岡田阪神 コーチ陣に苦言連発も「V確率」が高まる理由
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注目集める阪神キャンプで岡田彰布監督(65)がコーチ陣に苦言を連発している。
第2クール最終日となった7日、春季キャンプ初の実戦形式となるシート打撃が行われたが「本当はやるつもりはなかった」と話し、「この時期にやる必要性があるのか」とコーチ陣が決めた練習メニューに不満をあらわにする場面も。
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先にはサインプレーの確認にもカミナリを落としたばかりとあって、求める「岡田野球」にコーチ陣が四苦八苦している様子も伝わってくる。
一方でこういったチーム内のドタバタはチームにとっては「吉兆」の証と見る向きもある。
就任当初から、15年ぶりに古巣復帰となった名将には「コーチ陣も岡田監督の野球観をまず学ぶことになる。結果が伴わなければ、コーチ陣にも厳しい目を向けることになるだろう」(球界関係者)ともいわれていた。
前任の矢野監督時代は「おともだち内閣」ともいわれ、ミスが出てもコーチ陣を叱咤するようなコメントは少なかったが、岡田体制ではそうはいかないというのだ。
ただこういった厳しさはチームに緊張感、活性化をもたらすと見られている。
実際に今回の練習メニューにダメ出しを行った理由にしても、早期に実戦形式を行うことで選手が結果だけに目がいってしまうことを恐れる。キャンプ序盤はあくまで「種まき」の時期としてしっかり基礎を固めるのが先という考えが根底にある。
ほかにも早期の選手入れ替えをしぶる姿勢を見せたコーチ陣に関しても「(コーチから)まだ待ってくださいって言われたよ。待てへんけどな。そういう活性化がないと」とぴしゃり。2軍も同じ沖縄でキャンプを行うメリットを生かして、より多くの選手に目を配りたい意向を示した。
8日の休日をはさんで、第3クールからはいよいよ紅白戦もスタート。選手のふるい落としも本格化すると共に、岡田監督のコーチ陣に向けられる目もより厳しさを増しそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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