カワサキ『MEGURO K3』を2月1日から発売開始。Wシリーズをベースに銀鏡塗装を採用

AUTOSPORT web2021年2月3日(水)15時16分

 カワサキモータースジャパンはメグロのブランド名を冠した『MEGURO K3(メグロK3)』を2月1日から発売を開始した。


 1924年に創立された目黒製作所(メグロ)は、大排気量で高性能、高品質を謳う日本最長の歴史を紡ぐモーターサイクルブランドだ。東京都目黒の地名から名付けられ、『メグロ』の通称で知られており、スポーツバイクブランドとしてレースにも参戦していた。

スポーツバイクブランドとしてレースにも参戦していたメグロ


 そんなメグロは、1922年から多数の航空機を開発し、後にオートバイ産業へ転身する川崎航空機工業と1960年に提携。1964年には川崎航空機工業に統合され、カワサキ500メグロ・K2をリリースし、W1、Z1・900スーパー4などに繋がっていく。

カワサキ500メグロ・K2


 そして時が流れ、2020年11月17日にカワサキから新型車両となるメグロK3が発表され、2021年2月1日から発売がスタートした。


 メグロK3は、カワサキのコメモラティブモデル(記念モデル)として開発され、伝統を受け継ぐにあたりカワサキに残された多数の資料や実車を元に、いかにメグロを表現するか考えられた。エンジンやタンク形状、ホイール、シートがバランスよくまとめられたフォルムは、伝統を決して途絶えさせないというカワサキの強い決意の表れだという。


 車両のベースはWシリーズの最新機種であるが、クラシカルな造形にこだわりつつ、先進の技術を採用して独特の存在感をもたせているという。773ccの空冷4ストローク並列2気筒/SOHC 4バルブエンジンを搭載しており、最高出力は52馬力、最大トルクは62N・mを発揮する。

カワサキMEGURO K3(メグロK3)のメーターパネル


 ライダーからのバイクの見え方を意識してデザインされており、メーターパネルに鮮やかなメグロのロゴが配されている。ほかに、歴代のメグロはメッキを採用していたが銀鏡塗装を採用し、反射率が高い銀鏡塗装は、周りの景色を映し、日陰では深みのある色に変化する。車体色は深みのあるエボニーを基調に艶ありブラック塗装を各部に施され、クロムメッキも各部に採用された。

手作業で5色に塗られるカワサキMEGURO K3(メグロK3)のエンブレム


 そしてエンブレムはアルミのプレス成型で、手作業で5色に塗り分ける方法を採用しており、目黒製作所時代の繊細な質感とレトロ感が表現された。


 そんなメグロK3はカワサキプラザで2月1日より販売されている。メーカー希望小売価格は127万6000円(税込み)となる。

カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
手作業で5色に塗られるカワサキMEGURO K3(メグロK3)のエンブレム
カワサキMEGURO K3(メグロK3)
カワサキMEGURO K3(メグロK3)

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