アジアン・ル・マン:アストンマーティンを走らせるガレージ59が根本悠生を起用
2月4〜6日、18〜20日にアブダビのヤス・マリーナで開催される2021年のアジアン・ル・マン・シリーズに参戦を表明しているイギリスのガレージ59は1月9日、2台のアストンマーティン・バンテージAMR GT3をドライブする6人のラインアップを発表した。国内外で活躍する根本悠生が89号車のドライバーとして起用されている。
各クラスのチャンピオンがル・マン24時間のエントリー枠を獲得できることから、人気を集めるアジアン・ル・マン・シリーズ。2021年に向けては、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりアジア内の移動が制限されることから、2月の2週末を使い、ヤス・マリーナで全4戦を集中的に開催する。
そんなアジアン・ル・マンはすでに12月にエントリーリストを発表していたが、強豪ひしめくGTクラスにアストンマーティン・バンテージAMR GT3で挑むガレージ59が、6名のドライバーラインアップを発表した。
まず88号車には、アレクサンダー・ウエストに加え元DTMドライバーのマキシム・マルタン、フランス人ドライバーのバレンティン・ハッセ-クロが乗り込む。そして89号車にはイギリス人ドライバーのマイク・ベンハム、ドイツ人ドライバーのマービン・キルホファー、そして根本というラインアップが決まった。
ランボルギーニでイタリアを中心にGTカーレースで活躍している根本は、新型コロナウイルス禍のなかでもイタリア、そして日本でもスーパー耐久でも2勝をマークするなど活躍。2020年は飛躍の年となった。アストンマーティンのドライブ経験もあり、名門ガレージ59での参戦はさらなる大きなチャンスにもなりそうだ。
「リスペクトを集めるイギリスチームと一緒に、アジアン・ル・マン・シリーズという新たな旅に出ることができて光栄です。この機会を与えてくれたガレージ59とスポンサー様に感謝しております」と根本は意気込みを語った。
「このチームは2020年に好調なシーズンを過ごし、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパではエンデュランスカップのクラスチャンピオンを獲得しているので、その勢いを維持できればと思います」
「アジアン・ル・マン・シリーズでタイトルを獲得するとル・マン24時間レースに出場するチャンスを得ることができます。メーカーのワークスチームのひとつであるガレージ59からの参戦という非常に理想的なパッケージを確実にものにし、本戦でのクラス優勝を目標に全力で戦います」
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