横浜FMが“6度目の正直”へ…マスカット監督、GKにはオビ起用を明言「強みを見せてくれた」
サッカーキング2023年2月10日(金)15時40分
横浜FMを率いるケヴィン・マスカット監督
FUJIFILM SUPER CUP 2023の開催を翌日に控え、横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督がオンライン前日記者会見に出席した。
2022シーズンの明治安田生命J1リーグで横浜FMは3シーズンぶりにシャーレを掲げた。クラブ5度目のJ1制覇を成し遂げ、FUJIFILM SUPER CUP 2023では天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会で王者に輝いたヴァンフォーレ甲府と対戦することが決まっている。
マスカット監督は「明日から公式戦が始まることに興奮しています」と2023シーズンの開幕に向けた率直な心境を明かした。横浜FMは過去に5度同大会に出場しながら1度も勝てておらず、今季は“初タイトル”への期待もかかる一戦だ。マスカット監督は「もちろん、天皇杯を制した甲府も明日に向けて準備をしていると思いますし、この舞台に値するチームだと思っています」と前置きした上で、「自分たちはこの1週間、明日の試合に向けてタイトルを取るための準備をしてきました」と自信をのぞかせている。
対戦相手の甲府については「去年の天皇杯で勝ち進んで決勝でも結果を残し、優勝した素晴らしいクラブです。メンバーが変わっている部分もあるとは思いますが、自分たちは本当に彼らをリスペクトしています。天皇杯で勝ち進む難しさや、その中で決勝で結果を残し優勝した強みがあると思います」と話しした。加えて、「自分たちも明日に向けて、彼らを迎え撃つためのしっかりとした準備が必要」と述べ、自分たちにフォーカスする今の横浜FM“らしさ”も感じさせた。
今オフの横浜FMには、少なからずアクシデントもあった。昨季の明治安田生命J1リーグでチーム唯一の全34試合フルタイム出場をしていたGK高丘陽平が、海外クラブへの移籍を前提とした交渉および準備のため、4日付でチームを離脱。“絶対的守護神”が開幕直前にチームから離れる緊急事態となっていた。それでも、そこからわずか5日後には、2022シーズン限りでヴィッセル神戸を退団していたGK飯倉大樹の加入を発表。横浜FMの育成組織出身で長らくトップチームでも活躍した飯倉は、アンジェ・ポステコグルー前監督(現:セルティック)の就任時に“新スタイル”の定着を最後尾から支えた存在だ。アグレッシブで勇猛果敢な姿勢を示し、意識の面でもチームの改革に貢献してきた。
およそ3年半ぶりに“復帰”した飯倉について、マスカット監督は「経験のある選手で、今のマリノスのサッカーも熟知している。今いる選手たちにとっても良いお手本になってくれると思います」と期待を寄せる。「今日までの経験を元に全体的な部分でもリーダーシップを持ってやってくれることに期待しています」と、飯倉に求める役割の一部も明かした。
一方で「明日はオビで行こうと思っています」と、甲府との一戦ではGKにオビ・パウエル・オビンナを起用することを明言。2022シーズンのオビはJリーグYBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で2試合と合計3試合の公式戦出場にとどまっていたが、マスカット監督は「彼も去年から良い準備をしてきたと思うし、プレシーズンでも自分の強みを見せてくれたと思う」と“新守護神”への信頼を口にしている。
最後に、マスカット監督は2023シーズンの初陣に向けて、「どの監督の立場でも、シーズン初戦で大事にしたいのは自信を持つこと。あとは信頼の部分だと思います。明日もそういうところしっかりを見れるように準備をしていますし、選手たちもそれらを表現してくれるんじゃないかと思います」と重視するポイントも明かした。
2022シーズンの明治安田生命J1リーグで横浜FMは3シーズンぶりにシャーレを掲げた。クラブ5度目のJ1制覇を成し遂げ、FUJIFILM SUPER CUP 2023では天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会で王者に輝いたヴァンフォーレ甲府と対戦することが決まっている。
マスカット監督は「明日から公式戦が始まることに興奮しています」と2023シーズンの開幕に向けた率直な心境を明かした。横浜FMは過去に5度同大会に出場しながら1度も勝てておらず、今季は“初タイトル”への期待もかかる一戦だ。マスカット監督は「もちろん、天皇杯を制した甲府も明日に向けて準備をしていると思いますし、この舞台に値するチームだと思っています」と前置きした上で、「自分たちはこの1週間、明日の試合に向けてタイトルを取るための準備をしてきました」と自信をのぞかせている。
対戦相手の甲府については「去年の天皇杯で勝ち進んで決勝でも結果を残し、優勝した素晴らしいクラブです。メンバーが変わっている部分もあるとは思いますが、自分たちは本当に彼らをリスペクトしています。天皇杯で勝ち進む難しさや、その中で決勝で結果を残し優勝した強みがあると思います」と話しした。加えて、「自分たちも明日に向けて、彼らを迎え撃つためのしっかりとした準備が必要」と述べ、自分たちにフォーカスする今の横浜FM“らしさ”も感じさせた。
今オフの横浜FMには、少なからずアクシデントもあった。昨季の明治安田生命J1リーグでチーム唯一の全34試合フルタイム出場をしていたGK高丘陽平が、海外クラブへの移籍を前提とした交渉および準備のため、4日付でチームを離脱。“絶対的守護神”が開幕直前にチームから離れる緊急事態となっていた。それでも、そこからわずか5日後には、2022シーズン限りでヴィッセル神戸を退団していたGK飯倉大樹の加入を発表。横浜FMの育成組織出身で長らくトップチームでも活躍した飯倉は、アンジェ・ポステコグルー前監督(現:セルティック)の就任時に“新スタイル”の定着を最後尾から支えた存在だ。アグレッシブで勇猛果敢な姿勢を示し、意識の面でもチームの改革に貢献してきた。
およそ3年半ぶりに“復帰”した飯倉について、マスカット監督は「経験のある選手で、今のマリノスのサッカーも熟知している。今いる選手たちにとっても良いお手本になってくれると思います」と期待を寄せる。「今日までの経験を元に全体的な部分でもリーダーシップを持ってやってくれることに期待しています」と、飯倉に求める役割の一部も明かした。
一方で「明日はオビで行こうと思っています」と、甲府との一戦ではGKにオビ・パウエル・オビンナを起用することを明言。2022シーズンのオビはJリーグYBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で2試合と合計3試合の公式戦出場にとどまっていたが、マスカット監督は「彼も去年から良い準備をしてきたと思うし、プレシーズンでも自分の強みを見せてくれたと思う」と“新守護神”への信頼を口にしている。
最後に、マスカット監督は2023シーズンの初陣に向けて、「どの監督の立場でも、シーズン初戦で大事にしたいのは自信を持つこと。あとは信頼の部分だと思います。明日もそういうところしっかりを見れるように準備をしていますし、選手たちもそれらを表現してくれるんじゃないかと思います」と重視するポイントも明かした。
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