三笘、伊東不在の森保ジャパン 北朝鮮戦の得点力欠如に手厳しい声「攻め続けてもチャンスを生かせない」
ゴールは田中の1点のみ。浅野も与えられたチャンスを生かせなかった(C)Getty Images
日本代表は3月21日、北中米ワールドカップのアジア2次予選で北朝鮮と対戦。スタメンには堂安律や南野拓実などが名を連ねたなか、遠藤航がベンチスタートとなり、ボランチにはアジアカップで未招集だった田中碧が抜擢された。
すると2分、日本は幸先良く先制に成功する。左サイドからのクロスをファーサイドで堂安が折り返し、ゴール前で南野がシュート。こぼれ球を拾った堂安が再びグラウンダーのクロスを送り、ペナルティエリア内で田中がコントロールショットを決めた。
【動画】田中碧が開始早々に先制弾!堂安律の折り返しに合わせた北朝鮮戦のゴール映像
その後も日本は、13分に前田大然の落としを受けた堂安がシュート。さらに43分にも、南野のスルーパスに反応した堂安が絶好機を掴むも、相手GKの好セーブに阻まれた。前半に日本が放ったシュート数は10本。猛攻をかけながらも、チャンスを決めきれなかった。
後半に入ると劣勢の時間帯もあったが、日本は58分に遠藤、74分に橋岡大樹、谷口彰悟、浅野拓磨を投入し、終盤に5バックに変更して1−0で逃げ切り。勝利を掴んだとはいえ、決定機を逃した印象も色濃く残った試合なだけに、この一戦をレポートしたベトナムメディア『THETHAO247』の論調は手厳しかった。
「日本は北朝鮮にホームで辛うじて勝利した。開始直後から激しいプレッシャーと力強い攻撃を仕掛け、2分に田中のゴールで先制。その後も日本は、相手ゴール前で何度も危険なチャンスを作る攻撃力を見せつけた。しかし、攻め続けてもチャンスを生かせなかった」
一方、交代策とシステム変更が奏功し、無失点で終えた守備については『THETHAO247』も「北朝鮮が攻撃を強化して同点ゴールを狙ってきたが、日本は堅い守備を構築してゴールを許さなかった」と綴った。
攻守で収穫と課題が浮き彫りになったが北朝鮮戦、やはり気になるのは得点力だろう。ポゼッション率は65.5パーセント、前後半で放ったシュートは計15本。左ウイングの三笘薫、右の伊東純也が不在のなかで、代わりに出場したアタッカー陣の決定力については改善が必要とも言える試合だった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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