くさいことをするだけのメリットが詐欺グループ側にあるということだろう。
それは一体なに? 詐欺グループ側の目的とは? と気になったので、迷惑メール評論家でもあるGO羽鳥に聞いてみたところ……
GO羽鳥「これね、ホントによくわからんのよ。過去にも何度か調べたことあるけど目的は不明。アラブ首長国連邦の衛星電話スラーヤ(+88216)からかかってきたこともあったけど、金銭的な被害はゼロに終わった。
もちろん「高額な通話料金が発生する可能性がある」ってのはあるし、様々な機関がそのような注意喚起をしているのだけれど、私個人の経験上では、そうなったことは一度もないんだよね……。
ちなみにこの「ワンギリ詐欺」は、電話(電話番号)宛だけではなく、海外でよく使われる通話可能なチャットアプリ『WhatsApp(ワッツアップ)』でも頻繁にかかってくる。
たとえば私のここ1ヶ月内でのワンギリ詐欺は、パキスタン(+92)、ブラジル(+55)、インド(+91)、コートジボワール(+225)、ジンバブエ(+263)……てな具合。
本当にワンギリなので出られないし、仮にかけ直しても相手は出ない。ちなみに私にかかってきたスリランカの番号に掛け直しても「現在使われておりません」と出た。
いずれにしても、個人的な感触としては、「相手が折り返してくるかどうかを見極めてる(真面目な人=騙せる人かどうかを見極めている)」のかな〜と思ったりするけど、どうなんだろうね〜。謎!」
──とのことであった。
ちなみに、先ほど「コールバックは厳禁」と伝えたが、実際に折り返したらどうなるか気になる人もいるだろう。
そんな方は、本サイトで過去に公開した「海外からのワンギリに速攻でかけなおした記事」をご確認いただきたい。
念のために言っておくが、あくまでも記事の検証として行ったもので、もちろん実際にやってみるのはNG。そこのところをお忘れなく!
参考リンク:NTTドコモ「過去のWORLD CALLに関するお知らせ」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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