アロンソとの契約延長を望むアストンマーティンF1。代表は「速いマシンの提供とチームを信じてもらうことが重要」と語る
アストンマーティンF1のチーム代表マイク・クラックは、2025年もフェルナンド・アロンソとの協力を続けることを望んでいる。しかしライバルチームがフェルナンド・アロンソ獲得に目を向けている可能性があることから、チームがF1のベテランを引き留めるには「速いマシン」を持つことが必須条件となる。
ルイス・ハミルトンが2024年シーズン終了後にフェラーリへ移籍することと、複数のドライバーの契約が満了することが相まって、F1のドライバー市場は大きく開かれた。アロンソとアストンマーティンとの契約は今シーズンの終わりで満了となる。42歳のアロンソは以前、自身の頑健な身体的健康を考え、モータースポーツのエリートの一員として留まりたいという願望を表明していたが、彼は最近になって、激しい競争のなかの人生に永続的な犠牲があることは考慮すべき要因だと認めた。
「まず、自分自身と話をして決める必要がある。僕が個人的に将来のためにコミットしたいのならね」とアロンソは語った。
「もちろん、F1に向けて100%の準備を整えるには、人生のすべてを犠牲にする必要がある。そういうことを決めることになる」
アロンソは、ハミルトンが空けることになるメルセデスのシートに明確に関心を持っているが、メルセデスはジュニアドライバーで才能あるアンドレア・キミ・アントネッリを育成するため、2度の世界チャンピオンであるアロンソを1年だけ受け入れる意志があるかもしれない。
クラックはアロンソの潜在的な魅力と、チームに残るか離脱するかの決断に影響を与える重要な要素について、十二分に認識している。
「あれほどの能力を持つドライバーが誰にとっても魅力的であることは明らかだが、我々は彼を引き留めるべく努力するつもりだ」とクラックは述べた。
「彼がまず第一に、何をしたいのか自分で決めたいと思っていることは、誰もが知っている」
「我々はフェルナンドとの仕事を続けたい。最も重要なことは彼に速いマシンを提供し、このプロジェクトとチームを信じてもらえるようにすることだと考えている。それ以外には、今後数週間かけて話し合いをしなければならない」
クラックはアロンソのドライビング能力だけでなく、リーダーシップの資質と、彼がアストンマーティンF1チーム全体にモチベーション上の影響を与えていること、それにより彼はチームが保持することを決意している貴重な人材となっていることを強調した。
「彼が加入した昨年にすでにそうしたことを目にしていた。彼はドライビングの才能とレース技術の面でもたらしてくれるものだけでなく、特別な原動力、推進力、そしてモチベーションを全員に与えてくれる。初日の朝の最初から夜遅くまで、彼は雰囲気で手本を示している。模範的であり、チーム全体に影響を与えている。これは我々が維持したいものだ」
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