WRC9連覇の名コンビに幕。セバスチャン・ローブ、2022年ダカールは新ナビゲーターと参戦へ
元WRC世界ラリー選手権9連覇王者のセバスチャン・ローブは3月17日、自身のTwitterを更新し、23年にわたってともに戦い成功を収めてきた盟友ダニエル・エレナとの離別を発表。2022年のダカールラリーに向け、ナビゲーターを変更する意向を明らかにしている。
言わずと知れたラリー界のレジェンド・ドライバーであるローブと、彼のコドライバーとして長年、共闘してきたエレナの名コンビに幕が降ろされることとなった。
彼らの成功の物語は1998年のラリー・ナショナル・ヴァル・ダグーから始まった。2001年のジュニアWRCを制したフランス人とモナコ人のペアはその後、2004年からシトロエンとともに前人未到のWRC9連覇の偉業を成し遂げる。
ローブがWRCフルタイムドライバーを引退した2013年以降にも3勝を挙げた彼らは並行してダカールラリーに挑戦。プジョーワークスの下で2度目の参戦となった2017年に総合2位、2019年には総合3位となり2度の表彰台を獲得している。
しかし、2年ぶりの出場となった今年1月のダカールラリー2021では、新しい電子ロードブックシステムに苦戦。ナビゲーションエラーが相次いだことで序盤から大きな遅れをとり、最終的にはプロドライブが制作した『BRXハンター』のメカニカルトラブルが原因で競技8日目の“ステージ8”を完走できずリタイアを喫した。
今回のコンビ解消は、この直近のダカールの内容が影響しているとみられ、ローブは「5回のダカールをともにした後、(バーレーン・レイド・エクストリーム/BRX)チームと話し合った結果、私たちは何か別のことに挑戦するのが良いのではないかという結論に達した」とのコメントを投稿した。
その一方で長年の盟友との別れを惜しみ「2022年に(エレナと)チームメイトとしてスタートできないのは、心苦しくもある」と続けている。
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