文章を書くだけで作曲できる音楽生成AI「Suno」を使ってみた → めっちゃ便利だけど…
ロケットニュース242024年5月13日(月)9時0分
技術の進歩ってすごいな。今では人工知能と自然に会話できるばかりか、AIにイラストを描いてもらえて、音楽の作曲まで頼めるようになった。
自分はそこまで音楽生成AIに興味がなかったのだけど、先日とあるAIの音楽を使ったネタ動画を見つけてしまった。歌詞は(ある意味)むちゃくちゃだが、ボイスはめっちゃ自然。しかも普通に聞きやすい。
調べると、使っているのは「Suno」というAIらしい。これはやってみるしかないでしょ。というわけで、ちょっと使ってみたよ!
・Suno.ai
「Suno」は、音楽と人工知能専門のチームによって作られた。アメリカのマサチューセッツ州に本拠地がある会社で、なんでもチームのメンバーは「Meta」や「TikTok」、「Kensho」などの元社員なのだとか。
その公式サイトには以下のように記されている。
「Sunoは誰もが手軽に作曲できる未来を目指している。あなたとあなたの音楽の間にある壁を我らが取り払おう。シャワーシンガーだろうがプロのアーティストだろうが、関係ない。楽器はいらない、必要なのは想像力だけ」
・使ってみよう
というわけでSuno.aiを使ってみよう。このAIには無料プランと有料プランがあって、今回は無料プランで利用してみるよ。
まず、Suno.aiのページに行くと以下のような画面が出てくる。
ここではユーザーが作った(?)音楽が聞ける。AIがどんな音楽が作るか分かるのだ。
試しに1つ再生してみると、右側に音楽のタイトル、作者(?)、作曲に使ったプロンプト(※AIに送る指示のこと)、そして歌詞が見られる。同じ感じの音楽を作りたいなと思ったときは、プロンプトをコピペできるらしい。
なお、ジャンルごとに分けられていて、こちらからも聞けるよ。
さて、「Create」ページに行ってみよう。名前の通り、ここで作曲ができる。
今まで作った曲のリストだって聞ける
「かんたんモード(僕が名前つけた)」と「カスタムモード」があり、「かんたんモード」では作成のプロンプト、ボーカル入れるか入れないかの設定と、使うAIのバージョンが選べる。タイトルはAIが勝手につけてくれる。
「カスタムモード」に切り替えると、歌詞とタイトルを自分で決めるようになる。
・1番の魅力
そして1番の魅力はこれ! 歌詞を自由につけるられること。ちゃんとした歌詞から文章、意味がわからんコピペまで全部文章であれば歌詞になりうるのだ。
あと結構幅広い言語に対応していて、英語はもちろん、日本語やインドネシア語の歌詞もOK。
加えて、歌詞も細かく分けられる。分けなくても、AIが勝手にうまいように歌ってくれるけど。
そそ、さっきから歌詞の話していたけど、AIもちゃんと自然に歌ってくれる。これがね、もうすごい自然に。
あと、曲のジャンルはプロンプトで決める。
結構幅広いジャンルに対応していて、組み合わせられるからほぼ無限大。ただ、ニッチすぎるジャンル(音ゲーに出てくるような音楽とか)はできないかな。
・曲が途切れることも
そして、できる曲は2分くらいのものが多い。どれもまぁまぁの曲だったけど、時々途中でプツって途切れることがある。
そういうときは「Extend」機能。任意の時間から曲の続きを作り直せるので、プツって途切れるのが嫌だったり、曲の長さが足りないときは使えばいい。
できた曲はもちろんダウンロードできるけれど、アップロードして問題が起こったら自己責任だからそのあたりは気をつけた方がいい。
あと、複数アカウントで無料分を使うのはNGといったことが利用規約(英語)に記載されている。
・こういうときに便利
こういう曲作りAIは、ちょっとした曲が欲しいときやネタで使いたいとき、あるいは曲作りの参考にしたいときにめっちゃ便利。有料プランだったら、さらに使い方は広がるだろう。
ただし、自分の欲しい曲にAIが仕上げてくれるかは別問題。シンプルなプロンプトや歌詞だけじゃ思うような曲にはなかなか仕上がってくれないので、細かくプロンプトを作ったり、歌詞に工夫したりすることが必要になる。
自分はプロンプトや歌詞作りを勉強したり、意味のわからないジャンルを組み合わせたりして試行錯誤しているぞ。
というわけで、今回はこのへんで。Sampai Jumpa Lagi!
参考リンク:Suno
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
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自分はそこまで音楽生成AIに興味がなかったのだけど、先日とあるAIの音楽を使ったネタ動画を見つけてしまった。歌詞は(ある意味)むちゃくちゃだが、ボイスはめっちゃ自然。しかも普通に聞きやすい。
調べると、使っているのは「Suno」というAIらしい。これはやってみるしかないでしょ。というわけで、ちょっと使ってみたよ!
・Suno.ai
「Suno」は、音楽と人工知能専門のチームによって作られた。アメリカのマサチューセッツ州に本拠地がある会社で、なんでもチームのメンバーは「Meta」や「TikTok」、「Kensho」などの元社員なのだとか。
その公式サイトには以下のように記されている。
「Sunoは誰もが手軽に作曲できる未来を目指している。あなたとあなたの音楽の間にある壁を我らが取り払おう。シャワーシンガーだろうがプロのアーティストだろうが、関係ない。楽器はいらない、必要なのは想像力だけ」
・使ってみよう
というわけでSuno.aiを使ってみよう。このAIには無料プランと有料プランがあって、今回は無料プランで利用してみるよ。
まず、Suno.aiのページに行くと以下のような画面が出てくる。
ここではユーザーが作った(?)音楽が聞ける。AIがどんな音楽が作るか分かるのだ。
試しに1つ再生してみると、右側に音楽のタイトル、作者(?)、作曲に使ったプロンプト(※AIに送る指示のこと)、そして歌詞が見られる。同じ感じの音楽を作りたいなと思ったときは、プロンプトをコピペできるらしい。
なお、ジャンルごとに分けられていて、こちらからも聞けるよ。
さて、「Create」ページに行ってみよう。名前の通り、ここで作曲ができる。
今まで作った曲のリストだって聞ける
「かんたんモード(僕が名前つけた)」と「カスタムモード」があり、「かんたんモード」では作成のプロンプト、ボーカル入れるか入れないかの設定と、使うAIのバージョンが選べる。タイトルはAIが勝手につけてくれる。
「カスタムモード」に切り替えると、歌詞とタイトルを自分で決めるようになる。
・1番の魅力
そして1番の魅力はこれ! 歌詞を自由につけるられること。ちゃんとした歌詞から文章、意味がわからんコピペまで全部文章であれば歌詞になりうるのだ。
あと結構幅広い言語に対応していて、英語はもちろん、日本語やインドネシア語の歌詞もOK。
加えて、歌詞も細かく分けられる。分けなくても、AIが勝手にうまいように歌ってくれるけど。
そそ、さっきから歌詞の話していたけど、AIもちゃんと自然に歌ってくれる。これがね、もうすごい自然に。
あと、曲のジャンルはプロンプトで決める。
結構幅広いジャンルに対応していて、組み合わせられるからほぼ無限大。ただ、ニッチすぎるジャンル(音ゲーに出てくるような音楽とか)はできないかな。
・曲が途切れることも
そして、できる曲は2分くらいのものが多い。どれもまぁまぁの曲だったけど、時々途中でプツって途切れることがある。
そういうときは「Extend」機能。任意の時間から曲の続きを作り直せるので、プツって途切れるのが嫌だったり、曲の長さが足りないときは使えばいい。
できた曲はもちろんダウンロードできるけれど、アップロードして問題が起こったら自己責任だからそのあたりは気をつけた方がいい。
あと、複数アカウントで無料分を使うのはNGといったことが利用規約(英語)に記載されている。
・こういうときに便利
こういう曲作りAIは、ちょっとした曲が欲しいときやネタで使いたいとき、あるいは曲作りの参考にしたいときにめっちゃ便利。有料プランだったら、さらに使い方は広がるだろう。
ただし、自分の欲しい曲にAIが仕上げてくれるかは別問題。シンプルなプロンプトや歌詞だけじゃ思うような曲にはなかなか仕上がってくれないので、細かくプロンプトを作ったり、歌詞に工夫したりすることが必要になる。
自分はプロンプトや歌詞作りを勉強したり、意味のわからないジャンルを組み合わせたりして試行錯誤しているぞ。
というわけで、今回はこのへんで。Sampai Jumpa Lagi!
参考リンク:Suno
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
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