反町技術委員長が日本代表の強化試合に言及「6月に4試合、9月はW杯出場国が理想」
サッカーキング2022年3月26日(土)18時43分
日本サッカー協会の反町康治技術委員長が26日、『SAMURAI BLUE FIFAワールドカップカタール2022出場権獲得会見』に出席し、24日に決定したW杯出場を、田嶋幸三会長、森保一監督、吉田麻也主将と共に報告した。
反町技術委員長は、育成年代の指導者からサポーティーングカンパニー、各クラブやサポーターに至る全てのサッカーファミリーへの感謝を述べ、カタールW杯でのベスト8以上に向けて尽力していくことを宣言。代表チームの強化に向けて重要となる代表ウィークの使い方についても言及した。
反町技術委員長のコメントと一問一答は以下の通り。
▼ 反町技術委員長のコメント
まず、すべてのサッカーファミリーの皆さんに感謝申し上げたいと思います。
選手というのは我々が指を加えていれば出てくるものではありません。優秀な選手は尚更です。そうした中、普及からスタートして指導者との関わり、そしてユースの育成を経てプロになるという過程の中でたくさんの方々にサッカーファミリーとして関わってもらっていると思います。そういた意味では、こちらからおめでとうという言葉と同時に、本当に感謝申し上げます。
同時にステークホルダーの皆さん、代表のサポーティングカンパニーの皆さん、この2年間は思い通りの活動ができない中でサポートを続けていただきまして、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。そしてJリーグの関係者、海外組の所属クラブの皆さんの協力、快く送り出していただくことで気持ちよく活動できています。この場であらためて感謝申し上げたいと思います。
スタートダッシュがうまくいかずに苦しい状況でしたが、スタッフ・選手一同が決して逃げることなく真っ正面から向き合って活動してきた成果として、切符を勝ち取れたと思います。選手・スタッフに感謝申し上げたいと思っています。
最後に、やはり日本代表を応援するサポーターの皆さんにはあらためて感謝を申し上げたいと思います。人数の制限などがあるなか、大手を振って応援できる状況ではなかったですが、いろんな媒体を通じて多くの声援を送っていただき感謝していますし、特にシドニーではたくさんの声援を現地からも送ってもらって我々の力になったと思います。
最初、うまくいかなかったため、我々の目標を下方修正して、まずはW杯出場を念頭においてやってきました。W杯出場が決まった今は、これからW杯でベスト8という目標に向け、次のベトナム戦が最初のスタートだと思っています。これから熾烈な争いがチーム内でも起きると思います。またJリーグ、海外組から新しい選手が出てくると思うので、いい状況でカタールに乗り込んで本大会を迎えたいと思っています。
ーーこのチームで大丈夫と確信したのはいつだったか
ターニングポイントはホームでのオーストラリア戦かなと思います。選手の並びも変えて若い選手を投入することでチームのエネルギーがアップして、良い結果につながったことが一つの大きなポイントだったと思います。その意味で、あの一戦は非常に苦しいゲーム展開でしたけど、次につながるここまで来れた一つの要因かなと思います。
ーー新型コロナ影響で大変なことが多かったと思うが一番苦労したことは?
コロナ禍によって東京五輪が1年延期になり、強化の方針やU24という新たなカテゴリーのスタッフ編成が出てきました。最終的には1チーム2カテゴリーという形で、横内(昭展)代表コーチをU24の監督に据えて、そこで連携をより密にしてやっていくことを選択しました。今回、林大地が呼ばれて、合流が遅れた影響もあってベンチ外になりましたが、彼らが入ってもすぐに馴染むことのできる環境を、1チーム2カテゴリーという環境にしたことでできたんじゃないかと思います。
コロナの影響で難しい選択を迫られましたし、運営上も用意した強化試合が延期になったりと制限された中で我々はできる範囲のことをやってきたつもりではあります。歩みを止めずに、スタッフだけですけど海外に行って海外組だけで行った試合であるとか、皆さんのアイディアの下で強化の歩みを止めなかったことに加え、多くのサポーティングカンパーニーの方々に継続して応援いただいたことがチームの力になったことは間違いありません。
ーー今後のIMD(代表ウィーク)の使い方について考えていることは?
まず4月1日にW杯の抽選会があるので、そこに出席して、どの相手とやることになるのかを見ていきたいと思います。その中で、6月のIMDで4試合やりたい。その後、7月中旬過ぎからE1(EAFF E-1 サッカー選手権2022決勝大会)があります。これは海外組は難しいので、基本的にはJリーグの選手で構成して臨みたいと思っています。Jリーグの協力もありまして、その期間はJ1の試合がないので、良い強化の場になると考えています。
今回は11月の後半にW杯が始まりますので、9月の後半にIMDがあり、そこでは最後の力試しということで、メンバー選考の上でも大事な試合になるので、強い相手とやりたいと思っています。できればW杯出場国が理想ですが、ネーションズリーグがあって欧州のチームとは難しいかもしれませんが、極力いいマッチメークをしていきたいと思います。
ーー海外に出向いて試合をやる考えは?
9月のところは、そういうことも視野に入れながらやっていく必要もあるかなと思います。(6月は難しい?)そうですね。海外組は欧州のシーズンが終わり、日本で調整する形も多くなるので、それも視野に入れて考えるということです。
【動画】SAMURAI BLUE(日本代表)出場権獲得会見
反町技術委員長は、育成年代の指導者からサポーティーングカンパニー、各クラブやサポーターに至る全てのサッカーファミリーへの感謝を述べ、カタールW杯でのベスト8以上に向けて尽力していくことを宣言。代表チームの強化に向けて重要となる代表ウィークの使い方についても言及した。
反町技術委員長のコメントと一問一答は以下の通り。
▼ 反町技術委員長のコメント
まず、すべてのサッカーファミリーの皆さんに感謝申し上げたいと思います。
選手というのは我々が指を加えていれば出てくるものではありません。優秀な選手は尚更です。そうした中、普及からスタートして指導者との関わり、そしてユースの育成を経てプロになるという過程の中でたくさんの方々にサッカーファミリーとして関わってもらっていると思います。そういた意味では、こちらからおめでとうという言葉と同時に、本当に感謝申し上げます。
同時にステークホルダーの皆さん、代表のサポーティングカンパニーの皆さん、この2年間は思い通りの活動ができない中でサポートを続けていただきまして、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。そしてJリーグの関係者、海外組の所属クラブの皆さんの協力、快く送り出していただくことで気持ちよく活動できています。この場であらためて感謝申し上げたいと思います。
スタートダッシュがうまくいかずに苦しい状況でしたが、スタッフ・選手一同が決して逃げることなく真っ正面から向き合って活動してきた成果として、切符を勝ち取れたと思います。選手・スタッフに感謝申し上げたいと思っています。
最後に、やはり日本代表を応援するサポーターの皆さんにはあらためて感謝を申し上げたいと思います。人数の制限などがあるなか、大手を振って応援できる状況ではなかったですが、いろんな媒体を通じて多くの声援を送っていただき感謝していますし、特にシドニーではたくさんの声援を現地からも送ってもらって我々の力になったと思います。
最初、うまくいかなかったため、我々の目標を下方修正して、まずはW杯出場を念頭においてやってきました。W杯出場が決まった今は、これからW杯でベスト8という目標に向け、次のベトナム戦が最初のスタートだと思っています。これから熾烈な争いがチーム内でも起きると思います。またJリーグ、海外組から新しい選手が出てくると思うので、いい状況でカタールに乗り込んで本大会を迎えたいと思っています。
ーーこのチームで大丈夫と確信したのはいつだったか
ターニングポイントはホームでのオーストラリア戦かなと思います。選手の並びも変えて若い選手を投入することでチームのエネルギーがアップして、良い結果につながったことが一つの大きなポイントだったと思います。その意味で、あの一戦は非常に苦しいゲーム展開でしたけど、次につながるここまで来れた一つの要因かなと思います。
ーー新型コロナ影響で大変なことが多かったと思うが一番苦労したことは?
コロナ禍によって東京五輪が1年延期になり、強化の方針やU24という新たなカテゴリーのスタッフ編成が出てきました。最終的には1チーム2カテゴリーという形で、横内(昭展)代表コーチをU24の監督に据えて、そこで連携をより密にしてやっていくことを選択しました。今回、林大地が呼ばれて、合流が遅れた影響もあってベンチ外になりましたが、彼らが入ってもすぐに馴染むことのできる環境を、1チーム2カテゴリーという環境にしたことでできたんじゃないかと思います。
コロナの影響で難しい選択を迫られましたし、運営上も用意した強化試合が延期になったりと制限された中で我々はできる範囲のことをやってきたつもりではあります。歩みを止めずに、スタッフだけですけど海外に行って海外組だけで行った試合であるとか、皆さんのアイディアの下で強化の歩みを止めなかったことに加え、多くのサポーティングカンパーニーの方々に継続して応援いただいたことがチームの力になったことは間違いありません。
ーー今後のIMD(代表ウィーク)の使い方について考えていることは?
まず4月1日にW杯の抽選会があるので、そこに出席して、どの相手とやることになるのかを見ていきたいと思います。その中で、6月のIMDで4試合やりたい。その後、7月中旬過ぎからE1(EAFF E-1 サッカー選手権2022決勝大会)があります。これは海外組は難しいので、基本的にはJリーグの選手で構成して臨みたいと思っています。Jリーグの協力もありまして、その期間はJ1の試合がないので、良い強化の場になると考えています。
今回は11月の後半にW杯が始まりますので、9月の後半にIMDがあり、そこでは最後の力試しということで、メンバー選考の上でも大事な試合になるので、強い相手とやりたいと思っています。できればW杯出場国が理想ですが、ネーションズリーグがあって欧州のチームとは難しいかもしれませんが、極力いいマッチメークをしていきたいと思います。
ーー海外に出向いて試合をやる考えは?
9月のところは、そういうことも視野に入れながらやっていく必要もあるかなと思います。(6月は難しい?)そうですね。海外組は欧州のシーズンが終わり、日本で調整する形も多くなるので、それも視野に入れて考えるということです。
【動画】SAMURAI BLUE(日本代表)出場権獲得会見
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