F1プレシーズンテストの日数に疑問を抱くアロンソ「世界選手権の準備に1日半というのは不公平」
ベテランのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1のプレシーズンテストを批判している。アロンソは、奇数である3日間の形式はドライバーにとって“不公平”であり、このスポーツの野心と根本的に矛盾があると受け止めていることを強調した。
アロンソは今年、F1で21回目のシーズンを迎えようとしている。つまり、走行距離に制限なくチームが何週間もかけてマシンの微調整を行うことができた、過去のF1の大規模なテスト時代を経験しているということだ。その時代と、コスト削減の理由からチームに課されているのはシーズン開始前の3日間という現在の期間は、まったく対照的だ。
アロンソは、この限られた時間枠だけでは、ドライバーが世界選手権という激しい競争に適切に備えるには不十分だと主張している。
「冬の間ずっと、このことについて考えていた。世界選手権の準備に1日半というのは、なんて不公平なことだろうとね」
「世界の他のスポーツではあり得ないことだ……」
プレシーズンテストのスケジュールはチームによって異なるが、ほとんどのチームは各ドライバーが1日ずつ分担し、最後のセッションは共同で行うよう組み込まれる。
テストを制限する理由は純粋に財政的な理由によるものだったが、2台のマシンを走らせることについての議論の高まりは、今ではより重みを増しているかもしれない。以前は、追加のマシンを走らせることに伴う物流コストに関して懸念が持たれていた。
しかし、現在では最初のグランプリの開催地でもあるバーレーンでテストが行われているため、この議論には説得力がなくなった。必要な機器はすべてサクヒールに向けてすでに発送されているため、2台目のマシンを走らせるための追加費用に含まれるのは、主に人件費と運営費ということになる。このコストは、潜在的なメリットと比較すると大したものではないと主張する向きもある。
なぜドライバーが貧乏くじを引かなければならないのか疑問に思っているアロンソは、このような食い違いを認識している。
「関連する資金のすべてや、行われているマーケティング、F1について僕たちがよいことを話していること、ファンとの距離がだんだん近づいているといった状況があるのに、なぜバーレーンに4日間行けないのか理解できない。4日間にすればふたりのドライバーが(それぞれ)2日ずつ走れる可能性があるのに。偶数ではなく奇数である3日になったら、ドライバー間で(公平に)分けることができない」
「それになぜ2台のマシンを持っていかないのかが分からない」
投稿 F1プレシーズンテストの日数に疑問を抱くアロンソ「世界選手権の準備に1日半というのは不公平」 は autosport web に最初に表示されました。
「テスト」をもっと詳しく
「テスト」のニュース
-
思い描くUXのプロトタイプ作成を実現する『ProtoPie』日本市場に本格参入へ!5月9日13時16分
-
高校受験に向けて今の実力が確認できる「公開統一テスト」を京進が6月8日に実施中学生対象、一般生は無料。WEB申込みは5月31日まで5月9日13時0分
-
神戸の地でジャズヴォーカルクィーンの一次審査終了 8人が本選会へ5月9日12時24分
-
2024年、小・中学生の基礎学力を診断する「全国 到達度テスト」をリリース5月9日11時46分
-
情シス担当者の工数負担を軽減!複数の教材・テストをまとめて配信設定できる、eラーニングの新機能「カリキュラム管理」が登場!さらに体系的な学習が可能に。5月9日11時16分
-
立川祐路がスーパー耐久富士公式テストに参加。「楽しんで走れたら。僕らは賑やかしで出ます(笑)」5月9日9時54分
-
Windows 11タスクマネージャー、メモリ速度表示をMHzからMT/sへテスト中5月9日9時31分
-
実り多いテスト大会=AS日本、五輪の注意点も把握5月9日5時15分
-
【タイム結果】富士24時間へ向けたスーパー耐久公式テストが開催。44台が出走、複数チームがシェイクダウンを実施5月8日21時56分
-
鈴鹿で19台が参加しGT300専有テストがスタート。初日はmuta Racing GR86 GTが最速5月8日19時23分