コンテ監督がトッテナムの今冬移籍を総括…複数選手のレンタル放出は「確かに奇妙なこと」
サッカーキング2022年2月4日(金)23時58分
新加入のクルゼフスキ(左)とベンタンクール(右) [写真]=Tottenham Hotspur FC via Getty Images
トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、1月の移籍市場を振り返った。4日にイギリスメディア『Football London』が伝えている。
トッテナムは今冬の移籍市場で、ユヴェントスからスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキを買い取りオプション付きの期限付き移籍(※所定の条件達成で買い取り義務発生)、同クラブからウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールを完全移籍で獲得した。一方、イングランド代表MFデレ・アリをエヴァートンに完全移籍で放出。また、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソをビジャレアルへ、フランス代表MFタンギ・エンドンベレをリヨンへ、スペイン代表FWブライアン・ヒルをバレンシアへ、イングランド人MFジャック・クラークをサンダーランドへ、それぞれ期限付き移籍で放出している。
4日の記者会見に臨んだコンテ監督は、今冬の移籍市場を振り返って「クラブはベストを尽くそうとしたと思うし、1月の補強が簡単でも単純でもないことは、皆さんもよくご存知のとおりだ。選手と契約するには、その選手の都合が必要であり、多くの選択肢があるわけではない。以上だ」とコメント。続けて、デレ・アリの退団については次のように語っている。
「デレについては、クラブと選手、双方にとって良い決断だったと思う。デレには別の経験、別のチャレンジが必要だったのだと思う。彼はいいやつだし、一緒に仕事をしてきたことに感謝したいのは確かだが、この決断は選手にとっても、クラブにとってもよかったと思う。デレや他のチームにレンタル移籍した選手たちの幸運を祈っている」
クルゼフスキは右WBで起用も?
新加入選手については次のようにコメント。適応に時間がかかる可能性を考慮しつつ、そのポテンシャルに期待を寄せている。
「ロドリゴ・ベンタンクールとデヤン・クルゼフスキという2人の新しい選手と契約した。この2人は若い選手が成長し、向上していくトッテナムの哲学に適した人材だと思う。私は彼らを将来的に重要な選手にするつもりだが、そのためには時間が必要なことはよく分かっている。選手たちはフィットしており、明日(FAカップ4回戦のブライトン戦)は間違いなく出場できる」
「クルゼフスキについては、とても若く、素晴らしい才能の持ち主だと思う。ストライカーの後ろに2人の選手を置いてプレーする場合、彼は10番のようにプレーすることができる。同時に、右サイドのウイングバックとしてもプレーできるポテンシャルを持っている。攻撃的なプレーが好きで、1対1でのプレーが得意で、チームメイトのためにチャンスを作ることができる。私たちにとってはいい選手だと思う」
「これで以前よりも完成度が高まったと思う。今は、より良い結果を出すため一生懸命に働く時だ。私たちの前にはたくさんのチームがいることはよく分かっている。彼らに追いつくためには、時間と忍耐強く努力することが必要となる」
大金で加入した選手たちはレンタルへ
今冬の移籍市場では複数選手をレンタル移籍で放出。2年半前の移籍市場で獲得したロ・チェルソとエンドンベレを手放す結果になったことについては過去の補強策の失敗によるものだとし、自身の任期中に改革を行う意欲を示した。
「レンタル移籍した選手については、もっと試合に出場する必要がある。クラブと選手、双方にとって正しい選択だったと思う。この選手たちはもっと試合に出る必要があった。1月の移籍市場で4人をレンタルに出し、1人の選手を売却するのは確かに奇妙なことだ。それは過去に何か問題があったということを意味するからね。通常、チームを強化するためには選手を買わなければならない。しかし、ここ2、3年の間に買った選手をレンタルで送り出すということは、過去に何か間違ったことをしたのかもしれない」
「トッテナムに来る前、チームにいる選手のリストを読んで、すべての選手が重要な選手であると考えていた。エンドンベレは大金を払って獲得した選手だし、ロ・チェルソやヒルも同じだ。繰り返しになるが、過去に何か間違いが起こったということだ。通常、チームを強化するために選手を購入し、1年、2年、3年で選手を失うことはない。だから、今後の移籍市場では選手の選択についてもっと注意を払わなければならない。チームのクオリティーを高めるためには、そのことが非常に重要なのだ。そうでなければ、チームの質を補強しに行ったときに、チームの質を落としてしまうことになる」
「このリーグは他のリーグと比較すると別のスポーツだ。そのため、新しい選手と契約する際には、さまざまな点を考慮しなければならない。シュートがうまいとか、アシストがうまいとか、そういう一面だけでなく、いろいろな状況を考えなければならない。このリーグがもたらすインパクトは単純なものではない。だからこそ、選手と契約する前にいろいろな面をチェックしなければならないし、感情的なものに流されないようにしなければならない」
「私には私のビジョンがあり、私の考えをクラブに移したいと思っている。私はクラブが良くなるように手助けをするためにここにいるのだから。過去の経験では、私は良い組織、良いチームを作り、それが長く続いてきました。それは、私なしでもだ。私が何かを伝え、ビジョンを持てば、状況が見えてくるのかもしれないということ。私たちはここで、良い構造を作り、良い基盤を作る必要がある」
トッテナムは今冬の移籍市場で、ユヴェントスからスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキを買い取りオプション付きの期限付き移籍(※所定の条件達成で買い取り義務発生)、同クラブからウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールを完全移籍で獲得した。一方、イングランド代表MFデレ・アリをエヴァートンに完全移籍で放出。また、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソをビジャレアルへ、フランス代表MFタンギ・エンドンベレをリヨンへ、スペイン代表FWブライアン・ヒルをバレンシアへ、イングランド人MFジャック・クラークをサンダーランドへ、それぞれ期限付き移籍で放出している。
4日の記者会見に臨んだコンテ監督は、今冬の移籍市場を振り返って「クラブはベストを尽くそうとしたと思うし、1月の補強が簡単でも単純でもないことは、皆さんもよくご存知のとおりだ。選手と契約するには、その選手の都合が必要であり、多くの選択肢があるわけではない。以上だ」とコメント。続けて、デレ・アリの退団については次のように語っている。
「デレについては、クラブと選手、双方にとって良い決断だったと思う。デレには別の経験、別のチャレンジが必要だったのだと思う。彼はいいやつだし、一緒に仕事をしてきたことに感謝したいのは確かだが、この決断は選手にとっても、クラブにとってもよかったと思う。デレや他のチームにレンタル移籍した選手たちの幸運を祈っている」
クルゼフスキは右WBで起用も?
新加入選手については次のようにコメント。適応に時間がかかる可能性を考慮しつつ、そのポテンシャルに期待を寄せている。
「ロドリゴ・ベンタンクールとデヤン・クルゼフスキという2人の新しい選手と契約した。この2人は若い選手が成長し、向上していくトッテナムの哲学に適した人材だと思う。私は彼らを将来的に重要な選手にするつもりだが、そのためには時間が必要なことはよく分かっている。選手たちはフィットしており、明日(FAカップ4回戦のブライトン戦)は間違いなく出場できる」
「クルゼフスキについては、とても若く、素晴らしい才能の持ち主だと思う。ストライカーの後ろに2人の選手を置いてプレーする場合、彼は10番のようにプレーすることができる。同時に、右サイドのウイングバックとしてもプレーできるポテンシャルを持っている。攻撃的なプレーが好きで、1対1でのプレーが得意で、チームメイトのためにチャンスを作ることができる。私たちにとってはいい選手だと思う」
「これで以前よりも完成度が高まったと思う。今は、より良い結果を出すため一生懸命に働く時だ。私たちの前にはたくさんのチームがいることはよく分かっている。彼らに追いつくためには、時間と忍耐強く努力することが必要となる」
大金で加入した選手たちはレンタルへ
今冬の移籍市場では複数選手をレンタル移籍で放出。2年半前の移籍市場で獲得したロ・チェルソとエンドンベレを手放す結果になったことについては過去の補強策の失敗によるものだとし、自身の任期中に改革を行う意欲を示した。
「レンタル移籍した選手については、もっと試合に出場する必要がある。クラブと選手、双方にとって正しい選択だったと思う。この選手たちはもっと試合に出る必要があった。1月の移籍市場で4人をレンタルに出し、1人の選手を売却するのは確かに奇妙なことだ。それは過去に何か問題があったということを意味するからね。通常、チームを強化するためには選手を買わなければならない。しかし、ここ2、3年の間に買った選手をレンタルで送り出すということは、過去に何か間違ったことをしたのかもしれない」
「トッテナムに来る前、チームにいる選手のリストを読んで、すべての選手が重要な選手であると考えていた。エンドンベレは大金を払って獲得した選手だし、ロ・チェルソやヒルも同じだ。繰り返しになるが、過去に何か間違いが起こったということだ。通常、チームを強化するために選手を購入し、1年、2年、3年で選手を失うことはない。だから、今後の移籍市場では選手の選択についてもっと注意を払わなければならない。チームのクオリティーを高めるためには、そのことが非常に重要なのだ。そうでなければ、チームの質を補強しに行ったときに、チームの質を落としてしまうことになる」
「このリーグは他のリーグと比較すると別のスポーツだ。そのため、新しい選手と契約する際には、さまざまな点を考慮しなければならない。シュートがうまいとか、アシストがうまいとか、そういう一面だけでなく、いろいろな状況を考えなければならない。このリーグがもたらすインパクトは単純なものではない。だからこそ、選手と契約する前にいろいろな面をチェックしなければならないし、感情的なものに流されないようにしなければならない」
「私には私のビジョンがあり、私の考えをクラブに移したいと思っている。私はクラブが良くなるように手助けをするためにここにいるのだから。過去の経験では、私は良い組織、良いチームを作り、それが長く続いてきました。それは、私なしでもだ。私が何かを伝え、ビジョンを持てば、状況が見えてくるのかもしれないということ。私たちはここで、良い構造を作り、良い基盤を作る必要がある」
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