WRC:ラトバラ、第2戦スウェーデンで操るヤリスWRCのカラー公開。「プレッシャーなく挑める」
2月13〜16日に開催される2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンにスポット参戦するヤリ-マティ・ラトバラは、ドライブするトヨタ・ヤリスWRCのカラーリング、レーシングスーツのデザインを公開した。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTとともに雪上での事前テストも行っている。
2017〜19年までの3シーズンに渡り、トヨタのワークスドライバーを務めていたラトバラは、2020年はトヨタのシートを確保できなかったため、シリーズにフル参戦していない。
そんなラトバラは2008年に自身初のWRC総合優勝を飾り、2017年にはトヨタにシリーズ復帰後2戦目での勝利をもたらすなど、過去に好成績を残しているラリー・スウェーデンにヤリスWRCでスポット参戦。2020年のWRC初戦を迎える。
ドライブするヤリスWRCのカラーリングはラトバラの公式SNS上で発表されたもので、ホワイトを基調に、マシンフロントのカナードやリヤ全体をブラックで塗装したモノクロデザインに仕上げられた。ラリー・スウェーデン公式サイトで発表されているエントリーリストによれば、ラトバラが使用するゼッケンは昨年までと同じ10番となる。
マシンサイドにはフィンランド国内のオンラインカジノサービス『GIGAPOTTI』のロゴや自身が率いる『Latvala Motorsport Oy』のロゴなどがあしらわれる。ラトバラやコドライバーのユホ・ハンニネンが着用するとみられるレーシングスーツはブラックとレッドのツートンカラーだ。
そしてラトバラとハンニネンのふたりは、トヨタがフィンランド国内で行ったラリー・スウェーデンに向けた事前テストにも参加。ラトバラは2019年の最終戦となった10月末のラリー・スペイン以来、およそ4カ月ぶりにヤリスWRCを走らせた。
チームが公開した動画のなかで、ラトバラは「まだ、トヨタとTOYOTA GAZOO Racingチームの一員として戦えることをうれしく思う」とコメントしている。
「リバースギヤに入れてテントから出ていくとき、最後にドライブしてから長い時間が経ったような気持ちになったけれど、1速に入れて走り出したら、すぐに感覚を取り戻したよ」
「今回はまったくプレッシャーのない状態で大会に挑むことができるから、とにかくラリーを楽しみたい」
「ラリー・スウェーデンを楽しんで、できればいい結果を残したい。そして、もっと楽しいことへつなげたいね。例えば新しいスポンサーが手を挙げてくれて、もっとWRCへ出場できるようになったら最高だよ」
公式にアナウンスはされていないものの、ラトバラはラリー・スウェーデンのほか、自身のホームイベントである第8戦フィンランドにもヤリスWRCでスポット参戦するとみられている。
「WRC」をもっと詳しく
「WRC」のニュース
-
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験4月24日16時28分
-
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア4月24日14時20分
-
クライマックスに起きた悲劇。「どうすることもできなかった」とヌービル/WRC第4戦コメント4月22日12時7分
-
“信じられない展開”を制したオジエの逆転勝利。ラトバラ代表も「8回も世界王者に輝いた理由がよく分かる」と感嘆4月22日11時2分
-
【ポイントランキング】2024年WRC第4戦クロアチア・ラリー後4月22日1時40分
-
最終日にまさかの決着。トップ2台がクラッシュでオジエが大逆転勝利を飾る。勝田は日曜最速に/WRCクロアチア4月21日21時42分
-
【順位結果】2024年WRC第4戦クロアチア・ラリー SS20後4月21日21時24分
-
デイ2も上位3台の接戦続く。トヨタ、エバンスとオジエが2&3番手「最終日も優勝争える」とラトバラ4月21日13時18分
-
僅差で総合首位を守ったヌービル「最終日は何が起きてもおかしくない」/WRCクロアチア デイ2コメント4月21日11時55分
-
火花散るトップ争い。ヌービルがギヤアップで首位先行、僅差でトヨタが2-3/WRCクロアチア4月21日2時1分