山本由伸の1回5失点KOは「悪夢」 韓国メディアがまさかのデビューに不安視「誰も想像できなかった」
まったく良いところなく降板をした山本。このメジャーデビューを韓国メディアも手厳しく評した。(C)Getty Images
本人も悔しさを隠し切れない初陣となった。現地時間3月21日に韓国・ソウルで行われたパドレスとの開幕シリーズ第2戦で、メジャー初登板を果たしたドジャースの山本由伸だ。
【動画】山本由伸のフォームに乱れはあった? 米識者が分析したシーンをチェック
この日は針の穴を通すような自慢の制球力が精彩を欠いた。先頭打者のザンダー・ボガーツから3連打であっさり2点を失うと、その後も伝家の宝刀でもあるスプリットのコントロールがまとまらずに苦心。無死一、三塁とされて迎えた5番のキム・ハソンにはセンターへの犠牲フライを許し、ここでようやく1つ目のアウトを奪う。
ただ、その後も2本の適時二塁打を浴びるなど乱調。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合後に「制球で勝負する投手なのに、ボール先行で死球も出してしまって、彼らしくなかった」と指摘したように、ストライクゾーンで勝負しきれなかった山本は、結局1回(43球)を投げ、被安打4、与四球2、5失点で降板。無念のデビューマウンドとなった。
昨年12月に12年総額3億2500万ドル(約491億円)の超巨額契約を締結した山本。その右腕には大きな注目が集まっていただけに、初陣での“炎上”は、現地韓国でも小さくない話題となった。
日刊紙『朝鮮日報』は、「日本のエースである山本がデビュー戦で衝撃的な降板を余儀なくされた」と投球内容をリポート。4シームの平均球速が95.4マイル(約153.5キロ)だったとして「それでもサンディエゴの打者を打ち負かすことができなかった。まさに悪夢のようなマウンドだった」と強調。そして、こう論じている。
「誰も想像できなかった嘘のようなことが起こった。山本がメジャーリーグデビュー戦でこれまで一度も経験してこなかった屈辱を味わったのだ。日本時代の彼は3年連続沢村賞と投手4冠をやってのけた、まさに比較対象のいない“エース・オブ・エース”だった。ゆえに韓国のファンでさえも『こんな山本は見たことがない』と不安視した」
もっとも、山本本人はしっかりと次回登板を見据えている。試合後の会見で25歳の右腕は、「修正するポイントは分かっている」と吐露。そして、「投手コーチにアドバイスを頂きながら、次の試合に向けてやっていきたい」と意気込んだ。
ここからどれだけアジャストしていけるか。日本最強右腕の真価が問われることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「山本由伸」をもっと詳しく
「山本由伸」のニュース
-
ドジャース・山本由伸 次回登板は中6日で21日ダイヤモンドバックス戦の見通し5月16日9時23分
-
いつもの表情と違う…!? 大谷翔平、中継カメラがとらえた決定的瞬間 降板した山本由伸と話し込むシーンが話題に「大谷さんの先輩感」「何て言うんだろう」5月15日6時15分
-
山本由伸がジャイアンツ戦先発、4失点も勝敗つかず…失投を痛打「大事なところで抑えきれなかった」5月14日15時39分
-
本田望結、好きな数字「18」で「テンション上がります」 なぜ?憶測広がる「山本由伸?」「18禁?」5月14日14時40分
-
ドジャース指揮官「1つだけミスをした」3ラン被弾した山本のカーブは「高く行った」失投惜しむ5月14日14時34分
-
ドジャース・山本由伸「大事なところで抑えきれなかった」6回途中4失点に反省 グラブチェックは「ロゴ」5月14日14時6分
-
大谷翔平、復帰の試合で2安打1打点…山本由伸は勝敗つかず5月14日14時1分
-
山本由伸は6回途中4失点 味方打線の奮闘で黒星消えるも5勝目お預け ドジャースは延長戦制し勝利5月14日13時46分
-
3回から立ち直り気配も…山本由伸が6回途中4失点で降板 防御率は3点台の「3.21」に 打線が追いつき黒星は消える5月14日13時38分
-
ドジャース・山本由伸は6回途中4失点で降板 同点直後に勝ち越し打浴び5勝目ならず5月14日12時36分