【広島vs磐田プレビュー】公式戦5連勝と絶好調の広島…磐田は直近の公式戦で2連勝と復調気味
サッカーキング2018年3月16日(金)18時4分
中盤の底で存在感を見せている磐田MF田口泰士。新加入選手ながら名波浩監督の信頼も厚い [写真]=J.LEAGUE
■サンフレッチェ広島 ターンオーバー制を敷きながらも結果を出す
【プラス材料】
1994年以来の開幕3連勝。ルヴァン杯でも連勝を続け、公式戦5連勝と最高のスタートを切った。
価値が高いのは、リーグ戦とカップ戦で全く違うメンバーを並べるターンオーバー制を敷いた上での快進撃であること。「2チーム分の戦力」という言葉をよく使うが、今の広島こそまさに2チーム分だ。強度の高い守備で3試合1失点という数字以上の安定感を見せるリーグ戦組と、2試合6得点という爆発力を示したカップ戦組。広島というチームが持つ色彩の豊富さを結果と内容で見せつけたことは、未来への可能性を感じさせる。
リーグ戦でいえば4得点全てが違う選手であり、2列目・3列目の選手がゴールを奪っている事実が、「全員攻撃」のコンセプトを実践している何よりの証拠だ。
【マイナス材料】
何といっても心配なのは、MF川辺駿の負傷である。リーグ前々節の浦和戦以降の3得点は全て彼のドリブルから始まっており、知性的なポジショニングと確かな技術、戦術眼でチームを牽引してきた22歳の若者は、前節鹿島戦での接触プレーで足を負傷。試合直後は「大丈夫です」と笑顔を見せたが、12日と13日のトレーニングでは別メニュー。城福浩監督も「様子を見ないといけないが、コンディションが整ってこないとピッチには送り出せない」と今節での起用について楽観視はしていない。
もちろん、MF柴﨑晃誠という素晴らしい技術者の存在もあるが、彼はチームで唯一リーグ・カップ全ての試合で出場しており、連戦の疲労が心配だ。
文:紫熊倶楽部 中野和也
■ジュビロ磐田 ダブルボランチの最適解に近付きつつある名波浩監督
【プラス材料】
公式戦2連勝と勝ちきれるようになってきた。ダブルボランチの組み合わせが固まらなかったことで、チーム全体の歯車がかみ合わなかったが、名波浩監督はMF田口泰士とMF上原力也のコンビが現時点で最もバランスが良いと考え、さらに連係を磨いている。
14日のルヴァン杯札幌戦では、昨年負傷し長期離脱していたMF山本康裕、MF荒木大吾、FW小川航基の3選手がそろって途中出場。復帰戦を勝利で飾った。全32選手がスタートラインに立ったことで、ポジション争いの激化は間違いない。
リーグ前節のFC東京戦では、移籍後初先発となったDF新里亮のプレーが光った。昨季J1最少失点を記録したチームにあって、さらにディフェンダーの選手層が厚くなっている。
【マイナス材料】
昨季のチーム得点王のFW川又堅碁にゴールが生まれていない。ここまでのリーグ戦3試合で多くの決定機は巡ってくるが、決めきれない状態が続いている。
また、広島には最近のリーグ戦3試合勝ちがなく、相性は良くない。昨年8月の対戦では2度勝ち越したが、逆転負けを喫した。GKカミンスキー、DF高橋祥平、MF中村俊輔らけがを抱える主力選手は週明けの全体練習を回避し、調整に努めた。広島戦は出場してくるだろうが、コンデションに一抹の不安は残る。MFムサエフは前節のFC東京戦で途中出場からゴールを奪ったが、ボール奪取の場面を含めて全体的にキレがなく、昨年の活躍に比べれば不調と言わざるを得ない。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
1994年以来の開幕3連勝。ルヴァン杯でも連勝を続け、公式戦5連勝と最高のスタートを切った。
価値が高いのは、リーグ戦とカップ戦で全く違うメンバーを並べるターンオーバー制を敷いた上での快進撃であること。「2チーム分の戦力」という言葉をよく使うが、今の広島こそまさに2チーム分だ。強度の高い守備で3試合1失点という数字以上の安定感を見せるリーグ戦組と、2試合6得点という爆発力を示したカップ戦組。広島というチームが持つ色彩の豊富さを結果と内容で見せつけたことは、未来への可能性を感じさせる。
リーグ戦でいえば4得点全てが違う選手であり、2列目・3列目の選手がゴールを奪っている事実が、「全員攻撃」のコンセプトを実践している何よりの証拠だ。
【マイナス材料】
何といっても心配なのは、MF川辺駿の負傷である。リーグ前々節の浦和戦以降の3得点は全て彼のドリブルから始まっており、知性的なポジショニングと確かな技術、戦術眼でチームを牽引してきた22歳の若者は、前節鹿島戦での接触プレーで足を負傷。試合直後は「大丈夫です」と笑顔を見せたが、12日と13日のトレーニングでは別メニュー。城福浩監督も「様子を見ないといけないが、コンディションが整ってこないとピッチには送り出せない」と今節での起用について楽観視はしていない。
もちろん、MF柴﨑晃誠という素晴らしい技術者の存在もあるが、彼はチームで唯一リーグ・カップ全ての試合で出場しており、連戦の疲労が心配だ。
文:紫熊倶楽部 中野和也
■ジュビロ磐田 ダブルボランチの最適解に近付きつつある名波浩監督
【プラス材料】
公式戦2連勝と勝ちきれるようになってきた。ダブルボランチの組み合わせが固まらなかったことで、チーム全体の歯車がかみ合わなかったが、名波浩監督はMF田口泰士とMF上原力也のコンビが現時点で最もバランスが良いと考え、さらに連係を磨いている。
14日のルヴァン杯札幌戦では、昨年負傷し長期離脱していたMF山本康裕、MF荒木大吾、FW小川航基の3選手がそろって途中出場。復帰戦を勝利で飾った。全32選手がスタートラインに立ったことで、ポジション争いの激化は間違いない。
リーグ前節のFC東京戦では、移籍後初先発となったDF新里亮のプレーが光った。昨季J1最少失点を記録したチームにあって、さらにディフェンダーの選手層が厚くなっている。
【マイナス材料】
昨季のチーム得点王のFW川又堅碁にゴールが生まれていない。ここまでのリーグ戦3試合で多くの決定機は巡ってくるが、決めきれない状態が続いている。
また、広島には最近のリーグ戦3試合勝ちがなく、相性は良くない。昨年8月の対戦では2度勝ち越したが、逆転負けを喫した。GKカミンスキー、DF高橋祥平、MF中村俊輔らけがを抱える主力選手は週明けの全体練習を回避し、調整に努めた。広島戦は出場してくるだろうが、コンデションに一抹の不安は残る。MFムサエフは前節のFC東京戦で途中出場からゴールを奪ったが、ボール奪取の場面を含めて全体的にキレがなく、昨年の活躍に比べれば不調と言わざるを得ない。
文:totoONE編集部
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