濱口弘、盟友アンドレア・カルダレッリとともにランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2でELMS参戦へ
3月11日、アイアン・リンクスは、2024年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ/LMGT3クラスのフルラインアップを明らかにした。アンドレア・カルダレッリとアクセル・ジェフリーズが、すでに発表されていた濱口弘とともに63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2をドライブする。
ランボルギーニのファクトリーレーサーであるカルダレッリは、ELMSプログラムを多忙な2024年のスケジュールに追加する。彼は今年、新たに始まるLMDhプログラムにおいて『ランボルギーニSC63』をドライブしIMSAミシュラン・エンデュランス・カップに出場するほか、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランス・カップにもウラカンでエントリーしている。
ジンバブエ人ドライバーのジェフリーズも、2017/18年のスーパートロフェオ中東でのタイトルにまで遡るランボルギーニとの長い付き合いがあり、最近ではコンラッド・モータースポーツからウラカンを駆ってニュルブルクリンク24時間にも参戦している。
ブロンズドライバーの濱口は、ミシュラン・ル・マン・カップからステップアップを果たす形となる。濱口は以前、イタリアを本拠とするFFFレーシングの共同所有者を務めていたが、このときのチーム代表はカルダレッリだった。また、濱口とカルダレッリは2020年のル・マン24時間レースのサポートレース『ロード・トゥ・ル・マン』のGT3クラスを制すなど、これまでも同じクルマをシェアしてレースをしてきた。
アイアン・リンクスのチーム代表、アンドレア・ピッチーニは「弘に加わる、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズの完全なラインナップをついに発表できるのは素晴らしいことだ」と語っている。
「アンドレアがもたらす資質は誰もが知っているし、彼はどんなチームにとっても大きな財産だ。アクセルをアイアン・リンクスのファミリーに迎えられることも素晴らしい。彼はどんなGT3に乗っても強力なドライバーであり、誰もが彼と緊密に仕事をすることを楽しみにしている」
「来シーズンに向けて一生懸命準備してきた弘と仕事をするのに、理想的な組み合わせだ」
LMGT3へのエントリーに加えて、アイアン・リンクスは今年、プロトン・コンペティションと協力してELMSのLMP2クラスでもマシンを走らせる。こちらでは、マッテオ・カイローリ、ジョナス・リード、マセオ・カピエットがマシンをシェアすることになる。
なお、濱口は2024年のル・マン24時間レースにユナイテッド・オートスポーツのマクラーレン720S GT3エボで出場することが決まっている。
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