WEC:アロンソ、トヨタ残留の可能性は「五分五分」。2019/20年の参戦を明言せず
2018年にTOYOTA GAZOO Racingと契約し、同年から2019年にまたがって行われるWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”に参戦しているフェルナンド・アロンソ。18年限りで一度F1界から離れた元王者は、2019年以降もトヨタとWECを戦うかどうかは「五分五分」であると語った。
今週末、アメリカのIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間レースに自身2度目の参戦を果たしているアロンソ。2度のF1ワールドチャンピオンである彼は2018年限りでF1を“引退”、2019年以降はF1以外のカテゴリーに活躍の場を見出すとしている。
そんなアロンソは現在、トヨタのLMP1プロジェクトの一員としてWECスーパーシーズンを戦っているが、第5戦上海終了時点で8号車トヨタTS050ハイブリッドのチームメイトである中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともに、小林可夢偉らの7号車組を5ポイントリードしてシリーズランキング首位に立っている。
当然、アロンソは自身3度目となる世界選手権制覇とル・マン2連覇を目指し2019年6月の最終戦まで同シリーズを戦うことになる。しかし、翌2019/20年シーズン以降もトヨタで走るのかについては明らかされていない状態だ。
この点についてsportscar365がデイトナでアロンソを直撃したところ、トヨタ残留の可能性は「五分五分」とし、2019年ル・マン後のスケジュールにはまだ多くの可能性が残されていると認めた。
「はっきりしているのは(WECの)スーパーシーズンを可能な限り最高の結果で終えたいということだ」とアロンソ。
「僕たちはいま世界選手権をリードしている。それを締めくくるのはル・マンだ。そこで勝てればこれ以上のことはない」
「ただし(2019年シーズンの)6月まではとても忙しくなるはずだ」
「6月以降のことはWECの行方、そして5月のインディ500の内容によって変動すると思う」
「WECが優先事項であるかどうかにかかわらず、将来他にやりたいと思うことが現れるかもしれない。それが最終的な決定を下すタイミングになるだろう」
アロンソは今季前半までにセブリング、スパ、ル・マンという3つのWECレースと、マクラーレンとともに挑むインディ500の計4イベントへの参戦が決定している。
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