往年の助っ人が騒動の“火消し役”に 韓国代表の次期監督候補に元Jリーガーがリストアップ 地元紙報道
ホン・ミョンボ氏(左)とチェ・ヨンス氏(右)。このJリーグで異彩を放った助っ人スターたちの去就が注目を集めている。(C)Getty Images
2月16日、韓国サッカー協会(KFA)は、ソウル市内でチョン・モンギュ会長も参加する「サッカー代表チーム事案関連役員会議」を実施。男子代表のユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定した。
【関連記事】「お金とスポンサーがより重要」——クリンスマン更迭で揺らぐ韓国 前任監督の“ボヤき”に再脚光
15日に強化委員会が「これ以上リーダーシップを発揮するのは難しい」として更迭を勧告するという異例の事態となっていた同代表の監督人事。クリンスマン監督とKFAは約2年の契約を残していたが、多くの議論も交わされることなく解任が発表された。これは、国民からの逆風を含めた周囲の空気に押し出される形での決定と言えよう。
そうしたなかで、注目されるのが、次期監督の候補だ。
15日に行われた戦力強化委員会では、ファン・ボガン技術委員長が戦術面の不徹底ぶり、チーム内における規律管理不足、選手選考の不平等さを挙げ、クリンスマン監督の更迭を上層部に勧告していた。無論、次期監督には、こうした問題を解決し、チーム力を高められる手腕が求められる。
早くも幾人かの具体名は韓国メディアでも挙げられている。とりわけ複数メディアで有力視されているのが、ホン・ミョンボ氏とチェ・ヨンス氏だ。いずれもJリーグのレジェンド助っ人であり、韓国代表の黄金期を知る人物だ。
現役時代にベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)と柏レイソルでプレーしたホン・ミョンボ氏は、2004年の引退後に指導者に転身。韓国代表でもロンドン五輪に出場したチームを率い、同国のサッカー史上初となる銅メダル獲得を達成するなど実績は十分だ。Kリーグの蔚山現代を率いた2022年には国内リーグ制覇に導き、年間最優秀監督に選出されてもいた。
一方で主にジェフユナイテッド市原(現ジェフ千葉)で活躍し、「ハゲワシ」の異名を取った点取り屋だったチェ・ヨンス氏も2006年の現役引退後に指導者に転身。Kリーグの名門FCソウルや、中国の江蘇蘇寧(現江蘇足球倶楽部)などアジアの主要クラブを歴任してきた。
いずれもKFAが求める“リーダーシップ”を兼ねた指揮官だが、現時点でどちらがふさわしいのか。日刊紙『朝鮮日報』は「3月までに正式な新監督を選任するのは難しいだろう」と予測。そのうえで「国内にいる監督で臨時体制を発足させ、“火消し役”を担わせる可能性は大いにある」と推察している。
会長と蜜月関係にあったとされるクリンスマン監督を更迭する一大決心を下した韓国。この苦境からチームを救うのは、日本を知り尽くしている元助っ人スターたちとなるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「助っ人」をもっと詳しく
「助っ人」のニュース
-
巨人伝説の助っ人が新助っ人を絶賛「本当に素晴らしい打者。彼の加入は巨人にとって非常に大きい」3戦連続猛打賞で打率4割4分1厘6月6日5時10分
-
【巨人】ヘルナンデスが8試合連続ヒット 5月28日に1軍合流の新助っ人が止まらない6月5日18時33分
-
ファン騒然!?“激変した”神助っ人の投球がエグすぎる…!先発転向もアグレッシブなモイネロの圧巻投球シーンが話題「出力抑えてこれかよ」「モイネロやべえ」6月4日21時55分
-
光る貢献 脅威の「0.68」 阿部巨人を支える”懐刀” FA戦線のひそかな注目株とは6月4日12時15分
-
固定概念を覆す“変貌” 元阪神助っ人ロハスが韓国球界で新境地「最強助っ人が恐怖のリードオフマンに変わった」6月4日7時0分
-
高木豊さん、逆方向への安打目立つ阿部巨人 立岡は2番に、新助っ人ヘルナンデスは5番に置く手も6月3日5時40分
-
「同じラテン系がいてくれて心強い」巨人のドミニカ共和国出身新助っ人が初3安打 出身地近い同胞の合流追い風6月3日5時25分
-
「いつ呼ばれてもいいように」2軍調整中の巨人助っ人左腕 8日オリックス戦で1か月ぶりの1軍先発へ6月3日5時0分
-
阪神・糸原がミエセスを鼓舞!? 打球後逸した助っ人に優しくパンチ6月2日14時33分
-
ファン喜びの悲鳴「貧打の巨人」に29歳助っ人が新加入!「いとしのエリー」は救世主になれるか6月1日11時45分
スポーツニュースランキング
-
1「選手の代えすぎはよくない」阪神・岡田監督の起用法に球界OB提言 大山2軍落ちで近本4番も「全く怖くない」 J-CASTニュース
-
2広島・大瀬良ノーノー達成で意外な事実にファン気付く 「スラィリーって」「なにそれ...かわいい...」 スポーツニッポン
-
3山内涼太が完全復活の3連続KO勝ち「もう一度タイトル戦の舞台目指す」 スポーツ報知
-
4何かがおかしい…? 大谷翔平、まるで別人に… 一体、何が起きたのか!? 空振り三振で見せた“らしくない動き”にファン騒然「調子が分からない」「また打ち始めるだろw」 ABEMA TIMES
-
5【バレーボール】日本、世界1位ポーランドにストレート負け 五輪金メダル候補との“前哨戦”完敗 スポーツニッポン