WRC:ラトバラ、第2戦スウェーデンで操るヤリスWRCのカラー公開。「プレッシャーなく挑める」

2020年2月10日(月)17時29分 AUTOSPORT web

 2月13〜16日に開催される2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンにスポット参戦するヤリ-マティ・ラトバラは、ドライブするトヨタ・ヤリスWRCのカラーリング、レーシングスーツのデザインを公開した。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTとともに雪上での事前テストも行っている。


 2017〜19年までの3シーズンに渡り、トヨタのワークスドライバーを務めていたラトバラは、2020年はトヨタのシートを確保できなかったため、シリーズにフル参戦していない。


 そんなラトバラは2008年に自身初のWRC総合優勝を飾り、2017年にはトヨタにシリーズ復帰後2戦目での勝利をもたらすなど、過去に好成績を残しているラリー・スウェーデンにヤリスWRCでスポット参戦。2020年のWRC初戦を迎える。


 ドライブするヤリスWRCのカラーリングはラトバラの公式SNS上で発表されたもので、ホワイトを基調に、マシンフロントのカナードやリヤ全体をブラックで塗装したモノクロデザインに仕上げられた。ラリー・スウェーデン公式サイトで発表されているエントリーリストによれば、ラトバラが使用するゼッケンは昨年までと同じ10番となる。


 マシンサイドにはフィンランド国内のオンラインカジノサービス『GIGAPOTTI』のロゴや自身が率いる『Latvala Motorsport Oy』のロゴなどがあしらわれる。ラトバラやコドライバーのユホ・ハンニネンが着用するとみられるレーシングスーツはブラックとレッドのツートンカラーだ。


 そしてラトバラとハンニネンのふたりは、トヨタがフィンランド国内で行ったラリー・スウェーデンに向けた事前テストにも参加。ラトバラは2019年の最終戦となった10月末のラリー・スペイン以来、およそ4カ月ぶりにヤリスWRCを走らせた。


 チームが公開した動画のなかで、ラトバラは「まだ、トヨタとTOYOTA GAZOO Racingチームの一員として戦えることをうれしく思う」とコメントしている。


「リバースギヤに入れてテントから出ていくとき、最後にドライブしてから長い時間が経ったような気持ちになったけれど、1速に入れて走り出したら、すぐに感覚を取り戻したよ」


「今回はまったくプレッシャーのない状態で大会に挑むことができるから、とにかくラリーを楽しみたい」


「ラリー・スウェーデンを楽しんで、できればいい結果を残したい。そして、もっと楽しいことへつなげたいね。例えば新しいスポンサーが手を挙げてくれて、もっとWRCへ出場できるようになったら最高だよ」


 公式にアナウンスはされていないものの、ラトバラはラリー・スウェーデンのほか、自身のホームイベントである第8戦フィンランドにもヤリスWRCでスポット参戦するとみられている。






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