ダカールラリー三度のウイナー、ユベール・オリオールが亡くなる。新型コロナウイルスに感染
ダカールラリーの主催者は1月11日、1981年、1983年にモトで、1992年にオートでダカールラリーを制し、二輪、四輪での初めてのウイナーとなったほか、主催者であるA.S.Oのレースディレクターとしても活躍したユベール・オリオールが亡くなったと発表した。68歳だった。
1952年にエチオピアで生まれたフランス人のオリオールは、1973年にモトクロスから競技をスタートさせ、1979年から当時のパリ-ダカール・ラリーに挑戦。1981年、1983年にはモト部門でBMW R80G/Sを駆り、二度の優勝を飾った。
その後もトップコンテンダーとしてダカール挑戦を続けたオリオールだったが、1987年の競技中に両足を骨折。その影響もあり四輪にスイッチすると、当時パリ-ダカール・ラリーで総合優勝を争っていたミツビシのワークスチーム入り。ニコンカラーに彩られたパジェロ・プロトを駆り、フィニッシュ地点がケープタウンとなった1992年のパリ-ル・カップを制し、二輪、四輪で優勝を飾った初めての人物となった。
当時、パジェロでパリ-ダカールに挑戦してきたミツビシの世界的な名声に貢献した人物のひとりと言え、その活躍から『ジ・アフリカン』と呼ばれた。競技引退後は、ダカールを運営していたオーガナイザーのA.S.Oに加入。レースディレクターを2004年まで務めていた。
そんなオリオールは近年、心疾患を患っていたが、新型コロナウイルスに感染してしまい、2020年11月にパリの病院に入院。治療を受けていたが、1月10日、68歳で帰らぬ人となってしまった。ダカールラリーは現在2021年のイベント中で、主催者はステージ7の終了後にこの報せを受け取ることになった。
「ダカールの主催者は報せを受け大いに悲しみ、ラリーの歴史を通じて輝きを放ったユベール・オリオールの友人、そして娘のジュリー、ジェナ、息子のレスリーらの家族に心からお悔やみを申し上げたい」とホームページに綴った。
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