伊藤大輔がスーパー耐久第1戦でひさびさのドライバー復帰「まずは自分が楽しみたい」
3月19〜20日に三重県の鈴鹿サーキットで開幕するENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第1戦『SUZUKA 5時間耐久レース』。トピックスが多い今回のレースだが、そのなかで2018年以来となる、ひさびさにレーシングドライバーとしてマシンのステアリングを握ることになるのが伊藤大輔だ。
ふだんはスーパーGT GT500クラスに参戦するTGR TEAM au TOM’Sの監督を務める伊藤だが、2022年は監督業と並行してスーパー耐久に参戦するポルシェセンター岡崎 911 GT3Rをドライブすることになった。
2021年は第3戦の富士24時間を除く全レースを戦い、FIA-GT3車両で争われるST-Xクラスでシリーズランキング3位につけたポルシェセンター岡崎。チームは2022年に向け、ポルシェセンター岡崎(株式会社ナイン)オーナーで、2022年もスーパーGTに参戦する永井宏明をAドライバー、ポルシェカレラカップで活躍を見せる上村優太をBドライバーとして起用し、さらにCドライバーとして伊藤が加わることが2月4日に発表された。
「チームからお誘いを頂いて、自分も本業として監督の仕事がありますが、スケジュールも特にバッティングしていなかったので『ぜひともお願いします』と言いました」とチーム加入の経緯を語った伊藤。
伊藤は2018年のブランパンGTアジアでARN RACINGとして永井と参戦経験があり「そういった意味でも慣れたメンバーです」とチームへの溶け込みを見せた。
しかし、2018年のブランパンGTアジア参戦時のマシンはミッドシップのフェラーリ488 GT3だが、今回ステアリングを握るのはリヤエンジン・リヤドライブのポルシェ911 GT3Rだ。マシンの特性としては異なる点を持つ両マシンだが、伊藤は「キャラクターはだいぶ違いますが、それぞれの持ち味があります。ポルシェはポルシェで良い部分があるので、久々のドライブではありますが楽しませてもらっています」とドライブを楽しんでいるようだ。
また伊藤は、2022年にコンビを組む永井と上村についての印象を次のように語った。
「永井さんとはブランパンGTのときから一緒にコンビを組んでいて、本当にこのカテゴリーで言ったらジェントルマンという領域ではないといいますか、スーパーGTも乗られていて、今は初めて見たときよりも数段レベルアップしています。プロのドライバーとまったく引けを取らないレベルを持っているので、自分も非常に刺激を受けています。また、上村選手は若くてイケイケなドライブをする選手なので(笑)、そういう意味では安心して、ぱっとタイムを出してきてくれる心強い存在だなと思っています」
さらに伊藤は、2004年のスーパー耐久参戦時にスプーンS2000でクラス4シリーズチャンピオンに輝いてるが、2022年に参戦を行うST-XクラスはFIA-GT3マシンが総合優勝を争うスピード領域の高いクラスのため、少し注意すべき点があると続けた。
「僕がスーパー耐久に出るのは2004年以来だと思いますが、そのときとは内容もだいぶ変わってきていますし、自分が乗るカテゴリーが一番速いクラスになります。そういった意味では、レースになったときの速度差やクルマの重さという部分で、普段ドライバーには『気をつけろ』と言っている立場ですが、自分もちょっと気をつけていかないといけないなと思っています」
今回はドライバーとして参戦する伊藤。そこには監督経験者ならでの“プラス”事項も見つかったというが、久々に袖を通したレーシングスーツには“少し恥ずかしい”気持ちもあるという。
「ドライバーとしては久々ですけども、監督の立場でチームを見てきている立場なので、そういった観点では作戦面などいろいろな部分をチームと共有できたりしていて、それはプラスだと思っています。でも、普段の監督とは違う“ドライバー”の立場でピットにいるということがものすごく久々すぎて、レーシングスーツを着るのも少しこっ恥ずかしかったり、そういう気持ちもなくはないです(笑)。でも楽しんでいます」
そんな“レーシングドライバー”伊藤が挑むスーパー耐久の予選は、AドライバーとBドライバーの合算タイムで順位が決定するため、Cドライバー登録となる伊藤のタイムは順位に影響しない。そのため、伊藤の役割は3月20日の決勝5時間レースに向けて戦いやすいクルマを作ることだという。
「予選はCドライバー登録なので、自分としてはポジションを狙いに行くというよりは決勝のセットアップを煮詰めていく役割を担っていて、できるだけ5時間レースで戦いやすいパフォーマンスの高いクルマにしていくことに注力したいです」
「決勝はとにかくミスなく、みんなできちんと戦えば結果はついてくると思うので、まずは久々となる自分の復帰をお客さんにも楽しんで頂けたらうれしいですし、それ以前にまずは自分が楽しみたいなと思っています」
迎えた予選では伊藤のパートナーとなる永井と上村のアタックによって見事にST-Xクラス、そして総合ポールポジションを獲得したポルシェセンター岡崎 911 GT3R。長丁場の5時間レースで“監督”としてもチームを見ることができる伊藤の戦略、そして“ドライバー”としてのレースでの走りに期待したいところだ。
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