巨人・坂本 「生涯遊撃」に立ちはだかる「刺客」の存在
(C)Getty Images
巨人・坂本勇人内野手(34)が17日、沖縄県で行っている自主トレを公開した。
昨年は開幕前を含め、3度の故障離脱などコンディション不良に苦しんだ。3月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表の座も辞退。改めてシーズンを通して戦い抜く覚悟を示した。
【関連記事】坂本勇人 WBC日本代表辞退報道の波紋 強打の遊撃手がなぜ…
「年齢と共に体が少し硬くなっている」ことも実感。胸郭などの可動域を広げるメニューを増やしたりと肉体強化に励んでいるという。
譲れないこだわりもある。
「ショートだから全試合出られないとか、けがをしたとか絶対に言われたくない。どこのポジションでも全試合に出るのはすごく大変だが、コンバートした方がいいんじゃないかとか言われるのはすごく嫌だなと思います」とキッパリ。
昨今、取りざたされているコンバート論を否定すると共に改めて遊撃ポジションに強いこだわりを示した。
一方坂本が「生涯遊撃」を目標に掲げる中でも、チームではリスク管理を考え、「ポスト坂本」に真剣に着手していくシーズンになるとも見られている。
すでに指揮官である原監督が「遠慮している場合じゃない」と若手、中堅に対し、「坂本、丸超え」の大号令も出している。
今春のキャンプでは昨年、坂本が離脱中に最も多く遊撃を守った中山を含め、湯浅、広岡、北村、ドラフト4位の門脇(創価大)らが定位置を目指して、競争も激化すると予想される。
「キャンプ、オープン戦を通じて、仮にも坂本がコンディションを崩すような場面があれば、一気に世代交代が進む可能性もある。原監督は主力の見極めは自分の責任と常々言っています。チームを動かすためにも、そのあたりはシビアに見ていくことになるでしょう」(放送関係者)
通算2205安打。体の負担の大きい遊撃ですでに2000本安打も達成している金字塔はゆるがない。これからも「高い壁」であり続けられるか。坂本にとって新たな挑戦の1年となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「巨人」をもっと詳しく
BIGLOBE旅行 都道府県民限定プランのご紹介♪
「巨人」のニュース
-
防御率1・99の山崎伊織、3勝目へ「なんとか粘って」5月7日5時30分
-
巨人 今季5度目の零敗...阿部監督は切り替え「ゴールデンウイークも今日で終わり」5月7日5時30分
-
巨人・長野、3戦連続代打安打で通算1500安打にあと75月7日5時20分
-
結果出せない巨人の若手へ「形を崩されて60点の打撃でもいい。攻撃的な気持ちが大切」清水隆行さんの提言5月7日5時15分
-
巨人・横川凱「無駄球が多かった」4回2失点初黒星で2軍降格5月7日5時10分
-
巨人・秋広、緊急昇格!連敗5割逆戻りのチームの起爆剤に期待 2軍ではバットの握り変更し復調兆し5月7日5時0分
-
阿部巨人、わずか5安打で今季5度目の完封負け…浮上の起爆剤に秋広を今季初昇格5月7日5時0分
-
巨人、散発5安打で今季5度目の零封負け…ヤクルトはベテラン石川が好投も逆転負け5月6日23時41分
-
貯金ゼロの巨人 試合後に6選手入れ換え決定 秋広が今季初昇格へ 梶谷は復帰4日目で左膝痛再発5月6日22時34分
-
【巨人】京本真「気持ちで投げられた」プロ初連投&複数イニングで2回無失点5月6日22時6分