F1オーストラリアGP開催中止に伴い、金曜日に撤収作業。会場へ詰めかけたファンも落胆
3月13日(金)の現地時間午前10時、F1とFIAは今週末に行われる予定だった開幕戦オーストラリアGPの開催を中止することを発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を懸念して、オーストラリアGPの主催者の支持のもと、この決断が下された。
開幕戦に向けて続々と関係者がオーストラリアへ入国していたが、マクラーレンとハースのスタッフに発熱の症状が見られたため、そのスタッフらはアルバート・パークの検疫所で検査を受けた。検査の結果、マクラーレンのスタッフ1名が新型コロナウイルス感染症に罹患していたことが判明し、マクラーレンはオーストラリアGPの出場を取りやめた。
これを受けて12日(木)の深夜に緊急会合が行われ、グランプリの中止が決定。12時30分にはメディア陣のパドックへの立ち入りも禁止され、各々が撤収作業に追われた。
中止が発表されるまではチームスタッフらもサーキットへ向かい、ゲートの前でカーフュー(深夜の作業禁止時間)が終わるのを待っていた。
中止発表後は、各チームのガレージやピット、ピットウォールで機材などが梱包され、片付けが進んでいた。レッドブルのガレージでは、マシンにネットのようなものが被せられ、この週末は一度も走ることなく再び輸送されることになる。
一方パドックでも荷物の梱包作業が行われ、スタッフたちが片付けを行っていた。荷物は、各チームのガレージ裏にまとめて置かれている。通常通りグランプリが開催されていれば、これらの荷物は次戦に向けてバーレーンへ送られるはずだったが、果たしてこの荷物はどこへ向かうのだろうか。
中止が発表されたのは、フリー走行1回目の開始予定時刻の2時間前。サーキットの各ゲート前にはそれよりも早い時間から大勢のファンが詰め掛けたが、結局ファンがサーキットへ入れることはなかった。ゲートの前で開場を待つファンのなかにはメディアのインタビューを受ける人もおり、なかにはFIAらの対応に不満を持ちブーイングをする人も。対応の内容や遅さに不満が残ったようだ。
第2戦バーレーンGPはすでに無観客での開催が決まっている。オーストラリアGPの開催中止を受けて、バーレーンGPはこのまま開催予定なのか、あるいは開催を断念するのか、現時点ではまだ何も発表されていない。正式発表を待ちたいところだ。
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