「レッドブル・ホンダF1はさらに速くなった」と初日走行を終えたフェルスタッペン。メルセデスの最速タイムは意識せず
スペイン・バルセロナにおいて2020年F1プレシーズンテストがスタート、初日2月19日にマックス・フェルスタッペンがレッドブルRB16・ホンダで周回を重ねた。
セッションがスタートした直後に走行を開始したフェルスタッペンは、午前には3番手にあたる1分17秒787を記録。午後にはC3タイヤで1分17秒516をマークし、全体の4番手となった。フェルスタッペンは、この日、15人のドライバーのなかで最多の合計168周を走りこんだ。
「このマシンはどこを走っていても速い。それはいいことだ。信頼性はさらによくなったと感じる。すべてがとてもポジティブだよ」と一日の走行を終えたフェルスタッペンは語った。
「いい一日だった。マシンとエンジンがとてもうまく機能していた。今日はそれを確認したかった。一番重要なことだからね」
「そのことには満足している。今は、このマシンについて学び、いろいろなことを試して、何ができるのかを見ていきたい」
「多くの周回を重ねることは重要で、今日はそれができたのですごく満足だ。僕らはこの冬の間、改善したいと思う部分に取り組み、改善を果たしてきた。その結果、コースのどのエリアを走っていてもマシンの速さが増したと感じる。これからもっと周回を重ね、新しいパーツのテストをして、さらに改善可能なエリアを見つけたい。テスト期間に十分な仕事をしたいと思っている」
フェルスタッペンは午後に2回スピンを喫したが、テスト作業に大きな影響はなかったという。
「一度はグラベルに少し乗ってしまい、それでスピンした」とフェルスタッペン。
「それから、(最終シケインの)ふたつめのコーナーでコントロールを失った。マシンの限界を探り、どこまでやれるかを確認しているときにはこういうことは起きるものだ。幸いダメージはなかった。それが一番大事なことだよ」
テスト初日にトップに立ったのは、メルセデスのルイス・ハミルトンで、フェルスタッペンとの差は0.540秒だった。しかしフェルスタッペンは、現段階では自分たちのマシンを向上させることに集中すべきであると述べている。
「そのことは今は考えていない。今の段階では自分たちのことに集中し、どの部分を改善できるのかを考えるべきだ」
「今日僕らはいろいろなことをテストし、周回を重ねることに集中していた」
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