【清水vs鳥栖プレビュー】思うような結果を残せていない清水…鳥栖はクラブ初の開幕4連勝を狙う
サッカーキング2021年3月13日(土)11時12分
[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹
■清水エスパルス 2戦連発と勢いに乗る中山はチームの起爆剤となれるか
【プラス材料】
チームとしては思うように結果を出せていないが、個人レベルではプラス材料がある。特に右ウイングのMF中山克広は第2節のアビスパ福岡戦でJ1初ゴールを決め、水曜日の前節・セレッソ大阪戦でも得点を記録。どちらも利き足ではない左足で決めており、縦に突破して右足のクロスも中に入って左足のシュートもあることが相手の脅威となっている。本人も「大学時代から1点取ると2戦連発、3戦連発と続くことが多い」と語っているため、3試合連続得点も期待できそうだ。
また、ケガで出遅れていたMFヘナト・アウグストがC大阪戦の80分から今季初出場。今節に先発できるかどうかは不明だが、過酷な5連戦の中で彼の復帰は非常に頼もしいところだ。
試合への入りが良く、ここ2試合は早い時間に先制点が取れているのもプラス材料。戦術的な浸透度が増してきた表れとも言える。
【マイナス材料】
水曜日のC大阪戦で今季初黒星。開幕節の鹿島アントラーズ戦に逆転勝利した後は、JリーグYBCルヴァンカップ第1節のサンフレッチェ広島戦も含めて3試合勝てていないため、チームの自信という部分が向上しているとは言えない。
C大阪戦の失点は「2点とも避けられたゴール」とミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が語ったように、相手に隙を与えたイージーな失点だった。福岡戦、C大阪戦と連続して終盤にもったいない形で失点し、勝ち点を逃していることは大きな課題と言える。その意味ではチーム全体のスタミナも気になる要素で、C大阪戦は中3日でメンバーをあまり変えずに臨んでおり、また中3日となる今節もあまりメンバーを変えないとなると、終盤の体力低下が懸念材料となる。
攻撃では、相手に守りを固められた時に崩しきれない、チャンスを作りながら決めきれない、という2つの課題が表れている。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖 スタートダッシュに成功。最大の敵は過密日程による勤続疲労
【プラス材料】
平均年齢26歳の若手軍団が開幕から3連勝を飾った。試合数の関係で2位となっているものの、開幕スタートを上々の形で切れたことには違いない。しかも、リーグ唯一の無失点でここまで来ている。3試合で8得点ばかりに目が向くが、無失点はそれ以上に輝かしいものと言える。
相手のシュートがクロスバーやポストに拒まれるなどラッキーな部分もあるが、これも実力のうちと言いきりたい。何より「チームが一体となって戦っている」とMF樋口雄太が言うように、攻守のバランスが良いのが強み。ここまでの3試合の対戦相手にも恵まれた。
今節の相手は7位の清水エスパルスだが、これまでの戦い方を続けることで死角はないだろう。GKからFWまでが、同じ意図を持ってボールを動かしているのが最大の強みだろう。
【マイナス材料】
若さがあふれているチームとはいえ、中3日での連戦はさすがに堪えるに違いないだろう。今のサガン鳥栖は“連戦”というのが一番厄介な相手かもしれない。「鳥栖の選手たちは背後に走ることを厭わないので、走り合いになれば強い。最後まで走りきれる体力もある」と金明輝監督は言うものの、連戦となれば、そこがウィークポイントにもなる時が来るだろう。そうならないためにも、先制点を取って相手にプレッシャーを与えたい。
前節のベガルタ仙台戦では、前線や中盤の選手だけでなく、DFエドゥアルドも得点を挙げた。全員が攻撃的に臨んでいることでリズムができているとも言える。
今節のマイナス材料をあえて挙げるとすれば、連戦の中での後半の運動量と攻撃的なリズムが崩れる慢心だけではないだろうか。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
チームとしては思うように結果を出せていないが、個人レベルではプラス材料がある。特に右ウイングのMF中山克広は第2節のアビスパ福岡戦でJ1初ゴールを決め、水曜日の前節・セレッソ大阪戦でも得点を記録。どちらも利き足ではない左足で決めており、縦に突破して右足のクロスも中に入って左足のシュートもあることが相手の脅威となっている。本人も「大学時代から1点取ると2戦連発、3戦連発と続くことが多い」と語っているため、3試合連続得点も期待できそうだ。
また、ケガで出遅れていたMFヘナト・アウグストがC大阪戦の80分から今季初出場。今節に先発できるかどうかは不明だが、過酷な5連戦の中で彼の復帰は非常に頼もしいところだ。
試合への入りが良く、ここ2試合は早い時間に先制点が取れているのもプラス材料。戦術的な浸透度が増してきた表れとも言える。
【マイナス材料】
水曜日のC大阪戦で今季初黒星。開幕節の鹿島アントラーズ戦に逆転勝利した後は、JリーグYBCルヴァンカップ第1節のサンフレッチェ広島戦も含めて3試合勝てていないため、チームの自信という部分が向上しているとは言えない。
C大阪戦の失点は「2点とも避けられたゴール」とミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が語ったように、相手に隙を与えたイージーな失点だった。福岡戦、C大阪戦と連続して終盤にもったいない形で失点し、勝ち点を逃していることは大きな課題と言える。その意味ではチーム全体のスタミナも気になる要素で、C大阪戦は中3日でメンバーをあまり変えずに臨んでおり、また中3日となる今節もあまりメンバーを変えないとなると、終盤の体力低下が懸念材料となる。
攻撃では、相手に守りを固められた時に崩しきれない、チャンスを作りながら決めきれない、という2つの課題が表れている。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖 スタートダッシュに成功。最大の敵は過密日程による勤続疲労
【プラス材料】
平均年齢26歳の若手軍団が開幕から3連勝を飾った。試合数の関係で2位となっているものの、開幕スタートを上々の形で切れたことには違いない。しかも、リーグ唯一の無失点でここまで来ている。3試合で8得点ばかりに目が向くが、無失点はそれ以上に輝かしいものと言える。
相手のシュートがクロスバーやポストに拒まれるなどラッキーな部分もあるが、これも実力のうちと言いきりたい。何より「チームが一体となって戦っている」とMF樋口雄太が言うように、攻守のバランスが良いのが強み。ここまでの3試合の対戦相手にも恵まれた。
今節の相手は7位の清水エスパルスだが、これまでの戦い方を続けることで死角はないだろう。GKからFWまでが、同じ意図を持ってボールを動かしているのが最大の強みだろう。
【マイナス材料】
若さがあふれているチームとはいえ、中3日での連戦はさすがに堪えるに違いないだろう。今のサガン鳥栖は“連戦”というのが一番厄介な相手かもしれない。「鳥栖の選手たちは背後に走ることを厭わないので、走り合いになれば強い。最後まで走りきれる体力もある」と金明輝監督は言うものの、連戦となれば、そこがウィークポイントにもなる時が来るだろう。そうならないためにも、先制点を取って相手にプレッシャーを与えたい。
前節のベガルタ仙台戦では、前線や中盤の選手だけでなく、DFエドゥアルドも得点を挙げた。全員が攻撃的に臨んでいることでリズムができているとも言える。
今節のマイナス材料をあえて挙げるとすれば、連戦の中での後半の運動量と攻撃的なリズムが崩れる慢心だけではないだろうか。
文:totoONE編集部
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