ビニャーレス「バイクはいいフィーリング。正直この3日間が楽しかった」/MotoGPカタールテスト3日目
2月24日に行われたカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットのMotoGP公式テスト3日目。各チームのライダーたちがテストを振り返った。
■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
マーベリック・ビニャーレス
1番手/1分53秒858(69Laps/ Total:84)
特にコンディションが難しいときに、ユーズドタイヤを履いて仕事を進めたから、今日は本当によい1日になった。コンデョションがよくないときに、どれだけ適応できるのか。何をすべきか理解しようと試みた。ユーズドタイヤを最善の手段で使えるようにトライしたんだ。チームは本当に良い仕事をしている。そのことがうれしい。
6日間のテストを通じて、バイクのいいフィーリングがある。よい進歩を果たしたけど、まだ十分ではないから、仕事を続けなければいけない。正直、この3日間がとても楽しかった。これからの1週間を長く感じることは間違いないけど、来週の金曜日、そしてグリッドな並ぶ日曜が待ちきれない。
バレンティーノ・ロッシ
12番手/1分54秒332(28Laps/ Total:47)
15人がコンマ5秒以内に接近している。これは信じられない。まるでMoto2クラスのようだ。異なるバイクとライダーたちの間でバランスが取れているようだから、チャンピオンシップとファン、そしてレースにとって、とてもよいことだ。
今日は少し心配だった。順位については、それほど心配していないが、残念ながら、2本目のタイヤで転倒してしまった。これがなければラップタイムを縮めることができたと思うし、ペースも改善することができただろう。ロングランをトライしたけど、昨年と非常に似たタイヤの問題が発生してしまったから、数ラップ後に残念ながらペースダウンを強いられた。これはいいニュースではない。これでテストは終了。次は開幕戦だ。レースは常に異なるだろう。
■ペトロナス・ヤマハSRT
フランコ・モルビデリ
2番手/1分53秒891(29Laps/ Total:52)
全体的にポジティブなテストとなった。トップとの差を少しづつ縮めて行き、周回のペースとアタックラップがよかったことはうれしい。さらなる改善に向けてトライしたい。でもレースでよい仕事をすることが一番大切だ。今回のプレシーズンテストは、セパンからいいフィーリングがある。より快適になっていると感じるんだ。もしかしたら、バイクをよく理解したことで、カタールでさらに進歩したかもしれない。この調子を続けなければいけない。
ファビオ・クアルタラーロ
4番手/1分54秒077(35Laps/ Total:58)
レースシミュレーションに取り組み、ペースは本当によかった。1分54秒台で走れたことがうれしい。ボクたちは非常に速いと思う。トップからわずかコンマ2秒差だったからね。もっと速く走ることができたけど、アタックラップ中にミスしてしまった。レース週末では、ファストラップを改善したい。これはボクたちが得意とすること。今日はうまく行かなかったけど、開幕戦ではできるはず。今日やり遂げた仕事が本当にうれしい。
■チーム・スズキ・エクスター
アレックス・リンス
3番手/1分54秒068(40Laps/ Total:40)
とてもうれしい。1日目にトップ、2日目に2番手、3日目は3番手だった。必要なことを全て試し、チームはよい仕事をしてくれた。昨年と比較しても、一歩前進したと思う。少なくとも開幕戦に向けては自信を感じている。ステップ・バイ・ステップで進むことを好むので、現時点で長期的なことは考えていないが、少なくとも2週間後のカタールGPに向けて準備ができている。トップ15はとても接近しているから、エキサイティングなグランプリになると思うよ。
ジョアン・ミル
6番手/1分54秒129(33Laps/ Total:42)
テストはうまくいった。3日間を通じて、ラップタイムとペースがよくなったんだ。全てが正しい方向性に進んでいるから、この調子で続けなければいけない。ボクたちは上位陣に接近している。いいペースがあるが、レースは別のストーリーになってしまうことがある。チームは素晴らしい仕事をしてくれたから、開幕戦で何が起きるのか楽しみだ。
■レプソル・ホンダ・チーム
マルク・マルケス
7番手/1分54秒149(51Laps/ Total:61)
最も必要なところをどのように改善すべきかを理解するために懸命に働いてきたから、この2日間は少し心配していたけど、今日は大きな前進を果たした。必要なことを理解できたから、今日の仕事に満足している。コンスタントな走りができ、ペースはよかった。エンジニアとメカニックたちに感謝したい。彼らは今回のテストも懸命に仕事をしてくれて、結果が出はじめた。開幕戦に向けて方向性が見えてきたよ。
アレックス・マルケス(ホンダ)
21番手/1分55秒519(31Laps/ Total:47)
今日は体調がさらによくなり、最初の30周はかなりよかった。テスト項目も多くて忙しく、タイムアタックするチャンスがなかった。セパンでは強かったが、ロサイルでは望んでいたほどではなかった。でも、このテストのおかげで、開幕戦のレースに向けていくつかの解決策があると思うので満足している。MotoGPデビュー戦に向けて、可能な限り最善の準備をするために家に戻ろう。
■ドゥカティ・チーム
アンドレア・ドビジオーゾ
10番手/1分54秒312(38Laps/ Total:55)
今日の仕事に満足している。まだ改善の余地があることを理解するために、さまざまなセッティングを試すことができた。レースシミュレーションはとてもポジティブだった。ユーズドタイヤで問題なくレース距離をカバーすることができ、さらにダニロの後ろで数周周回できたので、タイヤをよりよくマネージメントする方法を理解することができた。ペースがいいのでレース週末にトップ争いに加わることができると確信している。
ダニロ・ペトルッチ
16番手/1分54秒752(35Laps/ Total:56)
テスト最終日の内容はよかったよ。ラップタイムにこだわらず、ロングランにプライオリティを置き、レース距離を走って、疑問を取り除くことができた。いいグリッドを確保するためにはレース週末にうまく働く必要がある。レースシミュレーションではペースもよかったので、レースでも競争力があると確信している。
■LCRホンダ・イデミツ
中上 貴晶
8番手/1分54秒239(24Laps/ Total:40)
テストが順調に進み、バイクのフィーリングは格段によくなった。肩の状況もよくなっているので、限界近くまで攻めることができた。初日は痛みがあったが、最終日は痛みがなく、体力も最後まで残っていた。チームが頑張ってくれて、よいバイクになってきた。これからデータを比較し、開幕戦に向けてよい状態に持って行きたい。
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